昨年12月11日(土)に10年ぶりに訪れた小石川植物園のレポのつづきです。
温室の開放時間が午後3時までだということを事前にチェックしていませんでした。
午後2時過ぎに入って急いで回りました。
先日アップしたリュウキュウウマノスズクサのほかに観察できた植物です。
ホソバハグマ
屋久島の固有種でキク科モミジハグマ属の多年草です。
エゾオオバコの幼苗
マメヅタラン
ラン科マメヅタラン属の多年草
ムギラン
ラン科マメヅタラン属の多年草
ユズリハワダン
小笠原諸島母島に自生するキク科アゼトウナ属の常緑小低木です。
小笠原諸島には、キク科アゼトウナ属の固有植物が他に2種(ヘラナレン(常緑小低木)、コヘナラレン(多年草))あります。
ムコジママンネングサ
小笠原諸島の聟島(むこじま)列島で発見されたベンケイソウ科マンネングサ属の新種です。
当初、下のムニンタイトゴメと考えられていましたが、形態やDNAなどの分析から別種とされました。
聟島の「聟」は「婿」のことです。
ムニンタイトゴメ
聟島・父島列島に分布。小笠原の植物は「ムニン」を冠したものが多いですが、「無人」の意味で1830年に定住者が現れるまで無人島だったことによります。
小笠原諸島の英名Bonin Islannds(ボニンアイランド)のBoninは、無人(ブニン)に由来するそうです。
オオシマウツギ
奄美大島、喜界島、徳之島に分布するアジサイ科ウツギ属の落葉低木で日本固有種です。
アマミカジカエデ
奄美大島に分布するムクロジ科カエデ属の落葉高木です。
2000年に新種として発表されました。自生地では10本程度しか生息していないとのこと。
カジカエデとは、葉の毛が少ないこと、翼果に長い剛毛がないことで区別できるとのことですが、上の写真では葉縁にかなり毛が見えるのですが??
冬芽と葉痕も観察できました。
シマカコソウ
小笠原諸島の固有種で、シソ科キランソウ属の多年草です。
父島、母島、妹島のやや湿った林縁などに生育します。
ベニマツリ
アカネ科ベニマツリ属の常緑低木
キューバ、パナマなど中南米原産です。
Hoya cembra (ホヤ センブラ)
キョウチクトウ科サクララン属(ホヤ属)のつる性低木
オンシジューム
Zygopetalum mackaii ジコペタラム・マッケイ
トクサラン
ラッキョウラン
クモキリソウ属の仲間らしく花のつくりがクモキリソウとよく似ています。
バルブがラッキョウに似ていることが名前の由来です。
つづきます。
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