今日、本当に大好きで本当に誰よりも大事に思ってくれていた祖母が亡くなりました。
数日前、突然「会わせたい人がいたら会わせてあげて」と言われたと連絡がありました。
自宅で母が介護していましたが、数年前母親がヘルニアを患い、オペをした事がきっかけで施設に入所していて、地元の家族も【県外の人との接触はないか】確認されてからの面会という状況。
同じ県内に住む弟でさえも、施設には他にもたくさんのお年寄りがいらっしゃる事も考えると、会いに行く事はできませんでした。
東京に住む私の面会は叶うことはもちろんありませんでしたが…
昨夜、お看取りになるかもしれないと呼ばれた両親が、祖母が誰よりも会いたがっているという私にLINEのテレビ電話を繋いでくれました。
「泉穂だよ〜、聞こえる〜?」
という呼び掛けに、はっ!となった顔をして、大きく頷いて話せなくなった声で
「あ〜、あ〜」
と答えてくれました。
「会いに行くからまだ元気でいてね〜、頼むよ〜」
と伝えると、また大きく頷いて
「あ〜、あ〜」と。
それが私が見た祖母の最後でした。
朝、母からの電話にびっくりしながら出てみると
「昨日血中酸素濃度が70%になって呼ばれたけど、あなたの声を聞いたら98%になってお医者さんが帰っていいって笑」
「看護師さんが『泉穂さんが薬だね』って言ってくれてたよ」って。
ずっとは無理かもしれないけど、少し大丈夫かもと話した後、お昼過ぎの事でした。
今も何も出来ない私は、東京にいます。
家に帰った祖母には会えるんじゃないか、そう思っていましたが、地元の方がかなり出入りするであろう事を考えると、やはり断念せざるを得ないという結論に至りました。
私だけじゃなく、世の中には同じような経験をしていらっしゃる方がたくさんいるんだろうな…
私は我慢し過ぎなのかな…
色々考えました。
でも、そこでこの先もずっと生活する家族がいる。
その家族が肩身の狭い思いをするような事はやっぱりできないなと。
コロナはたくさんの事を教えてくれましたが、また1つ忘れられない経験を得ました。
たくさんの考えや在り方があって、何が正解か間違いかではなく、自分がどう在るかだけ。
今に悔いがないように、一瞬一瞬を大事にしよう。
心からそう感じました。
もう祖母に会えない事はとても寂しいのですが、祖母のことはとても近くに感じられるので悲しくはないんです。
肉体から離れたとしても、魂が在り続けることは分かっているから。
奇しくも、今日2月15日は
お釈迦様の入滅の日(涅槃会)
でもあるそう。
昔、小さい頃によく祖母に連れられてお寺に行ったり、【ご和讃】の会のようなものに入って祖母はお寺を回っていました。
詳しいことは分かりません!
眠るように苦しまずに息を引き取った祖母は、涅槃になった。
そんな気持ちです。笑
おばちゃ〜、本当にありがとう。
(↑秋田弁?家だけかな笑)
今までもこれからも、ずっと大好きです♡
この日を忘れない為の、自分の為の記録として。