最強寒波の襲来です。

一週間ずっと…。

実は今日は、付き合ってから初めてK君に会いに行く約束だったのに。昨夜からの寒波で、主要道路は封鎖、乗るはずだった飛行機は欠航、空港さえも封鎖。行けなかった!


実は1月末くらいからずっと落ち込んでいる。

11月に30数年ぶりに再会して、連絡をとるようになり、年末から付き合い始めたK君。

遠距離だし、お互い家庭があるのを理解した上でのいわゆる婚外恋愛だけど、こんな運命のような恋があるのかと互いに浮かれて、会えなくても毎日のLINEで気持ちはかなり盛り上がってた。

だけど毎夜日付が変わるくらいまでLINEで話し込む日々に、次第にアラフィフの体力的に辛いなと思い始めた頃、なんとK君がインフルエンザに!

毎日、営業で長距離運転して、週の半分はビジネスホテル暮らしのK君に無理をさせたのは間違いなく

私だったと、反省してもあとの祭り。

ちょうどその頃、大学生の時はずっとK君に片思いされていたと思っていたのに、実は自分もかなり心が揺れ動いていてK君を忘れられなかったという、裏の気持ちに気づいて、心の底から動揺した。


本当は春になってK君の息子さんの受験やお互いの仕事の状況がわかるまでは会わないつもりだったのに、それもお互いの住む街では会わないようにしようと決めていたのに、なんだかLINEだけで繋がるK君との関係が虚構の世界に思えて、どうしても会わなきゃと飛行機を予約してしまった。


そこからの2週間はもう心が揺れて揺れて。

自分が大学生の頃にK君にやっていたこと。彼氏がいても本当はK君に惹かれてたのに、気づかないフリしていた酷さ。

そのくせ、30数年後に再会して、好きになってお互いの家庭はそのままで、付き合おうと言った酷さ。

年甲斐もなく浮かれてK君に毎晩LINEに付き合わせて、睡眠時間を奪ってインフルエンザにさせてしまったこと。

K君の住む街に会いに行くと言って、K君に家族に仕事だと嘘をつかせたこと。

すべてが心のなかでぶつかりあって、やっぱりこんな人に言えない関係は私には無理なのではないかと苦しくなった。

そのくせK君に連絡を取らなければそれはそれで辛くて、もう泥沼のような気持ち。

ちょうどK君がインフルエンザでLINEで話すことも難しくて、自分一人でせめぎあう辛い時間だった。

先週K君が回復して、またLINEができるようになったら、K君の明るさに救われて、そんな想いもやっと手放せて、どうしても自分の気持ちに抗うことはできないんだとも思い知ったけど。


残念ながら寒波で初デートは実現しなかった!

代わりにと今日は2週間ぶりに、K君とたっぷり電話をしてそれはそれで楽しかったのだけど。

LINEと違っていろんな話をしているうちに…。

またひとつ、気ががついちゃったな、私。


やっぱり、辛いんだ。

K君に奥さんがいることが。

好きになればなるほど、その存在をないことにはできない…。

かと言って、K君にしたって、それは口に出さないものの同じ気持ちなのかもしれない。

私にも夫がいる。それを棚に上げて、何を言うのかと自分でも思う。

お互い割り切ったフリで長電話の時には、家族の話もチラリチラリとしているけれど、平気なフリをしているのはお互い同じなのかも…。  



会えなくて良かったのか、会えば良かったのか。

この不確かな関係がどこに向かっていくのか。

ただ、お互いに今はこの関係を手放せないと思っていることだけは確かなことだけど。


幸い今回、会えなかったことで、また

気持ちが強くなったとK君は言ってくれる。

信じることだけが先に続くこと。