今日もご訪問ありがとうございます。
前回ヘミシンクについてちょこっと触れたので、
もう少しつけ足そうと思います。
といっても、私はあまりヘミシンクには詳しくありません。
坂本政道さんの本が好きで、よく読ませて頂いているという程度です。
ここでは、はじめてヘミシンクという言葉を聞いた方のために、簡単にまとめてみます。
ヘミシンクはアメリカでラジオ番組製作会社の社長だったロバート・モンローが研究開発しました。
ロバート・モンローはある時から頻繁に体外離脱体験をするようになりました。
当事は体外離脱体験というものがほとんど知られておらず、彼は自分が精神的におかしくなってしまったのではないかと悩み、医師にも相談したそうです。
「君は全く正常な精神状態にある」と医師から太鼓判を押されたモンローは、自分に起こる不可思議な現象を解明すべく、実験を始めました。
試行錯誤の末に開発されたのが、ヘミシンクという音響技術です。
ヘミシンクとは、ヘミスフェリック・シンクロナイゼーションの略で、右脳と左脳が同調するという意味です。
ヘッドホンを通して右耳と左耳にわずかに異なる周波数の音を聴かせると、その周波数の差に相当する脳波が生じます。
この原理を生かし、聴く人の意識を覚醒状態、熟睡状態、瞑想状態などへと誘導します。
ほんの数十分聴くだけで、座禅などで瞑想する修練を積んできた人と全く同じ脳波になったという報告もあります。
ロバート・モンローが設立したモンロー研究所は米国バージニア州にあり、モンロー亡き今も研究が続けられています。
モンロー研究所は非営利の教育・研究機関で、人間意識の探究を主要な活動としており、その研究は国際的にも高く評価されています。
モンローは既存の宗教のような教義主義に陥ることを極度に嫌い、人から教えられたり強制されたりするのではなく、自らの体験を通して発見することをもっとも重視しました。
この科学的なアプローチの姿勢が米国のアカデミックな人達の共感を呼び、モンロー研究所は
医学関係者や教育関係者のサポートを得ています。
日本ではヘミシンクの普及のため元ソニーのエンジニア坂本政道さんが
「アクアヴィジョン・アカデミー」を立ち上げ、
ヘミシンクのCDや関連書籍を出されたり、
様々なワークショップを主催されています。
また「心の森研究所」の医学博士 藤崎ちえこさんもモンロー研究所の公認日本人ゲートウェイ・アウトリーチ・トレーナーです。
藤崎ちえこさんもモンロー研究所に行った経験談を
『魂の帰郷』(ビジネス社)
『 異次元の旅へ』(徳間書店)
という本に書かれています。
最近ではこの他、書店にたくさんのヘミシンク関連書籍が並ぶようになりました。
ご興味のある方はそちらの本をご覧になったり、ネットで検索してみて下さい。
次回は、私が実際にヘミシンクの本を読んだり、CDを聴いた感想をまとめてみたいと思います。