「円錐角膜」聞いたことありますか? | 浜田みやかわ眼科のブログ

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円錐角膜という病名を聞いたことがありますか?

角膜の中央部分の厚みが薄くなり、角膜が前方へ円錐状に突出する病気です。これにより角膜の不正乱視(メガネで矯正できない乱視)が生じるため視力が低下します。通常は両眼性ですが、左右の眼で進行の程度に差があることが多いです。多くは10-20歳代で発症し、徐々に進行し30歳を過ぎる頃から進行が停止することが多いです。

原因は不明ですが、アトピー性皮膚炎で目をこすることが多い人に発症する傾向があります。

自然には治りませんし、有効なお薬もないのでなかなか厄介な病気です。

診断

ある程度進行していれば、細隙灯顕微鏡検査で角膜の突出所見がみられるため容易に診断できますが、早期の場合は角膜形状解析検査を行わないと分からないこともあります。

治療

程度によって治療法が違います。

ごく早期であれば、メガネやソフトコンタクトレンズで充分視力は出ます。

それよりも少し進行した円錐角膜では円錐角膜用のハードコンタクトレンズで視力矯正を行います。(当院で対応可能なのはここまで・・・)

このコンタクトレンズで視力が出にくかったり、装用感が不良だった場合は、自由診療になりますが、さらに特殊なコンタクトレンズを使用することがあります。(ただしかなり高額)

コンタクトレンズ以外の治療法として

1.角膜クロスリンキング

進行予防の治療なので初期の患者さんが対象になりますが、ビタミンB2を角膜に浸透させ、紫外線を当てることにより、角膜を硬くして進行しないようにする方法です。

2.角膜内リング

角膜内に2枚のプラスチック製のリングを挿入することで、突出した角膜の形状を平坦化させることができ、乱視や近視を軽減する効果が期待できます。

3.角膜移植
突出の程度が高度の場合など、他の治療では十分な治療効果が得られない際に行われます。以前は全層角膜移植(角膜全層を取り替える手術)のみが行われてきましたが、最近はパーツ移植といって、角膜の内層を残してそれより表層の部分だけを取り替える手術も行われるようになりました。

ただし、角膜移植はなくなられた方の角膜を移植するので、ドナーがいないと受けることができません。

上述したように、当院で行える治療はハードコンタクトレンズまでですが、コンタクトレンズで視力が出なくなったような患者さんは

信頼できる眼科クリニックをご紹介いたします。(県外になりますが・・・)

 

浜田みやかわ眼科のHPはこちら

http://www.miyakawa-eye.com/

 

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