当然ながら城は一ヶ所に固まってないので、城攻めの合間で普通に市内観光をした。


40年前の修学旅行で記憶にあるのは、兼六園という名称と香林坊という地名ぐらい。


写真も、文明の利器スマホはまだ発明されていない。かろうじて『写ルンです』はあった時代かもしれないが、男子校の旅行でキャッキャ騒いで写真を撮る文化もなかった(笑)。


ということで、再訪かもしれない初訪の兼六園。



真冬とは思えないほど鮮やかで美しい苔の絨毯。


ちょうど金沢を訪れた3日間は北陸と思えないほど暖かく、昼の気温は15~20℃くらい。

雪景色の庭園というイメージが強い兼六園には似合わない天気だった。


根上松:盛り上げた土の上に松を植え、成長した後に根の周りの土を取り除いて浮いているようにしたもの。


翌日は新たな名所となっている金沢21世紀美術館へ。


モダンアートは全く不得意な分野だが、人気施設なので(笑)。


地震で展示エリアの制限があり、



無料エリアだけしか入れなくなっていた。


↑このレアンドロのプールも、本来ならプールの下に入ることができるらしいが、外から見るだけ。(というのも後で調べて知った。)

結構、映えスポットのようになっていて、女子学生くらいのコが友達と写真を撮りあっている場面をよく見た。




次は金沢城とセットで見た尾山神社。


この説明板の通り、元々は城の出丸だったが、明治になって藩祖の前田利家を祀る神社として建立されたもの。


見所はこの和洋折衷の不思議な神門。
最上階にはステンドグラスのように色ガラスが嵌め込まれていて、屋根には現存する日本最古といわれる避雷針が設置されている。
土台部分は一見レンガ造りのようにも見える色だが、木造の柱に加賀藩伝統の戸室石が積んであるのだという。


最後は近代。


市内を流れる犀川に架かる犀川大橋。
1594年、前田利家の時代に木造の橋が架けられ、
1919年、鉄筋コンクリートの橋に架け換え、
1924年、現在のトラス構造の橋に架け換えて現在に至る。国の登録有形文化財。




川自体が大きくないので、橋もそれほど大きくないが、トラス構造は絵になるねぇ。


今はこの薄い青緑色だが、これまで5回違う色で塗り替えられているらしい。

この橋の西詰近くに神明宮という神社があり、ちょっと覗いてみたら、


巨木があった。
樹齢1000年と言われる大ケヤキ。
スマホの広角レンズでは大きさが実感しにくいが、本当に巨木。幹周り7.8mと記されている。


パワースポットだそう。

ちなみに、この記事のスポット、全てを歩いて1日で廻れます。


宿(ドミトリー)のオーナーが言っていたが、金沢は狭いエリアに観光スポットが集まっているので、その範囲では観光客が多く見えるかもしれないが、地元民としては震災で激減したと感じてるそうだ。


城攻めしたり氷見に足を伸ばしたりしたので、今回は茶屋街や武家屋敷跡なんかは見ていないから、次は桜の頃に来れないかな。