元玉川大学教授で『奇跡のコース』その他の著作の翻訳家として知られている大内 博先生を、なぜヒロちゃんと呼ぶのかというと、ご本人がそれを望んだからです。


ひろちゃんのHP「大内 博の世界」の中に、伝記作家トレイシー・アップルさんのインタビューが載っています。
(HPはこちらから右矢印大内 博の世界


ーーなくなったときに、どんなふうに覚えていてもらいたいですか。

「ヒロちゃんとして、ただのヒロちゃんとして覚えていてもらいたいです。

私は本を訳したおかげで名前が広まり、そのことはすべて大切に思っています。

でも一人の人間としての私は、多くの友だちの、
ただのヒロちゃんです。」

(2012年7月のインタビューより)



ーー墓碑銘にしたいと考えている言葉があったら教えていただけますか。


ええ。
「全力を尽くして使命を果たし、この人生を
大いに楽しんだ者

そして多くの、本当に多くの人間の魂と、
神と天使たちによって祝福された者

ここにヒロちゃん眠る」

(前述のインタビューより)


しかし、そんなヒロちゃんの人生にも困難な日々がありました。


『ホワイト・イーグル ヒーリング コンパクトブック』の訳者あとがきから一部をご紹介したいと思います。

(下の写真の『故郷に帰る道』=訳 大内  博
も、ホワイト・イーグルの本です。)


       


「私たちが17年前(2008年当時)に三女の玲をなくし、続いて次男の星を失って苦しみのどん底にいたとき、救いの手を差しのべてくれた存在の一人がホワイト・イーグルでした。


一年の間に二人の幼児に死なれた妻のジャネットは生きる希望を失っていました。


そんな時、導かれるままに彼女はアメリカのテキサス州にある、ホワイト・イーグル・アメリカセンターに行ったのです。


センターの教会の中に入ったジャネットは薄紫色のカーペットにひざまづいて号泣しました。


そのとき、ホワイト・イーグルが優しく癒しのエネルギーで包みこんでくれました。


ジーン・ラフィーバーをはじめとするメンバーたちが、大きなヒーリングサークルのなかで祈ってくれました。


その儀式の後に、メンバーの一人であるホワイトベアはとても大切にしていた、狼の絵が描かれたジーンズのジャケットを博に贈り物としてあげるようにとのメッセージを受け取りました。


この贈り物をいただいた私は、なぜそうなのかは理解できませんでしたが、ハートで感じたことは


このジャケットのなかに、ホワイト・イーグルの
癒しのエネルギーが詰まっている。


それを日本の兄弟姉妹と分かち合うのが自分の役目だということでした。


それ以来、私たちは折に触れてホワイト・イーグルの教えを学んできました。

                          ~中略~

私のストーリーを語らせていただきましたが、実はこれは、本書を読んでくださっているあなたの物語でもあります。


あなた様も、さまざまな苦しみや攻撃を経験されてきたに違いありません。


今というときは、そうした苦しみのすべてを手放して、心を開いて、無条件の愛を放射するときです。


ホワイト・イーグルの優しいエネルギーのなかで、それを優雅にやすやすと達成されることを祈っております。


(『ホワイト・イーグル コンパクトブック』
ナチュラルスピリット刊
訳者あとがきより)



ホワイト・イーグルとは、

「シルバー・バーチと並ぶ、古代の大変に優れたスピリット。

そのメッセージは1920年代から60年代にかけて、
英国人女性グレース・クックのチャネリングによって世に知られるところとなった。

アメリカ大陸の先住民だったスピリット」

のことです。



ヒロちゃんを実際にご存じの方は、ヒロちゃんがいつも着ていた、ホワイト・イーグルの癒しのエネルギーが入っている、
ジーンズのジャケットを覚えておられると思います。

         


こちらがそのジャケットです。
ヒロちゃんのお別れ会(お祝いの会)の時に
撮影させて頂きました。


右胸にイルカ、左胸にイーグルでしょうか。
確か狼の絵は後ろにあったと思います。


この椅子には、姿は見えませんが
「ニコニコと笑顔のヒロちゃん」が本当に座っているようでした。

きっと本当に座っていたのでしょうね。(^^)



ヒロちゃんは2013年2月14日バレンタインディという愛の日に光に還りました。


三日後の17日にヒロちゃんの愛した富士山がよく見渡せる、山中湖のホテルマウント富士において
ヒロちゃんのお別れ会(お祝いの会)が行われました。


急な呼び掛けにもかかわらず、200人近くの方がヒロちゃんの光への帰還を祝福しました。


もちろん事情があって来られなかった方々や、
一足先に光に還られた方々も、気持ちは皆一緒でした。


皆さんのほとんどが明るい服で参加され、哀しみよりは、
ヒロちゃんの愛したものを讃えあいました。


ハープやその他の楽器の美しい音楽が流れる中、ケーキや参加者が持ち寄ったお菓子をお茶と共に頂いていると、奥様のジャネットさんのお母様が私達のテーブルの側を通りかかりました。


お母様はハワイの方なので、綺麗なハワイアンドレスをお召しになり、英語で「楽しんでいますか?」と声をかけてくださいました。


このように美しいお別れの会(お祝いの会)に参加させて頂いたのは、はじめてでした。


静謐な中にも、穏やかで温かな空気が満ち溢れ、
まるで私自身が天上の国にいるようでした。


涙が後から後から頬を伝いました。
それでもハートの中がホンワカと温かく、参加者同士がお互いを慈しみ、愛が会場全体を包みこんでいました。


その会の後しばらくして、奥様のジャネットさんからご挨拶状が送られてきました。


「博の Circle of Love お祝いの会の際には、ご多忙中にもかかわらずお運びいただき、ありがとうございました。私と私の家族一同は、皆様の愛とご支援にとても勇気づけられました。」


そのご挨拶状はヒロちゃんのお墓の写真でした。

お墓にはこう刻まれていました。

                 「  愛だけが現実  」


まさにヒロちゃんの人生そのものの言葉でした。