3月28日(日)
突発性難聴になって2か月半。
病気だけでなくていろんなことがあって、自分が変化した2か月半だったなと思う。
気持ち的に辛い時期もあったけど、ようやく暗いトンネルを抜け出せそうな気がしている。

1月中旬に発症した時は、治療すれば治るだろうくらいの軽い気持ちでした。
それよりも、入院するということが家庭にも、職場にも大きく迷惑をかけるので、入院ということだけで頭がいっぱいだった。

入院した9日間はゆっくり休もうと思っていたのに、気持ちが動揺したり、夜眠れなかったり。
今思えば、ステロイドの影響が大きかったのではないかと思っています😅。

結局、入院中にはほとんど治療効果が出なくて、その頃から、ようやく突発性難聴とはどういう経過を辿る病気なのか?と真剣に向き合い始めました(遅っ!)
私のかかっている耳鼻科も、入院先の総合病院もほとんど病気に対する説明はなくて、ただひたすらパッケージの治療をして…という感じ。
なので、情報はもっぱら自分でインターネットで調べるしかなかったし、調べ始めた頃には治療のゴールデンタイムは過ぎていたという😭。
まぁ、コロナ禍の地方都市ではゴールデンタイムだったとしても選択の余地はなかったのでしょう。

退院してしばらくは体力低下に愕然として、仕事に行くのもやっとだったけど、回復したころに半月くらい大きな仕事のストレスが続いて、今度は自分のメンタルの落ち込みに戸惑った。
ちょうど発症して2か月が過ぎた頃だったから、わりと早い時期に治療したけれど、ほとんど治療効果が出なかったということがわかって、自分は治療しても効果が出ない三分の一なのだと受け入れなくではならないことも精神の落ち込みに拍車をかけたのだと思う。

今、ようやく自分の精神状態が発症前の頃まで戻ってきたなと感じています。
相変わらず、仕事はトラブル続きだけれど、「ラクじゃないからお金がもらえるんだよね!」と以前のように笑い飛ばせるところまで戻っている。

次回、3か月目の受診では服薬を終了しようと思っている。どうせ、ビタミンB12と血管拡張剤だから、ここまできたら飲んでも飲まないでもそう変わりはないでしょう😅。
むしろ飲み続けることで、自分の中で未練が続く気がして。

幸い私の右耳は中程度の聴力を残している。
どちらかと言うと高音が聞きづらいので、イヤホンで音楽を聴くと、別の曲みたいになることもある😅。
それでも、人間の身体の補う力は素晴らしい。
聴力は発症時と変わらないのに、左耳の頑張りで最近は聞こえづらさを以前ほど気にしなくなりました。ざわざわと多方面から大きな音がするとやはり辛いけど。
耳鳴りもずっと鳴ってはいるが、辛く感じるほど気にはならない。

おそらく私のブログにたどり着いた方は、私がそうだったように、回復の希望を探している方が多いと思うので、こんな記事になりごめんなさい。
でも、医療的な評価からして、私のように適切なタイミングで治療を受けても、治療効果が出ない方も一定数いるはずである。

私は幸い、中程度の難聴だったので、余計に受け入れがしやすいのかもしれないが、同じような方にも、受け入れて発症前と同じような気持ちで生活することも出来るよと伝えられたらいいなと思っています。

人生の色々なことは絶対的ではなく相対的な評価だったり、どこを見て評価していくかと言うものが多い。
物事の悪いところに焦点を当てるのではなく、良いところに目を向けていきたいものですね。

春はすぐそこまで来ている!