私は大人数が苦手だ。だからオフィスに行くことにすらストレスを感じることがある。しかし、不思議とオフィスに行くと元気になることがある。
人と会話することもなく黙々とただパソコン作業をしているにもかかわらずだ。
なぜなのだろうか??
これに対して納得のいく見識があった。
●明るさと気分
明るさと気分は密接に関係があるようだ。明るさと暗さが人の判断と行動、感情に影響を及ぼすのなら、私たちは自分身を置く環境の明るさにもっと注意をはらうべきだろう。人生を明るくしたければいつも過ごす部屋を物理的に明るくすることを考えたほうがいい。あなたの寝室やリビング、オフィスの明るさはどうだろう?研究によるとこの些細なことが生活の質を大きく左右するようだ。
南アフリカの医師であるノーマンEローゼンタールは1980年代にニューヨークで留学生活を送った時南ア時代に比べて冬場に元気がなくなったように自覚していた。そして、晴れた日の多いヨナネスブルクの冬と打って変わって、冬のニューヨークで太陽の光を浴びる時間が減ったために気持ちが沈み自分の活力が低下したのではないかと疑うようになった。ローゼンタールとアメリカ国立精神衛生研究所の共同研究者たちは1984年、人々が毎年同じ季節にうつ状態になるケースが多いことに気づき、それを季節性感情障害と名付けた。季節性感情障害は自然光に触れる時間が不足することが原因で起きるとほとんどの専門家は考えている。この症状は冬場に発生することが多くアメリカ北東部のニューイングランド地方やスカンジナビア諸国など、冬の日照時間が少ない地域で特に目立つ。それに対して、アメリカ南部のフロリダや南カリフォルニアなど日照時間の多い地域では症例が比較的少ない。最も一般的な治療法は光療法だ。自然の太陽光に似せた人口の明るい光を浴びさせるのである。この治療を行うと、患者の気分が改善することがわかっている。おそらく、光が体内の生物学的・科学的プロセスに影響を及ぼすのだろう。精神疾患までいかなくても、精神の状態が光の影響を受けるケースはある。カナダの研究グループは48人の被験者に手首に照度系をまいて20日間生活させ、自分の行動、感情、他人に対する感じ方を記録するように求めた。すると、あらゆる季節や時間帯で、明るい光を浴びている問いに気分が良く社交的になる傾向がみられた。また、フィンランドの研究では夜勤で働く人たちに夜勤のたびに明るい光を一定時間浴びさせると幸福感が高まったという。
なるほどとなった。私が行くオフィスは15階のガラス張りである。とても気持ちよく太陽の光がさしている。家や使うオフィスを選ぶ時には間取りや機能性もそうだが、光についても検討するのもとても大切である。
ちなみに逆に人は暗いところだと「ずる」をする傾向も増えるようだ。それはまた今度。
