「燕は戻ってこない」 #2、 #3 | Suzunari の花たちへ

Suzunari の花たちへ

稲垣吾郎さん、新しい地図、SMAPが大好きです。

無事退院して、家でのんびりしています。
先日やっとNHKプラスに入ったので、第3話を再生しながら感想を書けます。

さて・・・

これは登場人物みんながちょっとどこか狂っているドラマですね。この圧の強さと疾走感で全10話やり切るでしょうから、視聴者も心してついて行かなくては。


 

新たに登場した悠子の親友りりことリキのおばさん佳子。
りりこは代理出産を「子宮の搾取、女の人生の搾取」と言い切る常識を持ち合わせていて悠子を心から心配していますが、何しろ表現がエキセントリック。これから悠子にどう寄り添ってくれるか期待しています。そしてりりこの春画はきれいだからもっと見たいです。
私は原作を読んだとき、佳子おばさんの狂気を強く感じたのですが、富田靖子さんが演じるとほわんと温かい雰囲気も加わりますね。リキを大事に思うからこそ、心の奥底が見えない怖さを感じます。
「自由になるには結婚すること」って矛盾していますが、多くの女性がその矛盾を抱えて生きていると思うと、う~ん・・・。

リキも悠子も葛藤を抱えているのに、基はひたすら代理出産に前のめりなので見ていてイラッとしますね(褒めてます)。あまりに無邪気にはしゃいでいるから怖い。
しかし一番狂っているのは基の母千味子でしょう。
「もし産めなかったらクーリングオフできるの?」
おそらくテレビの前の視聴者全員が「はぁ?!」と声を上げたと思います。
クーリングオフって品物じゃあるまいし!
千味子にとって結婚は子どもを産んで自分の遺伝子を残すことなんですね。自分が基を産むときもそう考えていたとすれば、これ以上のホラーはないんじゃないでしょうか。こんな母親からプレッシャーをかけられていれば、基の感覚がおかしくなっても不思議ではありません。

一方、悠子は基と不倫していたとき「あなたとの結婚は望みませんからあなたの子どもが産みたいです」と懇願していました。悠子は、自分が子どもを望んだから基が遺伝子を残すことに執着するのだと考え、基とリキの子どもを自分で育てると決意します。

悠子と基の回想シーンは、吾郎ファン的には「ごちそうさまです」の一言♪吾郎さんの御御足のアップだけで最低半年は生きて行けそうです。ただ立っているだけなのにエロティックでドキドキしましたね。

リキは1000万円で代理出産を引き受けたものの、自分をモノとしてさし出したことにモヤモヤして、同僚のテルが紹介してくれた女性向け風俗のセラピスト、タイキと会います。
もちろん契約違反ですが基本流されやすい性格のようなので、この行動もリキらしいなと思いました。


次回からいよいよ代理出産プロジェクト(この言い方、私は嫌いです)が動き出します。これから文字通りいろいろあるんでしょうね・・・



話は変わりますが、2話と3話に登場した基のバレエ公演のシーンに私はエキストラ参加しました。
そのとき印象に残ったこと(といってもだいぶ忘れていますが)は別記事にします。