昨日の妄想小説もかなり皆様読んでくださったようで・・・


ありがとうございます。


励みになります。自慰行為的な小説ですが・・・(汗)


ヴァネス編に挑戦して・・・


「そういえば・・・仔仔ならどんなかねぇ・・・」とふと思い


・・・・勢い(のみ)で書いてみますた。


なので勢いで前半部のみアップしてみます・・・


イメージとかけ離れてたら・・・スイマセン。


最近はすっかり可愛いだけでなく男らしくもなってきた仔仔なので・・・・


少しはイメージ浮かびますかね・・・・?


では・・・お試しあれ・・・




「MakeLove」 前編 -仔仔編-



あたしはいつものように彼に捨てられた・・・


「お前よりコイツが好きなんだ・・・お前は良い女だけどな・・・それだけだ。」

いつもそんな台詞で彼に別れを告げられる


あたしから彼を奪う女ははっきり言って美人な訳じゃない・・・

なのにどうして・・・?

あたしが何をしたっていう訳?

あたしの性格のせいだっていうの?

わがままだって言わないし彼に尽くしているのに・・・


「全く・・・やってられない。もう恋人なんていらない。」

あたしはヤケになって一人で賑やかなクラブで飲んでいた。


「由美ってばまた彼に捨てられたの?他の女に取られたんだって?」

腐れ縁の亜子にいつものように慰められる・・・

「ねぇ・・・亜子あたしのどこが悪いわけ?そんなにあたしって問題ある?」

「そうだねぇ・・・あたしから見れば別に問題ないと思うけどな・・・あんたいつでもクールだし。」

「だよね・・・どうしてあんな女に取られないといけないわけ?」

「ま、少し気晴らししなよ。今日も良い男大勢来てるからさ。」

「良い男に慰めてもらいなよ・・・」

亜子は顎でフロアを向くようにあたしに促した。

あたしがフロアに目を向けると確かに良い男がそこにはいた。

背が高い可愛らしい顔をした男が踊っていた。


「ほら・・・それとなく声かけたら?行っておいでよ!」

「そうだね・・・ちょっと踊ってくるね。」

あたしは亜子に手を挙げてフロアへ飛び出した。

踊るあたしに皆が声をかける。

「由美久しぶりだな・・・最近は男いないのか?」

「まぁね・・・」

「俺と今夜どう?」

顔なじみの男があたしに耳打ちをしてくる。

あたしはその男の相手をしながらフロアの様子を見ていた。

さっき見つけた男の子があたしのほうをじっと見ていた。

「あ、ゴメン。今日はちょっとね・・・」

男の側から離れてあたしは目があったコのほうへ移動した。

「初めて会うよね?どうしてあたしを見てたの?」

あたしはその子の目を見てそう言った。

「あ・・・ゴメン。何か気になって・・・・」

恥ずかしそうにあたしの目線から逃げるようにその子は言った。

「あたし由美。名前は?」

「あ・・・仔仔」

「仔仔?ニックネーム?可愛い名前だね。よろしく仔仔」

「可愛い?そうかな・・・ あ、よろしく。」

「誰かと一緒に来たの?」

「あ、うん。友達とね。あそこで踊ってる。」

指を指した方向を見るとひときわ人だかりができている場所があった。

その中心で華やかに踊る子が一人いた。

「へぇ・・・ダンス上手なのね。お友達って。」

「ん。ダンス得意だしね。俺と違って。」

「仔仔はダンス苦手なの?結構上手だけど・・・」

「そうかな?単にリズム取ってるだけだよ・・・」

「少し・・・休む?」

「ん。何か飲む?由美さんも」

「由美でいいよ。行こう仔仔」

あたしは仔仔の手を取ってフロアから出た。


バーカウンターに二人で座った。

「何飲む?」

「あ・・・ビールかな。」

「じゃ、マスター ビールとテキーラね。」

マスターは黙ってあたし達の目の前にビールとテキーラを置いた。

「いきなりテキーラ飲むなんて酒強いんだ?」

「ん?今日は飲みたい気分なの。男に捨てられたばっかりだし。」

