今回はちょっとだけスピリチュアルな匂いのするお話ですが、そういう人でもそういうブログでもないので、沖縄旅行の参考にしてもらえたら。

4年に一度の大仕事(私にとっては初めてですが)をなんとか無事に終え、昨日から沖縄に来ています。

昨年、社長の秘書室に置かれてから、今回の大仕事が自分の最大のミッションだと言われてきました。プレッシャーは半端なく、相当の体力を使ったし、神経もすり減らした…。

これを無事に終えたら、大好きな沖縄に行こう、それも弾丸旅行ではなくゆっくりと。

それだけを支えに乗り越えた半年間。

それなのに何故でしょう！？

まさか、季節はずれの台風21号に鉢合わせ…

この時期に台風が来るのは過去70年でたった2回だったとか。

本当なら、昨日、石垣島に行くはずだったのに飛行機が欠航…。前日には小浜島へのフェリーも全便欠航。

意地でも行ってやる！と那覇行きの飛行機を取り直し、昨日は那覇に一泊。

慌ててホテルを探し、前から気になっていたホテルメルキュールを予約(フランス資本らしく可愛いホテルでした)。

予定がなかったので、本当は三泊目にいつもの沖縄本島・瀬長島に泊まる時に行こうと思っていた、行きつけの(！？)神社、沖宮に行くことに。

そしたらば、ホテルメルキュールから沖宮は、なんと徒歩10分😳。そんなつもりでとったホテルのわけではなかったのだけど。

私が初めて沖宮に参拝させていただいたのは2年前。前の部署での大きな仕事が終わって、ご褒美に沖縄に来た時に(いつもご褒美は沖縄！)、軽い気持ちでパワースポットとやらに行こうかなと、ネットで調べてたまたま見つけたのが沖宮。

琉球八社のひとつで由緒ある神社だけれど、昔は辿り着ける人しか辿り着けないと言われた神社で、不思議ないわれがあるらしい。

那覇空港からゆいレールで10分というアクセスの良さもあり、これは行ってみなくてはと尋ねたが、ゆいレールの駅を間違ってしまう。

「あらら、私は辿り着けない人かも…」と思ったものの、諦めず乗り換えて奥武公園駅で降りました。

そしたらですね、地上から結構な高さのあるゆいレールのホーム近くを一匹の青い蝶が飛んでいたんです。これがすごく印象に残ってますね。

蝶が飛ぶような高さの場所ではないというか。

そこを舞う青い蝶。

沖宮はそんなに広くない敷地に、沖縄風情の赤瓦屋根の本殿があり、それを取り巻くように周囲に沢山の神様が祀られているんです。

本殿をお参りして、そっからどの順で参拝したらよいものか…悩んでいたら巫女さんが出てらして、案内図を下さり、その順にひとつずつお参りして、本殿の後ろの小高い丘への階段を登っていくと、本土でいうところの天照大神が祀られる場所があって、ここがとても眺めが良く、心地よい風が気持ち良かった。

小さい境内の敷地内には神社カフェらしい小さな喫茶店があって、ここに自家製ジンジャーエールがあるんですけど、「神社のエール」っていうダジャレにも思えて、これがまた良い。

地元の人たちを、中心にした賛助会員制度があって境内でいろんなイベントがあったり、クリスマスやハロウィンの飾りつけがされていたり(神社なのに！)、皆に愛されている場所のよう。

不思議と居心地が良く、自分のためにお守りを買いました。なんとなく、ホッとするような不思議な神社だったのです。それから沖縄にいくたび、毎年参拝して新しいお守りをいただいてくるようにしています。

よく考えたら、ここで参拝をした後に今の部署に異動になったんですよね。

自分では決して望んだものではなかったし、正直苦しい仕事だったけれど、普通に考えれば栄転といわれる異動。沖宮のお守りを支えになんとかここまで頑張って、今回の大きな仕事と無事に乗り切った。振り返れば本当に貴重な経験をさせていただいたのだと思う。自分にとっても必要な出来事だったはず。そう気づいて、無事にこの難局を乗り切れたお礼をこめて参拝していたら、ふと気づく。