「ジェーン・ドウの解剖」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今日観た作品はコレ
     叫び【ジェーン・ドウの解剖】叫び


保安官たちが立ち入り現場検証する
陰惨な死体が散乱する家の地下室
掘られた床下から発見されたのは
ツインピークスを思い出しそうな
土に埋められた美しい女性の死体

保安官は彼女をティルデン親子
遺体安置所へと持ち込み検死を依頼
"ジェーン・ドウ"という名前以外は
何も知らされぬまま検死する親子



死斑も死後硬直も無いだけではなく
外傷がまったく無いのに骨折があり
手足の爪の間や全身に泥炭が詰付着
そして舌は切断されていて。。。
泥炭の地層は北東部のはずだから
ジェーンは北東部から来たと予測

と、親父は人身売買の被害女性が
騒がないようにと舌を切断されて
両手足を縛られた事案を思い出す
「ジェーンも似た事件の被害者か?」
そんな仮説を立てつつ検死は続き
で、膣内が激しく損傷しているため
人身売買絡みの仮説が正しいかもと
息子は早々に結果を急ぐが。。。
経験豊富な親父は結論を急ぐなと
いよいよ解剖して内部を調べる事に



胸部を切り開いた親子は絶句する
表面は綺麗な死体なのに体の内部は
肺は焼けただれ心臓などに傷痕が
どうやったんだ?と困惑する親子
すると周囲でおかしな事が起きだす
保管庫のジェーンの血が溢れたり
ラジオは悪魔だとか語る放送が混線
更に息子が建物内に人影を目撃!

謎が謎を呼び親子が不安になる一方
嵐が接近して外部との連絡は途絶
密室となった建物で解剖を続けると
ジェーンの体内から見つけたのは
魔方陣の書かれた布に包まれた歯!
どうやらジェーンの歯を抜いてから
布に包んでから飲み込ませたらしく
。。。悪魔的展開になるのか?( ̄_ ̄ i)





ラジオからは嵐が近いとの声と共に
「悪魔には近づいちゃダメ」
なんて混線した放送は語り。。。
するとここで親父は何かに気がつき
ジェーンの体の皮をメスで剥ぎ取る
すると皮の内側に。。。魔方陣が!
皮膚の外側ならともかく内側に?



と、その時!蛍光灯が弾け暗転!
何かの気配に逃げ出す親子だったが
解剖室のある地下から外へ出る扉は
嵐で倒れた倒木で塞がれて。。。
非常用の発電機でつく灯りを頼りに
親父の部屋へ逃げ込んだ二人だが
足音にドアの隙間から外を覗くと
死体に付けるタグを付けた足が!

室内に侵入されぬようドアを押さえ
なんとかやり過ごしたと思ったら
親父が奥の部屋へ引きずり込まれ
灰色の目をした何者かに襲われる!
やはりジェーンを解剖したからだと
解剖室へ戻った親子がふと見ると
解剖して体から取り出したものが
すべて腐敗しているのに気がつく

とはいえドアの外は保管してあった
死体が歩き回っている非常事態!
どう考えても元凶?はジェーンだと
急いで焼こうと火を付けるが。。。
周囲は焼け焦げてもジェーンは無傷
悪魔に守られているのか?( ̄ー ̄;



さすがにヤバいと逃げ出す親子は
動き出したエレベーターに飛び込み
追ってくる動く死体を斧で撃退!
しつこくまた来た別の死体を。。。
と、斧を降り下ろした息子だったが
そこにいたのはガールフレンド!
約束に遅れてる息子を迎えに来た?

悲しみに暮れる息子だけどここで
「もしジェーンが元凶だとするなら
解剖持にボクらをを殺してたはず
死因を突き止めれば何か分かる」

と、親父と共にまた解剖室へと戻り
まだ調べていない脳を調べる事に
切除した脳を顕微鏡で見た親父
目にしたものは。。。動く細胞?
そう、死因が分からないのではなく
彼女はまだ今も生きていたのだった

更に息子魔方陣の布を折り重ね
そこに書かれたレビ記20章27節
ローマ数字の1693年の文字を発見!
聖書をめくり書かれてある事を確認
"霊媒をする男女は殺さねばならない"
そしてローマ数字で書かれた1693年
泥炭は北東部の土に含まれている
17世紀アメリカニューイングランド
セーラムの魔女裁判ですな(;´Д`)ノ

ここからはあくまでも親父の推測

「魔術で魔女を封じようと試みたが
失敗してジェーンは悪魔?となった
拷問や解剖など傷つけた者に対し
それと同じ痛みを与える復讐者に」


と、君を助けたいんだと訴える親父
必死にジェーンへと語りかけるが
ここで親父の体に異変が起き始める
ジェーンと同じように両手足が折れ
どうやら内臓も傷つけられて。。。
その一方でジェーンの体にも異変が
解剖や他の傷がすべて癒されてゆき
。。。同じ痛みを与えてるのね(゚_゚i)



痛みに耐えかねもう殺してくれと
親父に懇願され息子はトドメを刺す
と、嵐が去ったのか電気が復旧し
建物の外から保安官が呼ぶ声が!
急ぎ地下室を出ようと階段を登り
ドアを開けようとした息子だったが
ふと気配に振り向くと。。。親父?
驚き階段から落下した息子は死亡
結局は関わった者は皆殺しですか



ラストシーン
現場検証する保安官は頭を抱えつつ
残されたジェーンの死体を他へ回す
警察車両に乗せられ搬送されてゆく
解剖が無かったように綺麗な死体の
足の指の一本が一瞬動いて。。。
で、エンドロールへ



生死はともかくとして悪魔の仕業か
魔女を魔術で封じようとし失敗したか
それとも無実の女性を裁く裁判に
世を恨んで自ら生け贄となったのか
ジェーンは呪物になったのかもですな
復讐者とか難しい事ではなく単純に
触れたもの関わる者の命を奪うだけ
。。。シンプルな呪いです。(´д`lll)
ローラパーマーっぽい美しい死体に
サスペンス的なお話かと思いきや
聖書や魔女狩りなどをネタにした
なんとも後味の悪い作品でしたよ
とはいえどオチとしては完璧だし
解剖されるシーンの死体の映像など
リアルな描写でかなりグロかったし
外と隔絶された場所が舞台だとか
何が起きているか分からぬままに
追い詰められてゆく怖さは伝わり。。。
映像の不気味さもなかなかいい感じ
魔女だか悪魔だかハッキリしない
モヤモヤしたオチではありましたが
ホラー映画としては良作でしたよ!
ちょっと無駄なシーンも多いですが
それほど気にはなりませんでしたし
暇潰し?にはピッタリなこの作品
好き嫌いは別れそうなところですが
気になった方はぜひ一度!(°∀°)b

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