お子さんの近視心配ではありませんか? | 浜田みやかわ眼科のブログ

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小中学校の眼科検診が最中で、当院にも視力検査で眼科受診勧告された小中学生が続々来院され、その大多数は近視進行によるものです。

 

近年、全世界的に近視人口が増加し、特に日本を含む東アジア諸国はその頻度が高いことがわかっています。

 

やや古いデータですが、平成24年の文科省学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の者は10年前と比較し、幼稚園3.7%増、小学校19.5%増、中学校10.9%増、高等学校1.0%増と、特に学童期の近視進行が目立っています。

 

つまり、小学校の学童期に近視が進行しやすいということになります。

 

近視が進行したら単純にメガネやコンタクトレンズで矯正すれば良いとお考えになるかもしれませんが、さらに進行し将来的に病的近視の状態にまで至ると、網膜剥離、近視性網膜症、近視性黄斑変性、そして緑内障など視機能の低下を招く眼疾患のリスクが高くなります。

 

したがって、近視の進行を抑制できれば病的近視による失明リスクを軽減できると考えられ、近視進行予防の治療法の研究が盛んになってきています。

 

これまで、点眼薬、累進眼鏡などの眼鏡着用、オルソケラトロジーという特殊なコンタクトレンズなどが近視進行抑制に効果があることが分かっています。

 

このうち、比較的導入しやすく、なおかつ海外で効果も立証されている低濃度アトロピン点眼を当院では導入することになりました。

 

本来、1%の濃度のアトロピン点眼だとより近視抑制効果が高いと報告されていますが、瞳を開く作用があるためぼんやり見えたりまぶしくなったりで常用するには現実的ではありませんでした。

 

様々な研究により、0.01%の低濃度まで落としても約60%の近視抑制効果が期待でき、見にくくなる副作用や全身的副作用もほぼなくなることから注目されています。

 

効果が期待できる年齢は6歳から12歳の軽度から中等度の近視の児童と言われています。

 

また、効果が出始めるのは点眼を開始して半年後からとなりますので、少なくとも2年間は継続して点眼することが推奨されています。

 

残念ながら近視を治す治療ではなく、また近視の進行をストップできる治療ではありません。あくまで進行の程度を弱めるといった治療になりますのでご注意下さい。

 

この点眼薬(マイオピン)は日本ではまだ未承認の点眼薬ですので、点眼薬の費用と診察に関わる費用は自費診療となります。当院では点眼薬を12,500円、診療代は1回約2,500円とさせていただいております。

 

青森県では当院が初めての施設になりますが、日本全国で約140の眼科医療機関での実績があり、重篤な副作用の報告はありません。

 

点眼を開始し、当初は1カ月おきの受診ですが、副作用の発現がなければ最終的に3カ月に一度の受診で済みます。(中学生卒業くらいまでは点眼必要ですが…)

 

決して安価ではありませんが、お子さんの将来のためを考えればそれだけの価値があるしれません。

治療の詳細に関しましては、当院を受診していただければご説明いたします。

 

浜田みやかわ眼科のHPはこちら

http://www.miyakawa-eye.com/

 

 

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