３)三角筋と小円筋の機能（針電極使用）３）
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屈曲 |
伸展 |
外転 |
内転 |
外旋 |
内旋 |
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三角筋鎖骨部 |
+++ |
-- |
+++ |
+- |
-- |
-- |
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三角筋肩峰部 |
-++ |
++ |
+++ |
-- |
-± |
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三角筋肩甲棘部 |
-++ |
++ |
+++ |
-- |
-- |
-- |
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小円筋 |
+++ |
++ |
-++ |
-+ |
++ |
-- |
+:active,-:not active,±active or not active
外旋：棘下筋と小円筋が重要な機能を有する。
時に力が加わると運動後半に肩甲下筋,大円筋,三角筋肩峰部,烏口腕筋,上腕三頭筋に若干の筋活動が認められる。三角筋肩峰部には外旋作用が認められない。
文献５）上腕の外転、前部は屈曲・内旋、後部は伸展・外旋
文献６）この筋の３つの部分は、一部は協力的に働き、また一部は拮抗的に働く。
90度までの外転（外転運動の2/3まではまず肩峰部のみが働き、以後は鎖骨部と肩甲棘部もこの運動に協力して働く。）
内転（鎖骨部と肩峰棘部は外転運動範囲の１／３まで降ろされたあとは腕を内転することができる）鎖骨部は腕を前傾,内旋 、肩甲棘部は腕を後傾,外旋
文献７）肩関節の動き分析
三角筋は肩のまるみを形成する筋で、機能的には前・中・後部に区分される。三角筋は肩関節のすべての運動に関与する。
・筋の習慣的機能の転倒：同一の筋が肢位によって相反する機能を持つこと。
これは、関節がある位置をとったとき、筋の走行と関節の運動軸との関係が逆転して起こる運動。三角筋では、肢位によって内転と外転の相反する機能を持つ19A）｡
文献４）腋窩神経ブロックによる筋力喪失の研究では、上腕の外転と屈曲において関節角度０度では35％の筋力喪失、150度では60ー80％の筋力喪失が累進的に起こった。
上腕の水平外転と伸展では60％の筋力喪失、上腕外旋では４５％の筋力喪失があったが、上腕内旋の筋力喪失はなかった。
文献８）肩甲上神経神経ブロックによる筋力喪失の研究では、上腕の外転において関節角度０度では35％の筋力喪失、60度では60％の筋力喪失が累進的に起こった。60度以上では筋力喪失は明らかではなかく、150度では30％しか筋力喪失がなかったことが注目される。外旋筋力は５０％低下した。
腋窩神経ブロックと肩甲上神経神経ブロックをおこなった例では、上腕の外転、外旋では全筋力喪失が起こった。上腕の水平外転では95％、水平内転では65％、伸展では45％の筋力喪失があった。
＜文献＞
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2)菅原黎明他：筋電図からみた肩運動について,臨床整形外科,6,92-101,1971
3)佐藤清司,菅原黎明：肩関節の機能解剖と運動学的特性,総合リハ,634-643,1977
3A)Reimei Sugahara：Electromyographic study of shoulder movements, リハビリテーション医学,11,41-53,1974
4)Colachis SC et al：Effects of axillaly nerve block on muscle force in the upper extremity.Arch Phys Med and Rehabili 50:645-647,1969
5)小川鼎三：分担解剖学1巻,総説・骨学・靱帯学・筋学,改訂第11版,金原出版,334-335,1995
6)W.Kahle：Taschenatlas der Anatomie,Band1,Bewegungsapparat
（越智淳三訳：分冊解剖学アトラスⅠ運動器第1版,文光堂,136-137,1996）
7)中村隆一,斉藤宏：基礎運動学第４版,医歯薬出版,191,326,1995
7A)Wells,K.F：Kinesiology.The scientific basis of human motion 5th ed.
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・Basmajian JV,DeLuca CJ：Muscles Alive;Their Functions Revealed by Electromyograpy,fifth edition,Williams＆Wilkins,Baltimore,271-272,1985