「会場では、生命を尊重するべきだというメッセージがあふれることになるだろう。同じテーマを各出展者がどう表現するのかを楽しみながらも、世界各地で戦争や病、災害が相次ぐ中で、生命の大切さに思いをはせることができる博覧会にしてほしい」呆けたことを言うな💢

 

先ず今の時代と2005年時代を比較すること自体が大間違い。今は殆どの人がスマホを持っている。大阪万博の催し物は全て観る事が出来る。平地の広がった子供の広場のような何もない場所があっちこっちに、それだけで魅力がない。高い入場料を払って交通の便の良くない夢洲へ行き、土壌の悪い地であるがために仮設トイレが並び汚物が溢れると穴を掘って溜め、蒸気船で此花区の処理場まで運ぶ。暑かろうと寒かろうと水分を十分摂ってはいけない状態。そして大雨、台風襲来となると夢洲万博の地は孤立する。大問題は夢洲という地はゴミ集積地、メタンガスが蔓延、せんだってもガス爆発が起きている。吉村も否定しきれなくなって「ガス爆発起きえる」と言っている。そんなところへ喜び勇んで行く物好きな人間がどれほどいるであろうか。

 

「いのち輝く未来社会のデザイン」なんてちゃんちゃらおかしい。未来をデザインする前に「赤字になったら誰が責任とるねん?(このままでは間違いなく大赤字)」という私達に直結した問題。そして何よりも「いのち輝く」どころか「命が危うい」万博だって事だ。

 

松井一郎と橋下徹の『利権漁り』から始まったカジノの目論見、カジノだけではインフラ整備が国費で出来ない。国費でインフラ整備をするには「万博」がくっついた疑惑だらけのところから始まった「万博=カジノ=利権」だって事を見つめ返す必要がある。能登半島地震の復興が遅れに遅れている。今だインフラ復興出来なくて不自由な生活を強いられている。その国民を横目に税金を注いで万博に夢中になれる神経を疑う。

 

 

 

開幕まで1年を切った万博、今回の目玉展示は何?過去には月の石、冷凍マンモス… メッセージ性が集客の鍵

 
 
 大阪市で2025年4月に開幕する大阪・関西万博まで1年を切った。1970年の大阪万博は月の石、2005年の愛知万博は冷凍マンモス―。過去に国内で開かれた大規模な博覧会では、人々の注目を集める展示があった。今回、そんな目玉候補となるのが「空飛ぶクルマ」や、人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を応用した「生きる心臓モデル」だ。果たして集客力を発揮することがきるのか。(共同通信=河添結日)

 
 ▽早くから目玉づくりに奔走した愛知万博
 「自然の叡智」がテーマだった愛知万博では、シベリアの永久凍土から出土した冷凍マンモスに連日長蛇の列ができた。日本国際博覧会協会は万博のためにマンモスを発掘し、展示するプロジェクトの実行委員会を開催2年前に設立。「やはり万博には目玉が必要だ」と、早い段階から目玉づくりに本腰を入れてきた。
 
 実行委員会の委員長を務めた東洋大の福川伸次総長(92)は「珍しくて魅力的なものがないと人は来ない」と指摘する。「あのころは地球環境に関心が高まっていた。マンモスは長い間大地に眠っていて、自然の保存力や大切さを伝えるメッセージになった」。万博のテーマを伝える象徴となる展示の重要性を、こう力説した。

 そんな福川さんには、1970年の大阪万博を訪れ、太陽の塔や月の石、動く歩道に魅了された経験があった。「それぞれの万博には目玉がある。万博で注目を集めて刺激となり、新製品となったものは多々あった。画期的な何かを残してきた」。福川さんは、万博史をそう振り返る。
 
 ▽テーマの具現化、メッセージ性が大事

 神戸市の会社員二神敦さん(51)は、8歳で訪れた1981年の神戸ポートアイランド博覧会以降、世界160以上のさまざまな博覧会を訪れている万博マニアだ。「どの万博でも絶対に行列ができるパビリオンのトップ3はドイツ、スイス、イギリス。体験型で印象に残りやすい」と話す。

 二神さんは、愛知万博にボランティアとして参加し、毎週末に関西から通った。今回の大阪・関西万博では、ボランティア説明会で体験談を話して参加を呼びかけている。ドイツは遊んでいるようできちんとテーマについて学べる仕組みがあり、スイスは子どもから大人まで楽しめるエンターテインメント、イギリスは建築物が魅力的だという。

 二神さんも福川さんと同様に、パビリオンの外観や展示でテーマを具現化し、どうメッセージを伝えるかが大事だと指摘する。「来場者が体験を通してテーマを理解することができれば、訪れる価値のある見逃せない場所となるのではないか」
 
▽現代に万博を開く意義とは?

 過去の万博では、月の石や冷凍マンモスを通して、人々は宇宙や太古へ思いをはせ、ロマンに酔いしれた。その頃に比べると、インターネットが発達して簡単に異文化に接することができるようになった現代。万博を開催する意義はどこにあるのだろうか。
 
 二神さんは「インターネットで全てが体験できるわけでない」と話し、世界の人と直接交流したり、各国の料理を食べたり、文化に触れたりすることに対する人々の関心はなくならないと主張する。「本当は万博よりも実際にその国に行く方がいい。でもパビリオンでは疑似体験ができる。1日で何カ国も旅行した気分が味わえるのも万博だ」と魅力を語る。
 
 ▽既視感ない取り組みを

 今回の大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。大阪市の人工島・夢洲で来年4月13日~10月13日に開かれる。万博を誘致した大阪府と大阪市が23年12月に全国6千人を対象に行ったアンケートでは、来場のきっかけとして最も関心を集めたのが空飛ぶクルマだった。
 
 
 空飛ぶクルマと言えば、道路を走って空も飛べる乗り物を想像するかもしれない。しかし実態は機体に付いた複数のプロペラが回転して垂直に浮かぶ乗り物で、公道を自由に走れるわけではない。大型のドローンに人が乗るようなイメージだ。将来はタクシーのように客を乗せて飛び交うことを目指しているが、万博での商用運航は限定的となる見込みだという。

 生きる心臓モデルは、iPS細胞から作製した心筋シートを貼り合わせるなどして作る予定で、研究者らが有効な展示方法を模索している。

 万博は条約に基づき博覧会国際事務局が承認した博覧会で、1994年の総会決議では「現代社会の要請に応えられる今日的なテーマがなくてはならない」とされている。
 
 万博に詳しい大阪公立大の橋爪紳也教授(63)は、21世紀の万博は本来、世界が直面する課題の解決策を示す場だと強調。企業など日本の展示について「博覧会の本質的な使命は単に来場者を楽しませることではない。半年で消えてなくなる博覧会という機会だからこそ、展示や出展でも実験や挑戦ができるはず」と、既視感のない取り組みに期待を寄せる。
 
 さらに各国の展示についても、こう要望する。「会場では、生命を尊重するべきだというメッセージがあふれることになるだろう。同じテーマを各出展者がどう表現するのかを楽しみながらも、世界各地で戦争や病、災害が相次ぐ中で、生命の大切さに思いをはせることができる博覧会にしてほしい」