「ふーん・・・それで俺に声かけた?」

「迷惑だった?」

「別に迷惑じゃないよ。由美綺麗だし。」

「口が上手ね。仔仔は。」

ビールを一気に流し込んだ仔仔は話を続けた。

「でもさ・・・俺誘っても意味ないよ。」

「俺綺麗なだけの人タイプじゃないから。悪いけど。」

「どういう意味?」

あたしは仔仔の顔を見た。

「由美は綺麗なだけってこと。それ以外魅力感じないし。綺麗なら人形と一緒だからね。」

そういった仔仔にあたしは思わずカウンターにあったピッチャーの水を頭からかけた。

「・・・・いきなりそういう台詞言うとは・・・失礼な男ね。」

「ホントのこと言われてムカついた?振られた男にも同じようなこと言われたろ?」

濡れた髪を犬のように頭を振ってから仔仔は苦笑いをあたしに向けた。

「ま、そうやって怒った顔のほうがよっぽど人間味あって少しは良いけどね。」


あたしは始めて会った男に痛いところをつかれて思わず怒りをぶちまけてしまった・・・

「・・・・帰る。」

あたしはカウンターから降りて店の外へ出た。

「ナンなの?アイツ。ま、確かに痛いところつかれた・・」

「人形か・・・まったく。」

確かに今回あたしが振られた相手はみんなそうだったかもしれない・・・

彼らは確かにあたしより決して美人ではないけれど人間的で魅力的な女の子を選んでいたと思い出した。


「さっき怒った顔みたとき由美もまんざらじゃないと思ったよ。」

ふいに後ろから声をかけられてあたしは驚いて振り向いた。

そこには仔仔が立っていた。

「何?まだ何か言い足らないわけ?」

あたしは立ち止まって仔仔のほうを睨んだ。

「あんたさ・・・ベッドの中でもお人形だろ?」

下を向いて悪戯な目線を向けてあたしにいきなり言う。

「・・・・いきなり何いう訳?夜のことまであたしに意見いう訳?」

「やっぱりな・・・由美はそういうSEXしかしたことないと思ったよ。」

「はぁ?言ってる意味わかんない。」

「ホントに好きな相手とはそんな抱き合いかたしないね。」

「馬鹿じゃないの?するじゃない。」

「解ってないなぁ・・・そんな抱き合い方はしない・・ホントに愛し合ってる相手とはね。」

「同じことじゃない。身体を重ねることは一緒でしょ?」

「違いが解ってないね・・・ま、お人形じゃ仕方ないかぁ。」

「・・・・いい加減にしてくれる?」

「これで最後にするよ。でもさちょっとチェックさせて。」

そう言ってあたしのほうに仔仔が近寄ってきた。

いきなりあたしの唇を奪ってきた。

驚いたあたしに構わず仔仔の舌があたしの口の中に滑り込んでくる

無意識のうちにあたしの舌は彼の舌をとらえていた。


唇を離して仔仔は笑って言った。

「へぇ・・・キスのほうは悪くないね・・・素質あるかもな・・・。」

「何なの?いきなり・・・」

「お人形から卒業したらきっと由美もいい女になれるよ。またね。」

そういい残して仔仔は手を振ってあたしを置いて去っていった。

「好き勝手して行って・・・・何なの?あの男。」

あたしは腹が立ちながらも何故か彼の言った言葉が気になっていた。


昨日の出来事であたしはなかなか眠れず寝不足で休みを半日無駄にしてしまった・・・

「あぁ・・・もう今日は出かけるのやめよ・・・」

近所の公園へあたしは散歩に出かけた

公園ではいつも遊んでいる子供達があたしに声をかける。

「お~い!由美!なんだよ!今日も一人かよ!」

「あんたたちね・・呼び捨てとは・・・生意気な!一人で悪いかっ!」

小憎らしい子供達とあたしはよく一緒に遊んでいる。

一人で部屋にいるよりはずっと楽しい休日が送れるからだ。

「バスケやろうぜっ!由美!」

「また!このやろっ・・・バスケ?良いよ。相手してやろうじゃないのさ!」

あたしは小学生相手にバスケットを始めた。

小学生相手ならあたしでもそこそこ余裕で勝てる。

