「スペシャルエージェント 特殊工作員」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回は映画レビュアーのアズマさんお勧めの

こちらの韓国アクション映画を鑑賞しました

 

【スペシャルエージェント 特殊工作員】

 

韓国国家情報院に所属している工作員のパク

北朝鮮に潜入する長期任務を終えて戻ったが

上官はパクが北にいる間に妻が病死した事と

娘が暴行事件を起こし収監された事を告げる

どうして娘が?激昂し上官に掴みかかるパク

収監されている娘の情状酌量を交換条件にし

北朝鮮にもう一度潜入する任務を上官は提案

断れるはずがない状況の中でパクは娘と面会

「私に父親はいません」

そう言って長く家を空けていた父を責める娘

しかし迎えに来るというパクの言葉を聞いて

 

(気持ちは通じている?)

 

今回の任務を無事終えれば職務から解放され

愛する娘と暮らす事ができると信じるパクは

情報院に戻ると任務を受ける事を上官に告げ

北朝鮮の科学者を"消す"ようにと命じられる

折しも南北首脳会談が行われようとする最中

北に潜入したパクは研究所に忍び込み。。。

と?パクは科学者を殺さず何故か連れ出して

北朝鮮の特殊部隊に追われ国境地帯を逃走!

隠してある通信機で本国に科学者確保を通知

支援の工作員たちが現地へ向かうその一方で

北の特殊部隊隊長は科学者の生け捕りを命じ

 

(韓国側を目指しての決死行!)

 

(絶対に逃がさない覚悟。。。)

 

無数の追っ手が迫り科学者が捕まりかけると

殴られ痛めつけられていたのをパクが救出!

戦いの中でナイフで背中を刺されて満身創痍

国境地帯の道なき道を転がるように逃げ惑い

文字通り転がる間に科学者は足を痛め。。。

それを背負ってでも生きて連れて行くパク!

上官は"消す"のが任務で殺せと言っていない

だから命を奪わないのか?それとも理由が?

が、すぐ背後にまで隊長率いる部隊が迫って

そのうえ国境地帯には無数の地雷が埋設され

パクは科学者を隠すと自ら囮となり敵を奇襲

 

(ナイフを使い静かに始末)

 

支援の韓国側工作員たちもすぐ近くに迫る中

戦えば戦うほど居場所が相手に伝わるワケで

隊長もパクは囮と気がつき科学者捜索を開始

しかし北朝鮮側もけして一枚岩ではない様子

隊長ら特殊部隊にコケにされた国境警備部隊

その腹いせのタイミングを狙っているようで

一方で支援の工作員たちも到着し北と交戦!

一面を落ち葉に覆われた足場の最悪な急傾斜

バランスを崩すと転がり落ちてしまう状況で

名もなき兵士たち同士の激しい接近戦が続き

互いに血を流し命を落とす映像がしばし流れ

 

(双方が問答無用で殺し合い)

 

(次々と命を落とし)

 

(死屍累々。。。)

 

と、負傷して動けない部下を始末した隊長は

「足手まといは殺せ!」と非情な命令を下し

日が暮れて夜となってもその追跡を続行する

その頃、生き残った工作員と合流したパクは

科学者に会ってからのここまでの経緯を説明

元々韓国にいた科学者は北に娘を拉致されて

妻と共に北朝鮮に移り生物兵器の開発に協力

しかし娘を韓国に逃がした事がバレてしまい

生物兵器の実験台にされた妻は命を落として

そこで科学者は暗殺のためやってきたパクに

娘と会うため韓国へ連れて行ってくれと頼み

 

(命がけの願い)

 

自分と同じ娘を利用されている科学者に同情

それも生物兵器の解毒剤を作ると提案されて

殺すのではなく韓国へ連れて行くと決めたと

話しを聞いた支援の工作員は納得したのか?

科学者を連れて帰れと告げ自分は囮に。。。

特殊部隊と交戦した彼は命を落としたけれど

これで北朝鮮側の特殊部隊は隊長含め三人に

が、動くのもやっとな状態で科学者を担いで

足場の悪い場所を逃げるパクは足を滑らせて

二人はそのまま谷底へと転がり落ちてしまい

科学者は岩に激突!意識が朦朧となり。。。

 

(弱気な事を言い出す科学者)

 

(それをパクが励まし)

 

「娘のため」科学者にそう告げるパクだけど

それは自分を鼓舞するための言葉でもあって

覚悟を決めた科学者と共に罠を仕掛けるパク

で、追いついた隊長たちは科学者を見つけて

捕まえたけれども?いきなり科学者が反撃!

