こんにちは。
今回、パートナーシップについてご相談に見えた
2度目のクライアントさん(仮名:花子さん)のお話です。
相談内容をざっくり言うと
お付き合いして一年半になる彼氏と
ちょっとしたことで喧嘩が絶えないんですが
その彼氏とこのまま結婚して大丈夫なのか
不安なんです。
とのこと。
喧嘩の詳細は省きますが、一般的にお付き合いしてて
喧嘩は付き物・・・ですよね?!
たいてい「喧嘩~??そんなん誰でもするやろ~仲良い証拠やん!!」
で済まされることかも知れません。
が、しかし。
それは喧嘩の内容にもよりますよね。
花子さんは「親しき仲にも言って良いこととダメなこと
があるとすれば、出来れば言われたくない暴言」
とも取れる言葉を浴びせられてらっしゃる…
ようです。
なにより、花子さん自身がこのままでいいのか
相談に来るほど悩んでおられますから
今とても傷つき、お辛い気持ちでいらっしゃってます。
そこで私は喧嘩の内容はともかく、どうして不安に思うのか
に重きを置いてを客観的にお話を聴き進めて行きました。
すると!
とても重要なポイントにたどり着きました。
それは、花子さんが相談した中の登場人物です。
花子さんvs彼氏のはずが・・・・・・・
プラス
花子さんの周辺に居る友人、知人、母。etc…
そうなんです!!!!!
このお悩みの問題点は彼氏と彼女の二人称なはずなのに
花子さんは周りにいる人たちに
常日頃から悩みを聞いてもらっているそうです。
まぁ、そりゃそうなりますよね
そうすると、この方たちは当然
花子さんの(自称)味方でしょうから
こぞって無責任に言いたい事を言いますよね
Aさん:そんな彼氏、止めとき~
Bさん:結婚しても苦労するで~
Cさん:私やったらソッコーで別れるわ!!
Dさん:なにそいつ!!無理やねんけど~
などなど。
この方たちはモチロン花子さんから「どう思う?」
って聞かれたから
良かれと思って意見してくれたんだとは思いますが
これではとてもじゃないけど、解決にならないし
なんなら花子さんの不安だけを煽ってしまってます
でも!!ここで
花子さんの悩みの「本質」が現れました!!
問題は花子さん自身の中にあり
そこにはほとんどの人が
陥りやすい落とし穴があるんです!!
それが今回のタイトルにある
相談相手を間違わないでねって話です。
・・・・・・・
大抵の人は、相談されて意見を求められると
視点が「自分やったら」に置き換えてから頭で考え始めて
アドバイスしたり意見したりしちゃうんです。
多分、それが一般的なことだとは思いますが
先ほども書きました、相談者の周りの人たちの声は全て
そんな彼氏、止めとき~と思っているAさん
結婚しても苦労するで~と思っているBさん
私やったらソッコーで別れるわ!!~と思っているCさん
なにそいつ!!無理やねんけど~と思っているDさん
ね?? 誰一人、花子さんの気持ちを聞こうとせず
自分がどう思ったかを答えてるんです。
こんな時は主語を【花子さん】にして
花子さんは、彼氏に〇〇って言われてどう思ったの?
花子さんは、その時どんな気持ちになったの?
花子さんは、本当は彼氏になんて言って欲しかったの?
と聞いてくれる人に相談した方が良いと思います。
なぜなら!!
殆どのお悩みの
答えは
当人の
中にしか
ありませんからーーーーー
/
本当のこと言っちゃった~(笑)
\
例えば、想像してみて下さい。
あなたが・・・・
健康診断で要精密検査と言われて
こないだがん検診を受けて来たんやけど
検査結果が出るのに3週間かかるって言われて
めっちゃ不安やねん・・・
と、友人に話したとしましょう。
この時、相手がどの部分に最初に食いつくか
逆の場合は自分だったら、どの部分を拾って
会話をするかを考えてみてください
健康診断で要精密検査と言われて
こないだがん検診を受けて来たんやけど
検査結果が出るのに3週間かかるって言われて
めっちゃ不安やねん・・・
□健康診断
□要精密検査
□がん検診
□検査結果
□不安
さてみなさんだと、どこのワードが気になりましたか??
ある人はこう言いました
「えーそんなに若いのに健康診断とか行ってるんや~」
またある人は
「私もな、こないだ検査に引っ掛かってさ~」
みたいな会話に繋げる人って多くないですか??
これがみなさん陥る【話聞いてもらったけどなんかモヤモヤする】
っていう落とし穴なんです
そうならない為にここは、まず最初に
相手の【感情】が乗っかっている部分に
注目出来る人!!
この話の中だと
検査結果がでるまで不安やねん
の「不安」って言う部分に気づいてくれる人。
例えば「検査の結果がでるまで不安よな~」みたいな
返しが出来る人
花子さんの場合も
このまま結婚しても大丈夫なのか不安
酷い言葉を言われて悲しかった
「喧嘩ばっかしやったら今後、不安になるよな」
「そんな風に言われたら悲しいよな~」みたいな
このように・・・
相手の感情の部分に共感したり、興味を持ったり
できる人に相談してみて下さい。
「コーチング」や「カウンセリング」でクライアントの
お話を聴く時は【自分の主観】に蓋をします。
自分の考えや体験談は、あえて使わないんです。
それを先に話してしまうと、クライアントの気持ちや考えに
少なからず影響してしまうからです。
ゆったりと落ち着いた時間と空間の中で、自分自身と
向き合ってもらえれば自分の中に答えが見つかります。
花子さんから頂いたフィードバックです。
今回のクライアントさんのように
気持ちが少しでも軽やかになってもらえますように