昨日、いつも私のブログにいいねをして下さる方がメッセージを
下さいました
その中で、激しく共感した言葉があって
その言葉を読んで、凄く元気をいただく事が出来ました
それは「経験の絆創膏」という、言葉です
その方も、お仕事の事で不安でいっぱいだったそうですが経験の絆創膏で
何枚も何枚も重ねて貼っていく事で、不安の大キズを隠していったという事を
話して下さいました。
その言葉が、凄く素敵だなあって感動して
読んだ瞬間、とても元気が出て来て頑張ろうってハッピーな気持ちになれたと
同時に、私自身の過去の経験が色々と甦って来て‥
そして、私が最近思っていた事とリンクしたっていうか‥
それに気付いて、凄く感動したっていうか‥
私は、過去の自分って何だか全てにおいて私の中では「恥ずかしい存在」
なんです
特に、発達障害に気付いていなかった頃の私‥
自分の違和感には気付きながらも、それが「何か」は分からなかった私。
出来ない事が多すぎて、悩んでいました。
出来ないのは、自分の努力が足りないからだ。
そう思い、色んな事にチャレンジしました。
30代半ばで、結婚式の司会とか接客業にチャレンジしたのはそういう思い
からでした。
まあ、結局特性と合わなくて辞めてはしまいましたがでもやってる間は
必死で食らい付いていました。
そういう、お仕事に。
頑張ったら、自分にも出来る。
そう、信じていました。
発達障害が分かった当時は、結婚式のお仕事は卒業してラジオの交通情報の
お仕事をしていました。
やりたかったお仕事だったし、必死で頑張っていたし楽しい事もあったけど
やはり発達障害の特性上、困り事は沢山ありました。
発達障害が分かり、私はその時の自分や過去の自分が嫌になって
しまいました。
私は、障害者だった。
あの違和感は、障害の特性だったんだ。
障害があったから、上手くいかなかったんだ。
努力しても、出来ない事があるんだ。
なのに、私って恥ずかしいなあ‥
努力が足りないからだと必死になって、バカみたい‥
「私には」こういうお仕事(サービス業や接客業)は、向いていなかったのに
私って必死になって、ほんま恥ずかしくて情けないなあ‥
そんな、気持ちになりました。
そんな、目立つような所に私はいる人じゃない。
ひっそりと、日陰が似合うのに。
そう、思いました。
発達障害が分かってからも、しばらく障害者手帳を取得しなかった私は
相変わらず、接客業にしばらく携わっていました。
障害を隠して、働いていました。
今でもそうですが、私に障害があると言ったら
「ヘプバーンさんに、障害があるようには見えない」
「ヘプバーンさん、普通だね」
「ヘプバーンさん、ちゃんとお仕事普通に出来てるよ」と言われる事が
本当に多くて‥
私は最初、それが不思議でたまりませんでした。
私の発達障害の特性が、目立ちにくい事もあるとは思うのですが
私は、こう思うようになりました。
自分の中の発達障害に気付かず、本当に遠回りをして来たように思って
いましたが、私の今までの経験がそうさせている(普通に見えているというか
見せている)のではないかと
発達障害に気付いていなかった事もありますが、とにかく必死で自分に
合わないお仕事をやって来ました。
勿論、失敗もしながら。
次は、失敗をしないようにと必死で賢くない頭で考え工夫をして来ました。
今は障害者雇用ですが、障害を隠して働いていた時は自分を「普通」に
見せる事に、必死でした。
本当に、メッセージを下さった方がおっしゃってたように私も不安を
経験という名の絆創膏で貼って隠して、そして治せるなら治そうと
していたのかなって、思ったのです。
ブログにも書いていますが、今月から新しい職場で障害者雇用で
働いています。
事務補助や作業補助のお仕事なのですが、対人業務のお仕事もあります。
過去に接客業の経験はありますが、ブログにも書いたように障害が
分かってからは更に、自分に自信がなくなってしまったので最初は
今の配属先にされた事を、恨みました(笑)
私、発達障害なのに発達障害の人を対人業務がある部署にするかなあと
職場に対しても、若干不信感を持っていました
でも、働き始めて一週間以上過ぎた今私の心に変化が出て来たの。
対人業務が不安で仕方なかった私だけど、意外と出来てるかも‥
お仕事を教えてくれるIさんや、上司の方も褒めてくれるし特にトラブルも
ない‥
あー、これってやっぱり少なからず接客の経験があったから出来てるんだ。
また一つ、新しい不安に経験の絆創膏を貼る事が出来たんだ。
私に、接客の経験が一つもなかったらそれは絆創膏がないという事だから
傷口(不安)を、隠す事も出来ない。
傷口(不安)が、なかなか治らない。
接客の経験なんて、これから役に立つ事なんてあるのかなと思っていたけど
確実に、今役に立っている。
接客や、サービス業という周り道なんてしなければ良かったと思っていたけど
やっぱり、今までの経験って決して無駄ではなかったんだ。
本当に、経験って財産なんだ。
そう、思えるようになったの
あと、ある程度年齢を重ねて来た事(年の功)もあるんじゃないかなあ‥
今、何とか上手く回っているのは。
そんな風に、思っています
「経験の絆創膏」
こんな素敵な言葉を教えて下さった方に、心から感謝です