それは科学者でなく科学者のフリをしたパク

しかし隊長たちとの戦いが始まると思いきや

隊長の部下たちが何者かに射殺されてしまう

そこに現れたのは。。。北の国境警備部隊!

隊長がモタモタしてる間に状況が変わったと

自分たち国境警備部隊に上から命令が出たと

 

(腹いせの時がきた?)

 

"全員"には隊長たち特殊部隊も含まれてる?

自分たちがされたように隊長をコケにすると

警備部隊員は隊長の足を銃で突然撃ち抜いて

「これでコイツと五分五分だろ」

そう告げると隊長にパクと殺し合うよう命じ

どちらが勝つにせよ全員を消すのが上の指示

もし隊長が勝っても俺たちが殺すと言い残し

国境警備部隊はその場から去ってゆき。。。

もう互いに戦う理由なんて無いはずなのに?

ナイフを手にした隊長はパクに襲い掛かる!

ここで死ぬわけにはいかないパクも反撃して

 

(互いに引かない攻防)

 

(一瞬の隙も無く。。。)

 

急傾斜の谷を転がりながらも戦い続ける二人

岩に激突して意識が朦朧とするパクだったが

「パパ」と呼ぶ娘の声に覚醒!隊長を倒す!

科学者と合流して国境を目指し谷を進むパク

と、国堺を示した印の付近まで来たところで

"行くところがある"とパクは科学者と別れる

「いつか笑って会える」

そんな科学者の言葉を背にパクは歩いてゆき

-ラストシーン-

身支度を整え収監された娘の元を訪ねたパク

約束通り放免されたか?娘を引き取り。。。

 

(信じて待っていた娘)

 

(約束通り迎えに来た父)

 

夕日に染まる中を楽し気に帰宅する二人の姿

で、エンドロールが始まって流れてゆく横で

隊長の足を撃ち去った国境警備部隊の隊員が

モールス信号を使いどこかに何かを知らせる

その情報を受け取ったのは。。。パクの上官

実は国境警備部隊の隊員は韓国側の工作員!

ん?だからあの時パクを殺さなかったのか?

特殊部隊の隊員らを撃ったのも命令とは別に

パクを助ける意図があった可能性も。。。

この戦いで命を落とした者たちの遺体が映り

最後はパクに殺された隊長が映ったけれど?

死んだと思った彼が起き上がり THE END

 

(これはまだ続くのか?)

 

国境地帯を舞台に韓国と北朝鮮の工作員らが

血で血を洗う激しいバトルを繰り広げる本作

ま、親子の絆とかそれぞれの陣営の思惑など

ドラマパートも丁寧には描かれていましたが

まず目がゆくのはやっぱりアクションシーン

銃を使った戦闘はほとんど皆無となっていて

ナイフ、素手、尖った木の枝なんかの武器で

互いに接近しての格闘戦がメインなですよね

中でもナイフでの戦闘シーンに特化していて

映像としては地味?な印象も受けるのですが

双方が静かにナイフを構えて一瞬の隙を狙い

そこからスピード感のある攻防へと移行する

息をのむようなシーンが何度も何度も続いて

何気にも応えがあって見入ってしまいました

ってか、掴み合いとなってゴロゴロと転がる

泥臭い戦いなんかもしっかりと描かれていて

リアルな近接バトルだけでも観る価値あり?


一方でいろいろ妄想させられるシーンもあり

例えばパクの娘が暴行事件で収監されたけど

暴行事件を起こすような娘さんに見えなくて

もしかしたらパクに任務を受けさせるために

上官が暗躍しパクの娘を収監し人質にした?

娘が収監されたと聞いた時にパクが激怒して

上官を掴んだのはそれに気づいたから。。。

だから科学者が娘を人質にされたと聞いた時

同情し南に連れて帰ろうと決断したのかも?

なんてのは私の考えすぎでしょうかね?(笑

そんな事を妄想して楽しむこともできました


ただ、間延びしたようなシーンも多々あるし

時間繋ぎのような移動シーンなんかもあって

動きがある場面は迫力もあり楽しめるけれど

それ以外は中弛みを感じさせられるんですよ

けしてダメな作品ではないけど何か勿体ない

惜しい感じがしてくる韓国のアクション映画

気になった方は旧作や見放題になったらぜひ

 

アズマさんには今回も良作をお勧めして頂き

本当にありがとうございました!m(__)m