ケビン・ベーコン主演作品。

 

 

2009年

海兵隊中佐マイクは、イラクで戦死した若い兵チャンタの遺体を、

家族の元へ送るための護衛に志願しました。

長い道中の中、色々な人々と出会い、

彼の家族や友人たちの声を聞くことにもなりました。

 

これまで観た映画の中で、

イラン戦争で戦死した家族の話はありましたが、

軍に送られた遺体を家族の元へ渡す軍人が主人公の話は初めてでした。

 

使命感に燃えるマイクは中佐で将校になりますが、現在内勤中です。

上官である彼が、何故戦死した兵士の護衛をしようと思ったのかは、

最後の方で彼が語っていました。

 

この作品では、遺体が自国に到着してから家族に帰るまで、

どのような過程を経ているかよく分かります。

たくさんの人々が関わっているのです。目

 

検死され消毒され軍服を着て袋に入れられ、

それから棺に入り、輸送のためのダンボール箱に入れられます。

兵士の血だらけの所持品を洗う係もいます。

 

空港までは民間の運転手。

空港でもカウンターの職員や、運送の係の人まで職員の手に次々引き継がれます。

地元に到着してからは先ず葬儀会社の職員へ。

 

長旅の中、マイクの任務に気が付いた人々は、

彼を尊敬し、死んだ兵士を悼みます。

皆が、死んだ一兵士のために何かしてあげたいという気持ちが伝わります。

 

地元の空港からは、棺に星条旗アメリカがかけられ、

道路では国家の旗が掛けられた運搬車を見た車が、

次々とライトを点け車列を組んで、一緒に走る場面は感動的でした。アップ

 

死んだ兵士の地元に着いてから街の人が被っていた帽子。

韓国戦争に従軍した印でした。

ベトナム戦争と言い、まだ昔の戦争にでした従軍した方々は生き残っていて、

それを誇りに生きておられるのでしょう。

 

若くして亡くなったチャンタ。

その棺を見るのはとても悲しかった。しょぼん

 

寡黙な役ながらケビン・ベーコンの演技がすごく良かったです。合格

 

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