「海獣の霊を呼ぶ女(1956年)」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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一部、ネタバレもあるのでご注意を

今日は先月リリースされた再販版の
こんな作品を観てみました!(°∀°)b
   波【海獣の霊を呼ぶ女】波


1956年制作の作品でそのタイトルと
登場する着ぐるみクリーチャー
本などで観たことがあるのですが
実際に作品を鑑賞するのは今回が初
で、どんな作品だったかというと

海辺を暇な金持ちの娘ドロシー
散歩する学者のテッドは近くの家で
無惨に殺された死体を発見し通報!
直前にその家から出る姿を目撃された
催眠術の権威ロンバルディ博士
参考人として刑事に事情を聞かれ。。。
刑事もテッドも彼が犯人ではと疑うが
普通の人間には無理な殺害方法と
証拠も無いためになんともかんとも

そう困惑するのも当たり前の事で?
助手のアンドリア退行催眠をかけ
数百年前の話を正確に答えさせたり
殺人の予言をさせ人々を驚かせたり
そんな見世物で人気がある博士だが
実は人類の祖という海獣の霊を召喚
その霊も催眠術で操って人を殺させ
予言を真実にしていたらしく。。。


(はじめまして、海獣の霊です)
ちなみにこんな見た目ですが(←失礼)
海獣の霊は女性で名前はエリザベス
なので博士アンドリア海獣の霊
劇中では「彼女」と呼んでいます
ま、怪力無双で流されやすいタイプ?


(オッサンかと思ったよw)


(誰がオッサンよ!)
で、博士の周囲を調べるテッド
アンドリアと出会いお互い一目惚れ
博士催眠により囚われた彼女を
なんとしても助けたいと考え。。。


(テッド!後ろ!後ろ!)


(博士の催眠に囚われ。。。)
一方、ドロシーのパパ博士を知り
これは一儲けのチャンスと接近!
見世物では儲けが限られてくるから
まず手始めに地元紙への記事の掲載
客を入れての大規模な交霊会の開催
事件を絡めて話題性を持たせた宣伝
娘ドロシーの彼氏で催眠否定派学者
テッドも認めたとの記事の掲載など
次々とメディア戦略を打ち出して
とんでもない儲けを稼ぎだしたパパ
「ペテンもここまでくると本物だな」
とかのたまいさすがの博士も苦笑い
って、お前が一番信じてないのかよ!

しかしそんな蜜月の日々にも終焉が
だいぶ稼いだしこのあたりが潮時と
ビジネスライクに切り捨てるパパ
が、それが博士の怒りを買い。。。
刑事やテッドを同席させた博士
交霊会でアンドリア催眠術をかけ
海獣の霊を召喚!騒ぎを起こさせ
自分のアリバイを固めたところで
その一報に現場へ向かった刑事は
海獣の霊に襲われてしまい。。。
後を追って駆けつけてきたテッド
「彼女(海獣の霊)は本当にいた」
最後にそう言い残して息絶える刑事


(リア充を車ごと崖下へ落とす大活躍?)
そして話はクライマックスへ
博士アンドリア、そして海獣の霊
それらの関係に気がついたテッド
このまま催眠術と降霊を続ければ
アンドリアの命が危ういと救出に!
が、催眠を解除できるのは博士だけ
何か方法は無いか考えるテッドだが
アンドリア海獣の霊を召喚させ
手始めに邪魔なドロシーパパを殺害


(え?ペテンじゃなかったの?)
次にテッドを殺すように命じる博士
と、その時!アンドリアの自我が
テッドを守るため博士催眠を拒否
召喚された海獣の霊テッドでなく
博士の方へと襲いかかって。。。


(こいつを殺せ!海獣の霊!)


(うわぁ!。。。って、寸止め?)


(え?え!オレの方?)
その反動でアンドリアから魂が抜け
「これでお前はもう自由だ」
そう言うと博士は息絶えてしまう
。。。博士アンドリアを開放した?
そして海獣の霊は海へと還り。。。
博士催眠術から解放された
アンドリアテッドは海を眺めつつ
これで本当に全てが終わったのか
真相は分からないままでTHE END?


(幽体離脱?)


(そして謎は残ったまま。。。)
可愛い?着ぐるみクリーチャーに
ちょっとユルいのんびりとした展開
人類の祖とかいう設定の海獣の霊や
催眠術をペテンと決めつけたまま
それすらも利用し一儲けしてしまう
ドロシーパパの商魂にギャフン(笑)
他にもツッコミどころ満載で。。。
怖いというよりも微笑ましくて?
さすがに古い作品なので見栄えや
映像には残念な部分も多いのですが
浮遊する白いモヤモヤが少しずつ
固まって海獣を形作る演出などの
お!と思わせられるシーンもあり
何だかんだで楽しませて頂けました
毎度の事ですがこの手の昔の作品は
誰が観ても面白いワケではないので
あまり人にはオススメしませんが
好きな方にはたまらないはずなので
気になった方は観てみてはいかが?

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