小学校2年生②
結構大きなトラウマ!
近所にデパートができた。みんな物珍しく見に行った。
近所の友達と一緒に、おもちゃ売り場を中心に遊びまくった。階段やエスカレーター上り下り競争もやった。
あるとき、おばさんが声をかけてきた。
「こんにちは どこの学校?家はどこ?名前は?」とやさしく聞いてくる。
小学校2年生の子どもなので、そのまま素直に答える。
でも、子どもながらに「なぜなんだ(なぜ聞いて来るんだ)」ということを思っていた。
しばらくすると、家では親から、学校では先生から「デパートで遊んでいるようだが、やめるように」
と注意される。
後で知った話だが、おばさんというのは補導員であり、デパートの店員が店内で遊ぶ小学生を注意するように派遣されたようである。
当然注意は受けるが、今でも釈然としない思いがある。
◆店内で遊ぶ小学生を、その場でデパート店員は注意しないのか。
◆補導員は、なぜその場で注意しないのか。人の学校や住所だけ聞き、その場では注意せず親や学校に告げ口する。
◆補導員から話を聞いた親や先生は、そのまま本人だけを注意することで終結し、その場で注意するという指導の在り方に気付かないのか。
明らかに、子供だまし、未成熟の子どもが受ける影響を考えていない。
心無い人からは、「デパート遊びをする小学生を校内放送で発表する」ということを言われ、給食はのどを通らず青ざめた顔でビビッていたことを思い出す。
子どもの心に刺さったこの出来事は一生消えない。