3冊まとめ買いした中でなぜか究極の英単語4が1冊だけ今日先に届いたので、
パラパラとめくりながら暗記済みの語彙にチェックを入れたりしつつ。
やっぱり、いいですね、キクタンもそうですが、究極の英単語。
1つの単語に対して色々意味が載っていたほうが単語の根幹となるイメージが印象に残りやすいです。
あと、基本、英辞郎に載っている内容とリンクしているので安心感があります。
パス単は本当に最悪。
ほか、紙版のいいところは冒頭に語源の説明のページがあるところと、
アプリだとオプション購入(¥1,200)になる追加分の例文も載っているところ。
個人的マイナスポイントとしては、チェック欄が1つしかないところ。
と思いましたが、手元のキクタン見ても、チェック欄は一つしかないようです。
ちなみにパス単は2つあります。
比較してみてのポイントを箇条書きにします。
・本を購入した場合音声データが別売りになります。
私のようにアプリと本ダブル買いする人は少ないと思いますが、
アプリで音声を代用しようとした際の落とし穴がいくつかあります。
・アプリ版究極の英単語は、音声再生の速度調整ができない
・全体再生は可能なものの、センテンスや単語ごとに学習を進める場合に
いちいちタップするのが面倒
・音質が著しく悪いトラックが一部存在する
・別売りの方では修正されているのかわかりませんが、発音が明らかにおかしい
(発音記号通りでない、かつ、米でも英でもない発音)トラックがある
・アプリと本で発音記号が違うケースがある
(確認した中では本が正しかったです。)
・アプリと本でハイライトされている単語が違う
(※後述しますが、アプリと本で、ハイライトの定義が違う)
今日、究極の英単語のLv.12をアプリ音声で再生しながら本でチェックを入れていき
ましたが、正直、究極の英単語のアプリ+本購入は微妙かもしれません。
(個人的にあまりおすすめするポイントがない)
ちなみに、↓の訳はアプリと本では当然ながら同じです。
ただ、本には載っていてアプリには載っていない内容もあります。
(本には、使えるフレーズ、というのがちょこちょこ挿入されています)
あと、今更ですが、究極の英単語とabceedを比較した記事でもすでに色々書いた
通りですが、究極の英単語のダメなところは、訳の読み上げがない点。
キクタンはありますし、パス単も訳の中身はダメダメながらも訳の読み上げはあります。
そういう意味では究極の英単語のオールイン版は本当にダメです。
仕方がないので、音声再生→自分で続けて訳を読み上げたりしながら、周回していてもなお覚えられていなかったり、あやしい単語はボキャビルを進めています。
見ているだけじゃ覚えられない単語というのは一定数存在するので(私の場合)、
その場合は他の五感を使うしかありません。
↓本の名詞・形容詞・副詞のパートはこんな感じ。
背景が赤い単語が重要語というわけではなく、単に1行ずつ色分けしている模様。
(Excelの表作成みたいなレイアウト)
この仕様は個人的には微妙…。(文句言いすぎですか?)
どうしても、目で見ると、赤い単語が重要語に錯覚してしまうんですよね〜。
で、改めて、ですが、これ、本には音声データがついていません。
CDもなければダウンロードするURLなどもなく、音声データが別売りなので
これから本を買おうと検討している方がいらっしゃいましたらご注意ください。
(abceedでも無料では落とせません)
私の場合はアプリで購入済なので音声データもあるので良いのですが、
これはちょっと上でつらつら書いたことを抜きにしても、イケてない気がします。
いくら究極の英単語1〜4までセットの音声データだとしても…
そもそも1→4じゃレベルも全然違って、ターゲットが違えば、1から4に行くまでは相当時間がかかるので、
まとめ買いさせるのはちょっと、と個人的には思うのですが、
なぜ一緒くたにして販売したのかが謎です…。
(アプリは少し前まで1から4までそれぞれ分かれていて個別購入可能でしたが
現在はオールインワン版しかないようです。)
音声データ3000円+外税になってますがアプリはオールインワンで2400円なので
個人的にはアプリのほうがいいのでは、という気がします。
いや、でもアプリも微妙なところが多いな…。
もしかしたらCDの方は、
トラックの分け方とかがものすごく使いやすかったり、アプリとは違いがあるのかもしれませんが、
違いがなかったら、アプリ買ったほうが安い、というのは確かです。
でも本と同じ内容書かれてるアプリ開きながらトラック再生するのもなんかビミョー
という気がしないでもないです…
フリックめんどくさいですし。アプリで、全体再生自体はできますが、いちいち止めるのも面倒。
結局のところ収録語数は多いのですがイマイチなポイントもゼロではないという。
まあでもパス単よりはよほどマシです。
で、冒頭でちらっと触れた、アプリと本でハイライトされている単語が違う、という件ですが。
本の、動詞パートだとこうなっています↓
これも、余計なことはしなくていいのに、という感じが…。
確かに動詞のパートなのに動詞以外の品詞も並んでいるからあえて動詞だけ強調して
いるのか…?
個人的には、別に要らないなという仕様ですがありがたいと感じる人もいるのかもしれません。
あとちょっとピンクの線でアンダーライン引いていますが、
文の中心となる動詞は背景が赤くなっています、と書いてありますが、このVerbは
述語動詞とはかぎらないのであしからず。
で、アプリのほうでハイライトされている内容はというと、
こちら↓
レベルが高くなるほど背景色が濃く表示されます、ってなっていますが、
Lv.12なら12で濃淡2パターンかな?というくらいで、
これもまた別に要らなくないか?と思います。(※個人的には)
どのみち覚えないといけないのと、ある1つのレベルで単語をずらずらっと見る限り、
濃淡がついていることにほとんど意味はないんですよね。
あと謎なのは、右上にあるカラーインジケータは、のくだり、
そんなものが見当たらないという…。
アプリのアップデートの過程で消えて説明だけが残っているのか、謎です。
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10000語前後やろうとすると、CEFRの単語集にするか植田さんのボキャブラリービルディングの本にするか究極の英単語くらいしか無い気がしますが、
どの本も一長一短という感じでしょうか。
うーん。究極の英単語、体系的という意味ではわかりやすいのですが、
でも紙+アプリもしくは紙+音声データが必要と考えるとちょっとお金がかかるなあ
という気がしないでもない。(他の本と比べると。)
キクタンなんかは音声もパッケージになっているのになぜ究極の英単語だけ音声別になったのか、謎です。
語数の問題?
↓上でタイトルを挙げている以下2冊は何度も中身をチェックしていますが私は購入していません。
それぞれいいところとあまり好きではないところがあります。
個人的に暇なときにはこの辺も眺めています。(以下は全部持っています)
16000語レベルのはちょっとまだ知らない単語が多くて結構負荷が高いです。
ニュース英単語はTOEICに出そうなパートを徹底的にやったり、
あと、分野別(政治や行政等)に分かれているので覚えた単語を整理したりするのに
使っています。
終局の英単語と極限の英単語シリーズはうたわれているレベル、語彙数の割には意外と知っている単語があって、
例文はなくただ単語が並んでいるだけなので単調ではありますが、
とにかく英単語覚えたいという人にはお手軽です。Kindleですし。
ちなみに35000語まであります。
あと20000語とかいうと引く方もいらっしