自死遺族となって -6ページ目

自死遺族となって

父が自殺しました

途切れ途切れになっている記憶の中でも、

死の知らせの瞬間は今でもはっきりと思い出すことができます。


そしてその死の知らせを親族を含めごく親しい人たちに私から伝えないといけなかったことも。

死(自殺)を伝えることはこんなにもつらいことだとは思いませんでした。

思った以上にこのことはトラウマになっています。

私は冷静でいないといけませんでした。死を伝える相手は必ず動揺してしまうからです。


母からの電話をセンター試験の2日目が終わって家に着いたときにうけました。

パパ、冷たくなってたよ…

涙声の母からの言葉に

頭の中は一瞬で真っ白になってしまった。

これ以上の衝撃を今まで生きてきたなかで受けたことはありません。


母は直接的にすぐに自殺とは言いませんでしたが

父は自ら命を絶ったのだろうとすぐわかりました。
父は仕事の関係上単身赴任をすることになり、

新しい仕事も父が長く望んでいたことであったので

とても期待に胸を膨らませ、やる気に満ちていました。

けれど、多くは期待に反した現状があったみたいでした。


当時は父方、母方両方の親の介護にも心身ともに悩まされていました。

私は高校3年生で受験を控えていた時期で

そんな状況の中で父はうつ病になってしまいました。

うつ病になった父の変わり果ててしまった姿に(ふだんはよく笑いよくしゃべる人だった)

私も動揺し、当時はうつ病への知識が全然なく、

どうしていいのかわからなくなってしまった。


そんな父を一番近くで支えていた母はフルタイムで働きながら

私には受験勉強に集中させるために父のことは心配いらないからと

いつも言ってくれていた。


父は仕事を休職し通院をし、投薬治療をおこなっていましたが

希死念慮も強かったため入院も1か月ほどしました。

それから通院をしつつ自宅療養をへて、退院後約半年後に父は復職することになりました。

まだ赴任したばかりで

出勤日数が足りておらずこのままでは辞めなくてはならなくなってしまうので

父は復職せざるをえませんでした。

それでも一時期よりはかなり症状も良くなっており、

仕事に対する意欲もわいてきているようでした。




しかし復職する直前に父は単身赴任先で

命を絶ったのです。
今から7年前の冬に最愛の父は自ら命を絶ちました。

いつも1人で抱え込んでしまっていることをここでは書けたらなと思う。

よろしくお願いします。