今日は「浜ッ子寿司」
急速に再開発の進む鶴見駅東口。畳と女房は新しい方が好いとは言うが、古いものには一言では表せない味がある。年季と客層は、一朝一夕には成し得ない。敷居の高い店として、寿司、天ぷら、ふぐ、鰻などがあげられるが、どれも旨い。今日はすしについて私見だが、すしは、寿司と鮨に分類している。前者は誰が握っても良い。後者は10年以上修行した職人が握る。従って、回転や小僧、スーパーなどのすしは寿司だ。舎利が詰まっているのは寿司、職人が握った空気を含む舎利は、鮨だ。ただし、屋号は縁起を担ぎ寿司とする場合が多い。
「浜ッ子寿司」は鶴見の再開発から逃れた一角にある。一般的にトンカツ屋の主人は暗いが、その正反対の若主人が客を迎える。ここは、生麦のキリン工場が近いこともあり、ビールはキリンだ。刺し盛りを貰い、乾きで粘膜がくっついた喉を冷えすぎビールで洗う。下駄に盛られた刺身を見ると、胃袋が始動し、猛烈な食欲が湧く。冷酒を貰い、つまみを堪能する。ここは、玉、ツマ、シンコ、しめ鯖、アナゴ、などきちんと仕事が成されている。特に、しめ鯖はほとんど生の絶品だ。黒むつ、金目は皮を炙り塩で食う。あっという間に、5合の冷酒を空けた。