おはようございます。

先程、2015年3月のFOMC議事録が公表されました。

声明文とは対照的に、タカ派な発言が飛び交っていた内容であることが分かったことからマーケットはドル買いでの反応になりましたね。

ですが、一通り勢いのあるドル買いの後は、議事録特有の値動きである「~比較的すぐに全戻し~」が発動となり、ユーロドルもドル円も一時、議事録公表前水準まで戻しがありました。



さて、ここでそんな2015年3月FOMC議事録の内容を列挙しておこうと思います。

次回のFOMCは4/30ですが、その際の声明文の予測に役立つかもしれません。


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【2015年3月FOMC議事録 重要ポイント】

・年内の利上げを支持、ドルと原油に言及

・6月の利上げについて意見が分かれる

・数人の当局者は6月の利上げが正当化されると判断

・数人の当局者はドルが輸出と成長を抑制と判断

・当局者2人は2016年の利上げを選好

・『忍耐強い』の文言を削除することには大半が賛成したが、1人は反対した

・2人が利上げ直前の会合で合図を発するべきだと主張

・多くの参加者は『利上げ後の政策に関する戦略の追加情報』が望ましい

・経済見通しに関して、数人が成長下振れリスクを指摘

・インフレ見通しのリスクは安定的と下振れの予想が同数、1人は上振れリスクを指摘

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議事録を見る限りでは、

もし来月の雇用統計が良好であれば6月利上げが現実的な気がしてきますね。