子供だからと手を抜かないあたしに子供達は文句を言っていた。

「悔しかったら早くデカくなりなっ!けけけ。」

「由美のヤツ・・・誰か助っ人探してこようぜっ!」

子供達は一時中断して誰か仲間を探しに行った。

その間にあたしは腰を下ろし休んでいた。

「いい天気だなぁ・・・はぁ・・・」

「由美!助っ人呼んできたぞ!続きやるぞ!」

「はぁ?助っ人?かかってきなさいってぇの!」

振り向いたあたしの目に映ったのは昨日のあの生意気な男だった・・・

「あ・・・・」

「お兄さん。こいつだよ!バスケでやっつけちゃって!」

子供達にせがまれてバスケットボールを手にした仔仔が立っていた。

「へぇ・・・このお姉さんバスケ上手いんだ?OK!助っ人するよ!」

あたしの顔を見て意地悪そうに笑いながら子供達のチームに仔仔は入った。


バスケの試合が再び始まった。

仔仔が入ったため子供達はがぜん有利になった。

「ちょ、ちょっと!女相手に卑怯な!何本気でやってんのよっ!」

「何言ってんの?子供相手に手抜いてなかったんでしょ?」

笑いながら仔仔はあたしを翻弄してスリーポイントシュートを次々決めていった。

結局試合は子供達が逆転勝利した・・・


「お兄ちゃんのお陰で由美に初めて勝てたよ!ありがと!」

「どういたしまして。また誘ってよ。バスケ久しぶりで楽しかったよ。」

あたしは息が切れて側のベンチに腰を下ろした。

「はぁ・・・疲れた・・・まったく・・・勝てる訳ないじゃない。こっちは一人だってのに。

 仔仔も容赦ないんだから・・・・ま、久々に本気でバスケしたから気持ちいいや。」

「ハイ。お疲れ。」

あたしの目の前に水が差し出された。

仔仔が笑いながらあたしに手渡していた。

「あ、ありがと。しかし何でここにいんの?」

あたしは水を一気に飲みながら仔仔に聞いた。

「ん?たまたま散歩してたらさあの子供達にバスケの助っ人頼まれたんだ。

 まさかこんな場所で由美に会うとは思ってもいなかったな・・・意外だった。」

「意外?あぁ・・・そうかもね。」

「へぇ・・・普段はそんな格好してるんだ?化粧も薄いね・・・」

休日だからとあたしはラフなジャージとTシャツでいたのを忘れていた。

「あぁ・・・今日は出かける予定なかったしね・・・普段はこんな感じ。」

「昨日の夜より全然こっちのほうが良いね。」

「大きなお世話よ。」

「言うと思ったよ・・・由美ならね。」

「昨日からホント失礼なこと言うよね。仔仔。」

あたしはそう文句を言ったけれど怒ってはいなかった。


「オレの言った言葉気になってんだ?へぇ・・・」

仔仔は意地悪な表情であたしを見た。

「まぁね。痛いところつかれたからね・・・お人形って言葉も結構キタし・・」

「今は凄い人間らしいのにな・・・由美。」

「子供相手に自分を繕う必要もないしね・・・格好もつけないで良いし。」

「何でそんなことすんの?」

不思議そうな顔をして仔仔はあたしに尋ねた。

「は?そりゃ好きになって欲しいしさ・・・相手に好きでいて欲しいじゃない。」

「無理してもバレるよ・・・本当の姿見せないのって男としては寂しい気持ちもするしね。」

「ふーん・・・なるほどね。だからあたしはお人形ってことか・・・・」

「そういうことかな・・・」

「ま、今の由美と昨日の夜会いたかったな・・・俺としては。」

「は?」

「今の由美となら色んなことお相手したかったなって思っただけだよ。」

そう言ってあたしの目を見つめた。


「な、何言ってんのよ。生意気な。」

あたしは慌てて仔仔の背中を叩いた。

「さてと・・・お人形さんは家に帰るわ。仔仔も帰りなよ。じゃあね。」

「ねぇ・・・コーヒー飲ませてよ。」

帰ろうとしたあたしに仔仔が声をかける。

「はぁ?何でよ?あたしが何で仔仔を招き入れてコーヒー飲ませなくちゃいけないわけ?」

「一緒にバスケした仲でしょ?コーヒー飲みたい!飲ませて!」

