先日読み終えた本の記録です。






著者はMichelle Zauner (ミシェル・ザウナー)。


彼女はJapanese Breakfast という

バンドのボーカルです。


2022年のフジロックフェスティバルにも出演したそうです



ミシェルは

アメリカ人の父と

韓国人の母の間に生まれました。



本のタイトルにある

「Hマート」とは

アメリカにあるアジア人向けスーパーの名前です。






彼女がHマートで泣いている理由・・






それは亡き母と亡き母が作った料理を

思い出しているから。




ミシェルは10代の頃から

母の反対を押し切って

ミュージシャンになる夢を追い続けていました。




そんな中、母に病気が見つかってしまいます。




親元を離れていたミシェルは

家族の元に戻り、

母の看病をすることを決意します。

 



母の看病をしながら


母と仲違いしたこと、

離れて暮らしていた日々を心から後悔します。






かつて母が作ってくれた韓国料理を

今度はミシェルが闘病する母のために

作りたいと考え試行錯誤を始めます。






しかしそんなミシェルの

必死の看病も虚しく、

ミシェルの母は亡くなってしまいます。





母が亡くなった後

喪失感の中で彼女の心を癒したのは

母が作ってくれた韓国料理を自分で作ること。





母の料理は母の愛そのものだったことに

気づきます。




   



こちらの本は小説ではなく回顧録です。





私はミシェルとミシェルの母、

両方に感情移入しながら読んでいました。



母の味が恋しくなる娘の気持ち、


子どもたちに美味しい料理を

食べさせてあげたいと言う母の気持ち、



娘と母、

両方の気持ちが分かるからこそ



中盤の闘病のシーンは

読んでいてとても辛かったです。




英語の単語も難しく、

内容も読み進めるのが辛い部分があったので

途中で挫折しそうになってしまいましたが

なんとか最後まで読み終えました。






日本語版も出ています。




この本に関するミシェルのインタビュー動画です電球





昨日から読み始めた本は

ネイティブの小学生向けの本なので

簡単でほんわかする内容です気づき




表紙もかわいかったですむらさき音符




読み進めるのが楽しみですニコニコ