(ていたいは?⑳からの続きです)

「〇〇中(最高峰難度中学)!?」( •̀ㅁ•́;)
男は思わず言葉を失った。

一見頼りなさそうな姿のこのB君と〇〇中を受験したという事実が男の脳内のシナプスに連結しなかったのだ。

「...でも、まぁ落ちちゃったんですけどね。」
続けてB君はおどけるように言った。

それを聞いて男は"若干安堵"した。流石に日本一と称される〇〇中学に合格した秀才の前で、調子に乗って中学受験の講釈を垂れていたのでは、自らが恥ずかし過ぎる。(ノ´∀`*)

入試に惜しかったという言葉はない。記念受験だけなら誰でもできるのだ。

.....しかし、そうは言っても大切な受験日程をわざわざ費やしてまで、受験したのだ。B君はそれなりの実力者なのだろうか?

「〇〇中学か....。あそこは天才ばかりが受験する超激ムズの中学だからね。敷居が高過ぎるよね。...いや、でも受けるだけでも凄いよ。ウチだったら考えもつかないですよ。」
男は感嘆を交えた様子でB君に言った。

その瞬間、B君の口元が若干口惜しそうに歪んだ。
「○塾(某大手中学受験塾)の模試ではずっとA判定だったんですけどね....。」

"!?...それが本当であれば本気(マジ)で頂上レベルの闘いを経験した秀才ではないか....。"

俄然B君に興味が湧いた男は、身を乗り出して更に尋ねた。

「そっそれで、他にはどこを受けたんですか?」

初対面の人に不躾な質問であることは十分男も承知していたが、気になるものは仕方がない。

「△中学とか□中学とか☆中学ですね。そちらはどれも合格できました。」
B君が答えた。

Σ(゚Д゚)

男は再び言葉を失った。
☆中学はともかく、△中学と□中学は男が息子を入学させてあげたいと熱望している中学とほぼ同レベルの難関中学。○○中には届かなったにせよ、やはり当時のB君の学力は"本物"だったということなのだろう。

前任者Aさんがフォローする。
「そうなんですよ。今部署で仕事を一緒にしているんですけれども計算とかが物凄く早いんでいつも驚いているんです。(^。^)」

男はゴクリと唾を飲み込んだ。
そして、少し冷めたコーヒーに口をつけ、落ち着きを取り戻すと、間を置いてB君に追加の質問をする事にした。大学はどこを出たのだろうか。非常に気になる。

通常、初対面の人にいきなり出身大学を尋ねるのは失礼にあたるが、ここまでの秀才ならば安心して聞くことができるだろう。

「....へえ、凄いね。大した秀才じゃないですか。ところで、Bさんの出身大学はどちらなんですか?」(^o^;)

続きます。

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