学会報告 | 浜田みやかわ眼科のブログ

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先日、眼科の全国学会に行って来ました。


休診中は患者さんにはご迷惑をお掛けしましたが、学会に参加することで新しい知識を得たり、最新の医療機器を実際に見たり触ったりすることができます。
新しく学んだことを日々の診療に生かしていきたいと思います。
学会のメーンイベントである特別講演は山形大学眼科教授の山下先生で、「糖尿病網膜症の治療戦略」を拝聴しました。
糖尿病網膜症研究の第一人者の一人で、長年の研究の集大成とも言えるたくさんのデータを示した大変興味深い講演でした。
要旨をかいつまんで紹介します。
これまでも網膜症進行の危険因子として糖尿病罹病期間(糖尿病になってからの期間)、高血糖、高血圧、脂質異常症(簡単に言うと高脂血症)などが言われてますが、高血糖の蓄積(6ヶ月以上の持続)、重症低血糖も危険因子に組み込むことで高精度な進行予測ができる可能性があるそうです。

眼科医は内科医から血糖値の情報を得て診療しますが、今後は網膜症の状態から全身の大血管症(脳卒中など)のリスクがどれくらいあるかを内科医に情報提供していく必要性をおっしゃってました。
眼底の血管は人体で唯一直接目視できるので眼科医の果たす役割は大きく、お互い情報交換をして患者さんの利益になるようにしなければなりません。

網膜がむくんでくる糖尿病黄斑症という状態は酸化ストレスにより出てきます。
抗酸化力のあるビタミンCEなどを摂取することで改善することが動物実験でわかっていますが、サプリメントで補うより、毎日果物を食べる方が悪化しないという研究結果があるそうです。
単純にサプリメントを飲んでれば良いというわけではなさそうで、和食を中心としたバランスの良い食事が基本でサプリはあくまで補助ということでしょうか。

 

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http://www.miyakawa-eye.com

 


 

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