国民民主党は、憲法改正や原発推進などでの立憲の政策変更が、協力の前提と考えている模様。政党というものは、政策目標で一致して集まっているわけで、創立の原点はそう簡単に捨てられるものではない

 

背中をポンと押されたらこの言葉が飛び出しそう…。悔しくてね。でも今は両手で口を塞いで…
『選挙に負けたら「共産党のせいだ」と言い、選挙に勝ったら「共産党と共闘する必要はなかった」と言うような政党と共闘する必要はないですよ。』

 

立憲民主党の新しい党首は、政治的立場は①大軍拡のおおもとにある安保法制当面容認、②共産党排除、③維新と協力。これではアメリカいいなりの自民党と変わんないじゃないですか。市民と野党の共闘の原点に立ち戻りましょう。

 

 

 

内田樹さん

立憲民主党の代表選で候補者のスピーチを聞きました。「対米自立」と「国家主権の回復」を公約に掲げた人はいませんでした。それを言ったら政治生命が終わると本気で思っているんでしょうか?でも、それをアジェンダの基礎にしないと日本の未来に開かれた整合的な政策なんか絶対に起案できませんよ。

 

僕が立憲民主党指導部を批判するのは「葛藤しない」からです。「対米自立」と「日米同盟基軸」は葛藤する。当たり前です。でも、この葛藤に愚直に苦しむことで政治文化は深みと奥行きと強さを獲得する。言うことがすっきりした原理主義者は見た目は強そうですけれど、長期的には何も達成できない。

 

でも、葛藤するためにはここできっぱりと「対米自立」「国家主権回復」「国土回復」という「実現の困難な理想」をアジェンダに掲げなければならない。「それ言うと話がややこしくなること」について沈黙している人間はついに葛藤することがなく、だから何も達成できない。そういうことです。

 

野田佳彦氏
「弱い人を助ける為の政治はもう終わり
弱い人が生まれない社会を作るという事であります」

弱い人達を助けるのが、政治の役目だと私は思う。↓

 

 

 

安保法制廃止は原点

田村委員長 立民新代表に伝える

 
 
 
 
 日本共産党の田村智子委員長は24日、国会内で記者会見し、同日就任あいさつに訪れた立憲民主党の野田佳彦代表ら新執行部との懇談で、野田氏の代表選での発言などについての党の意見を3点伝えたと表明しました。

 1点目は安保法制の廃止について野田氏が代表選で「すぐに廃止できない」と述べたことです。田村氏は「大変重大だ」として「安保法制の廃止は市民と野党の共闘の原点であり、今の大軍拡、敵基地攻撃能力の保有の流れのなかでまさに緊急の課題だと認識している」と述べました。

 2点目は野田氏の「政権を共産党と一緒に担うことはできない」との発言です。田村氏は「最初から拒否をすることは看過できない」と指摘。2021年の総選挙では「閣外からの限定的な協力」という政権合意を行ったとして、「安保法制の廃止に責任を持つためにも政権に私たちがいかにかかわっていくかを重視している」と主張しました。

 3点目は、野田氏が日本維新の会などとの協力に言及している点です。田村氏は「この間の国会での対応や主張をみれば、維新の会などは自民党の補完勢力であり、維新との協力は市民と野党の共闘と両立しえない」と強調しました。

 田村氏はまた、総選挙にあたっては小選挙区に最大限候補者をたて、党躍進に全力をあげる方針を説明したと述べました。

 その上で、田村氏は懇談で、臨時国会では予算委員会などで十分な時間をとって新政権が何をする政権か明らかにすることが必要だと確認したと表明。石川県・能登半島での豪雨災害に対する補正予算を含めた対応や、裏金事件や統一協会問題の徹底究明、旧優生保護法を巡る十分な審議と補償法の成立の必要性なども確認したと述べました。

 

立民新執行部就任あいさつ

田村委員長ら応対

 
共産党は紳士だよね。利用する時は最大限利用して当選すると「さあ~維新と手を結ぶ」と来る。私なら箒で追い払うけどね…。どんな顔して訪問したんだ新立憲執行部は…恥を知れ💢
 
 
 立憲民主党の野田佳彦代表ら新執行部が24日、就任あいさつのために国会内の日本共産党控室を訪問しました。日本共産党の田村智子委員長らが応対しました。

 立憲民主党からは小川淳也幹事長、重徳和彦政務調査会長、笠浩史国会対策委員長が同席。日本共産党からは小池晃書記局長、山添拓政策委員長、穀田恵二国対委員長が同席しました。

 

立憲民主党「新体制」に入り交じる期待と不満…危うい小川淳也に「なぜ君は幹事長なのか」

 
 
「この人事がプラスになるように頑張らないと」──。立憲民主党の新執行部に、ある所属議員は複雑な心境をのぞかせた。野田佳彦元首相を新代表に選出した立憲が24日、両院議員総会で執行部人事を決定。来たる総選挙に備えて一致団結、新たな船出と行きたいところだが、そう単純でもないようで……。

 3人の代表代行は新たに長妻昭前政調会長を起用し、辻元清美参院議員は留任。大串博志衆院議員が選対委員長を続投のうえで代表代行を兼務する。幹事長に小川淳也元政調会長、政調会長には重徳和彦衆院議員を抜擢した。

 従来のメンバーを残しつつ、中堅を要職に据えることで「刷新感」を打ち出す狙いだが、早くも聞こえてくるのは不協和音。「露骨な論功行賞じゃないか」との声が漏れている。

「野田代表は『挙党体制で政権を取りに行く』と意気込んでいますが、執行部の顔ぶれは『野田応援団』の面々です。刷新感と言えば聞こえはいいものの、両院議員総会での新執行部の発表に拍手はまばらで、ドッチラケの雰囲気が漂っていました」(立憲関係者)
 
 シラケムードになるのも無理はない。新政調会長の重徳は代表政務室長として泉健太前代表を支える立場だったはずが、野田に代表選出馬を要請して支援。新幹事長の小川は代表選の告示直前、枝野幸男元代表を推す党内最大グループ「サンクチュアリ」から離脱して野田支持に回った経緯がある。

「特に小川さんへの不信感が根強いようです。映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』で脚光を浴びて以来、次期代表との呼び声は高い一方、言動に危うさが拭えない。2021年の衆院選で、自民党の平井卓也元デジタル相との一騎打ちとみられていた自身の選挙区である香川1区に維新候補が割って入った際、維新側に擁立を見送るよう直談判した一件が評判に影を落としています。直情径行な性格で、党内のまとめ役である幹事長が務まるのかどうか」(前出の関係者)

■選挙見据えた「暫定人事」

 党内から「なぜ君は幹事長なのか」と不安視する声が出ているが、ある中堅議員は達観した様子で言う。

「近く総選挙があるとされる中で四の五の言ってられませんし、議員の多くは『暫定的な人事』と受け止めていると思います。選挙だけを見据えた結果、幹事長は誰でもよかったのではないか」
 
 不満くすぶる党内をまとめられるのか。新執行部の手腕が問われる。