1月27日(水) 入院6日目
すっかり入院生活にも慣れ、日々、携帯に表示される(!)職場の報告事項もあまり気にしないようになりました😁。

今日も6時半の朝の看護師さんの巡回で起きて、7時半に次男に電話。夫は先に出勤してるので、もしや遅刻しないか?とここはまだ心配する私😅。
でも大丈夫そう。
自分が心配するほど周りはダメじゃない。
信じてちゃんとまかせる。
今回の入院はきっとそれを学ぶ機会なんだろうな。

さて、3時間の点滴中、また散文を綴ります。
今日は、コロナ禍での大学受験について。
おそらく今年、このコロナ禍で受験に臨む人たちは、昨年よりももっと不安だと思うので、少しでも参考になればという気持ちと、備忘録を兼ねて。

我が家の長男は一浪して😅(前のブログにもちらと書いたけど、現役時代は本当に勉強しなかった)昨年春にようやく合格。

滑り止めとして私大も受けていたけれど、第一志望は国立だったので、最終的に受験先を決めたのは1月下旬のセンター試験後でした。
結果、国立で唯一の観光学部がある和歌山大学を受験することに。
本人的には当初、目標にしていた大学からランクを落とす形になったけれど、さすがに二浪は出来ないという判断でした。

親としてはまず「え?和歌山?どうやって行くの?行ったことないんだけど😱」というのが、正直な感想。
それでも、調べてみると和歌山と言ってもかなり大阪よりの場所にあり、関西国際空港が近くて交通の便が良いところ。ほっとしました。

この頃はコロナが話題に登り始めたものの、まだまだ中国で起きている他人事だったと思います。

2月下旬の二次試験に向けて、長男は一人で和歌山へ。現役生の時は心配で私も着いていったのだけど😅、出来ることは一人でさせなきゃと。
この頃には、クルーズ船の影響もあり、職場でも不要な県を跨いだ移動はしないようにと通知が出ていたので、着いて行くわけにもいかない状況でした。
和歌山は早い時期に病院内でもクラスター感染が出ていたので、そう言う意味ではとても心配だった😢。 
また、巷でマスクが手に入らないようになってきていて、祖父母が届けてくれたマスクをなんとか持たせて送り出したのを覚えてます。

二次試験が終わった2月下旬頃、いよいよコロナへの緊張が高まるように。
小中学校の一斉休暇が決まり、感染者が全くいなかった私の住む街でも、スーパーに行くのさえ罪😱という風潮が。

試験も終わり、私の中ではこの先をどうするか?それが一番の課題となっていました。
既に関東の私大が受かっていましたが、国立大学の発表は3月7日。
決まったら、アパート探しや引越しをこのコロナ禍でどうするのか?いずれに決まるにしても土地勘がない場所だけに、頭の痛い問題でした。
特に東京の大学に進学させる知り合いはかなり早い時期から、アパートを探して決めていたようだし、この頃、既に東京ではかなりの感染者が。

ここで、私にDX〜デジタルトランスフォーメーション😅〜の大波が!

まずは第一志望の和歌山のつもりで準備をしようじゃないか。
ネットで調べると、大学近辺のアパートが何故か出てこない。
大学のHPで検索してるのに…。
しばらく調べた結果、大学前にやたらネットに情報が出てくる、民間の寮を発見😆。
個室で朝夜2食つき、ネット料金込みで大学まで徒歩10分。月55000円。破格!
もう、良いんじゃないの?ここでと思う私。

そして職場ネットワーク。和歌山大学出身者(びっくり、いたよ。)、に聞き込み。
どうやら、新興住宅地で大学近辺には学生用アパートがほとんどないらしく、この民間寮入居者が結構多いということでした。ちなみに彼女も入居者だったのでなんだか安心。

初め、長男は「ええー、自炊出来ないじゃん!」とか言ってましたが、コロナ禍でアパート探しもままならない状況もあり、一年目はここで良いよと納得してくれました。

結果、無事、合格発表(これもネットで確認)直後に、この民間寮に電話をかけ部屋を押さえて、手続きは全て郵送で済ませましたとさ😆。

初めての子の進学だったし、訪れたことのない場所だったから、本来なら親子で一緒にアパートを探して、引越しをしてと思っていたのですが、まさかのコロナ禍でこうしたことに😅。
引っ越しの荷物もほとんど大学生協のネット申し込みや、家から宅配で送り(食事付き寮だったので家電も少なくで済んだ)済ませました。

でも、この決断が結果的にとても良かったと思っています。
当時は、そんなに長く続かないと考えていたコロナ禍。結果、楽しみにしていた入学式は中止、授業はいつまで経ってもオンライン。
初めて家を離れた息子にとって、普通であればかなり辛い状況だったのではないかと思います。

それでも大規模な寮に入ったおかげで、大学に行けない状況なのに、寮でたくさんの友達ができ、コロナ禍なりに大学生活を満喫している様子。
バイトも始めて、教習所にも通い、サークル活動も少しずつやっている。
オンライン授業も友達やサークルの先輩に相談しながら、なんとかやりくりしているようです。
やはり人との関わりで得られるものって本当に大事ですよね。

昨年、同時期に進学した大学生が、オンライン授業で慣れない土地のアパートで友達も出来ず、かと言って帰省もできずと聞くと、息子がそうならいたたまれないと感じます。
実際、息子も帰省はなかなか出来ていないし。

私の職場も、幸い、進学等に伴う引っ越しなどはやむを得ないとして県外移動を許可していたので、引っ越しの手伝いに行き、一回だけ寮や大学を見ることができました。
本当は入学式用のスーツ買ったのに😭。中止で出番なし!(でも、まさかの課長スーツとして役に立ってまず😁)

コロナ禍でこのような恵まれた環境にいれることは本当に幸運なのだと思います。
でも、当時は一週間単位でどんどん予定が変わっていって、そうこうするうちに、自分にも予期せぬ課長発令が出て😱😱😱😱😱、
本当に明日をも知れない気持ちだったなあ。

振り返って思うことは、予期せぬ事が起きても動揺しすぎずに、受け入れて、その時できる最善策を探して手をつくすこと。
そうすればきっとなんとかなる!

今年、受験する皆さんは去年よりもっと深刻な感染状況ですから不安も大きいと思いますが、これまで一年かけて積み上げた感染対策をしっかり講じて、悔いのないように頑張って欲しいと思います。
これからはウィズコロナだとも言われますが、永遠に続くものなんてない。状況はきっと変わっていく。きっと良い方向に。