ヒトリゴト -188ページ目

深い溝

建築業界というのは、伝統的に男社会です。
完全な男社会です。

これを業界内の人に話しても、「どこが?」って返事が返ってくるくらい、重症です。
そこに女性が入り込む隙間なんて、実は全くない。
・・・とわたしは感じています。

我が事務所は男2人とわたしとでやっていますが、
いろんな点でかみ合わないんですよね~。

同じ日本語を使っているとは思えない。
こんなにも意思の疎通が難しいものとは・・・。
愕然とします。

もしくは、無意識のうちに拒絶してしまっているんでしょうか。
伝えようとしていることが全くわかりません。

何時間も費やしてなお、通じ合えない。
こんなのって、人生初です。

わたしは典型的な文系で、彼らは理系。
その差もあるんでしょうが、それにしてもひどいような。
最近はそこに悩んでいます。

普通に接している分には問題ないんですけどね。
でも、皆が日々能力の限界に挑戦しているような我が事務所では、ほんの小さな誤解が致命的な打撃となりますよ、ほんと。

わたしが感じてる違和感を、周りの友人達は普通に理解してくれるんだけどなぁー。

ノー残業デー

昨日の勉強会の時、先生の前で体調悪そうにしていたら、過剰労働のせいですね、と理解を示してくれ、「ノー残業デー」を作りましょうか、との提案。

今朝の経営会議で、思った通り先輩は反対したけど、とりあえず、今週から試してみることに・・・。

以前、現場や施主からの電話対応に追われて仕事にならない事態を解消しようと、18時以降は留守電にして、電話をシャットアウトしてみたんです。

そんなことをしたら仕事がまわらない!と、その時も先輩が反対したけど、いざやってみると何とかやれています。

絶対無理だと思えることでも、案外たいしたことないものなんですね。

「ノー残業デー」、大賛成!

何事もトライするところから進歩するんです。

現地での打ち合わせ

引き渡しまであと1週間。

わたしが初めて担当した現場が竣工します。

初めて、とかそういうのは施主さんには関係ないでしょうけど、個人的にとっても嬉しいんです。
わかるでしょ?

最後のツメということで、施主さんと施工業者さんと3者で現地に集まりました。
普段はお仕事をされている施主さんにとって、内部を見るのは棟上げ以来。
あの時は骨組みだけでしたもんね。

ほーう!と言いながら、見てまわってました。
わたしが日々更新しているHPはご覧いただいてましたけど、実際に見るのとでは違うでしょうし。

全く問題ないです。大満足です。
って言ってくれて、喜びで胸がいっぱいになりました。

わたしが喜んでるのなんて、どーでもいいですけどね。

さーぁ、あと1週間。

相変わらずスケジュールはおしっぱなしだけど、がんばろーっと♪

またまたオープンデスク

今度は女子大の学生さんです。

建築学科ではないけど、将来設計の仕事をしたいのだそーな。

女性に人気の職業なんでしょうね。
女性に適しているとは思いませんが。

我が事務所に通ってきている学生のオープンデスクさん達は、現在3人。
みな女の子です。

もともといる2人は、設計事務所にだけは就職したくないそうです。
ハウスメーカーとかリフォーム店とか、メーカーなんかに行きたいらしい。

賛成。

社会人のオープンデスクさん(女)もだけど、(わたしもだけど)
数ある職業の中から、あえて設計を選んでしまったなんて、神様に見放されたとしか思えませんね。

先生に、「この業界で一人前になりたければ、女を捨てなさい」
って言われました。
そういうものなのでしょう。

ただ、何を理想と掲げるかは、わたしが決めることですけどね。
そんなわたしを評価するのは他人であっても。

ちらし作り

不定期でちらしを作成しています。

プロに頼むとお金がかかるという理由で、それはスタッフの仕事となっています。

わたし達が残業するのは、タダだもんね~。
そうして、今日も13時間働いたのでした。

でも、どんなに時間をかけてがんばっても、な~んかダサイんです。

やっぱり、餅は餅屋。

たとえ学校出たての駆け出しさんであっても、それを専門としてる人のほうが早くてうまいんだと思います。

どんな仕事も同じでしょう?

