過去オリンピックマラソン選考は、大会スポンサーなどの利権から複数の大会での選考でもめることもしょっちゅうあった。

選ばれた人が活躍するかといえば必ずしもそうでは無く選考方法そのものの再考は前から言われていた。

しかし、日本は過去の体制を変えることは極めて苦手な民族だ。

やっと東京オリンピックに向け、MGCという一発選考になった。
瀬古さん、青学の原監督など若い指導者が相当頑張り古い体質を変えた。





特にマラソンという競技の特性上、コースによって、また特に気象条件により記録は全く異なってくる。
なのでマラソンには世界新記録がない。
世界最高タイムという。

だから真夏の東京オリンピックの選考会を真冬にやってもあまり意味がないのだ。
スピードも大切だが、それ以上に暑さに強いかどうかが最重要。

なので本当は東京オリンピックと同じ時期がベストだが、この時期の開催となった。

真冬のマラソンと夏のマラソンはまったく異質の競技。
各選手の自己ベストなどあくまで参考程度でそんなもの関係ない。
それを強調する解説者がいたら夏のマラソンを知らない人。


前置きが長くなりました。
我が岡山からは天満屋から、それこそ夏に強い前田選手。昨年の真夏の北海道マラソンで優勝。女性MGC資格第一号。
そしてリオオリンピック選考会で1秒に泣いた小原選手。

実は天満屋はそれまでオリンピック四大会連続出場という輝かしい記録があり、その記録が途切れた瞬間でもあった。

その悔しさを誰よりも知る小原選手。

女性は12人の資格者のうち2人が怪我のため欠場。
よって10人で二つの枠争う。

今朝はテレビにかじりつきになりそうです。