昨日あたしに生意気な口を聞いた時と同じ人間とは思えないほど仔仔は甘えて言っている。

「自分こそナンなのよ。昨日の夜あんだけ生意気な事あたしに言っておいてさ・・その態度。」

「コーヒー飲ませてくれる?」

「・・・・わかったわよ」

「由美は優しいね~」

仔仔は子供のような笑顔で喜んでいた。

あたしはその笑顔に負けてしまった・・・

「行くよ。仔仔」

「オッケー。行こう!」

仔仔があたしの手を握った。

「何手握ってるのよ。」

「ん?良いじゃん。嫌なわけ?」

ニコニコしながらあたしの顔を見た。

「・・・ほら。行くわよ。」

あたし達は手を握ったままあたしの部屋へと戻った。


「どうぞ・・・綺麗じゃないけど・・・入って。」

「お邪魔しま~す。へぇ・・・結構綺麗だね・・・」

「コーヒー飲んだら帰りなさいよ。全く。」

「はいはい。コーヒー飲んだらすぐ帰るから。」

「適当に座って。」

仔仔はソファーに腰を下ろした。

「へぇ・・・シンプルなんだね。もっと派手な部屋かと思った。」

「はぁ?部屋まで派手なわけないじゃない。変なの。」

あたしはコーヒーをドリップし始めた。

「由美はここに彼とか連れて来ないの?」

ソファーに身体を預けながら部屋を見回した仔仔が尋ねる

「あ?ここには連れて来ないわよ。相手の家ばっかり。」

「何で?」

「普段とあたしのイメージが違うからね・・・。それにここに居ても自分を繕うの疲れるし。」

「なるほどねぇ・・・んじゃ今は繕ってないんだ?」

「何で繕う必要があんのよ?」

「オレも一応男だけど?」

「あたしみたいなお人形には興味ないんでしょ?だからよ。」

「今はお人形じゃないからなぁ・・・少し興味出てきた・・・」

「何言ってるのよ。全く。コーヒー入ったわよ。」

「あ、ありがと。」

あたしと仔仔はコーヒーを飲んだ。


「聞きたかったんだ・・・そういえば。」

コーヒーを飲みながらあたしは仔仔に尋ねた。

「ん?何を?何でも聞いてよ。」

「本当に好きな人との抱合い方って仔仔は知ってるわけ?」

「あぁ・・・そのことか。由美はわかんないの?」

「なんとなくは・・・こうなのかなって感じはあるけど。」

「SEXはさぁ・・・動物でも出来るでしょ。交尾と同じもんだね。

 でも・・・ま、英語で言うと・・・MakeLoveって感じかな。

 MakeLoveはお互いの身体と心を繋げて文字通り二人で愛を創造する行為ってことだよ。」

「愛を創造するねぇ・・・」

「ん。お互いのことを思いやりながらさ・・・相手を喜ばすために自分が相手のことを思いやりながら身体を繋ぐんだよ。」

「なるほどね・・・そう言われてみればなるほどだわ。」

「由美はそんな愛し方を愛する人としたことないの?」

「・・・・・」

「何も言わないってことは無いのかぁ・・・」

「・・・・大きなお世話よ。」

「キスは結構良い線いってたけどなぁ・・・勿体無い。」

「あのねぇ・・・コーヒー飲み終わった?なら帰りなさいよ。」

「ちぇっ。冷たいね・・・由美は。」

「あたしは冷たいお人形なんだから。帰りなさいよ。」

「・・・・結構根に持つね・・・」

仔仔は笑いをこらえながらあたしに言った。

「帰るよ。またね。あのお店にまた来るだろ?俺もダチと行くから。」

「仔仔がいるなら行かないわよっ!」

「そんなこと言わないでよ。また一緒にお酒飲んだり踊ろうよ。」

「じゃぁね。」

仔仔は玄関であたしに手を振った。

玄関先であたしは仔仔を見送った。

「あ・・・そうだ。」

玄関のドアをあけて帰ろうとした時仔仔は急に振り返った。

「忘れ物した・・・」

そう言うとあたしの唇にふいに唇を触れた・・・

「じゃ~ね~。コーヒーも旨かったよ。」

仔仔は笑顔で出て行った。

「・・・・なんなのよ?あのコ。」

声に出しながら唇に指を触れてあたしは思わず微笑んだ。