なんだかんだいろいろと・・・

なかなか普通の時間帯には帰れませんねー。

なんで我が事務所の人間は、明日でもいいことを無理して今日のうちにやろうとするんだろう?そうやって4時間も5時間も過剰に働くので、みんな体調不良です。

当然よね。
先生なんて歩き方おかしいし・・・。

それと、我が事務所はパソコンに悩まされ続けています。

古い機種を酷使しているんだから不思議ではないけど、ほんとよく壊れてくれるんです。最近1台が完全にご臨終したので買い替えたのですが、そいつも何だかおかしい。

確認申請用の書類を作成してプリントしたら、一部の文字だけが反転してて(ありえないっしょ?)、再起動したら全てが初期状態に戻ってしまわれました。

そして最初からやり直し・・・。
この時の脱力感が文字だけで伝わるでしょうか。

フリーズなんて日常茶飯事なので、事務所のあちこちで、「うぁ゛~!!」って叫びが聞こえてきます。文書程度なら作り直せばいいけど、図面データがやられちゃうと言葉も出ません。

嗚呼、我が事務所に幸あれ。

申請業務

週明けからドタバタと忙しい日でした。
週明けだからか。

競争入札のほうは、今週末の質疑応答まではゆっくりできそうです。
が、平行して役所への確認申請業務をすすめていかなければいきません。

何と言っても、こういうことが一番苦手なわたし。
この度の施主さんは、財形住宅融資という形で融資を受けるので、手続きがさらに複雑です。しかも、住宅金融公庫かと思っていたら、財形住宅金融という民間の会社らしく、どんな手続きが必要なのか、誰も知らないんです。

うひぃ~。

土曜日の過ごし方

我が事務所では、毎週出勤です。

本来なら、隔週の上に午後4時が定時なのですが。

わたしが遊びに出れるのって、土曜の晩だけなんですよね。
実施設計を抱えてる時期は考えますが、普段の土曜日くらい、6時で上がってもいいでしょう?
修行の身であっても、人と会う時間くらい持ちたい。

でも、先輩が仕事するんですよ~。

やから、とっくに定時は過ぎてても何だか後ろめたい・・・。

今日は先生にイヤミを言われました。
「どうして1人だけが早く帰るのか」って。

わたし、言ってやりました。
「必要だと思えば、わたしは日曜でも出社して仕事してる。そのあたりのことはちゃんとわかってるから、土曜日くらい、自由にさせてくれ」って。

「ぼくは構いませんけど」って涼しい顔の先輩と、
不満そうに黙ってしまった先生。

マインドを高く持て!ってしきりに言うけど、
そんなの、誰かに強制されるものではないんですよー。

わたしはわたしの夢を追いかけています。

競争入札当日

コワモテのおじさん達が、1時間おきに来社します。
それが我が事務所の競争入札。

一気に集めて現場説明をすると、帰りなんかに談合をされるのだそうで。
だから、重ならない程度に時間をあけて呼ぶんです。

ほんと、一日仕事。

他の業務が全然はかどりません。
やりかけては中断されて、イライラしっぱなしの日なんです。

とはいえ、工事を請け負ってくれる業者さんを決めるための大切な行事ですから、びしーッと気合いを入れて臨みます。

でもわたしって、どっから見ても事務のオネーチャン。
なめられっぱなしで困ります。

仕事が流れる順序をみれば、立場はわたしが上でしょう?
父親と娘くらいの年齢差があることはわかってますが、仕事なんだし、お互いの役割を遂行しましょうよー。

って心の中でさけびながらも、えへへ、と低姿勢なわたし。

先生は「なめられるな、ガツンと言ってやれ!」って言うけど、
今のわたしがそんな強行に出ても、得することは1つもありません。

そのうち・・・ね。

もちろん、業者さんにも礼儀正しい人はいて、ペーペーのわたしにも丁寧に接してくださいます。人間ってこんな所で差が出るんでしょうね。

このたびの競争入札は、ドタキャンがあったりして、来週も引き続き現説です。
あー、どきどき・・・

競争入札前日

明日は5社の施工業者さんを呼んで、現場説明です。
5部の図面をコピーしなければならず、なかなか大変。

最終的なチェックを終えて、午後からコピーだ、
と思っていたら、施主さんからのメール。

「トイレの棚ですけど、やっぱり元のままでお願いします」

うひ~!
トイレの棚1つに、平面図、平面詳細図、展開図2枚、建具表、構造図4枚、設備図2枚が変更になったんですけどー。

どうしても・・・?

でもお客さまにはイエスマンのわたし。
せっせと修正し、なんとか現説の準備を終えました。

時計を見ると10時すぎ。
ため息がもれちゃいます。
ま、いっか。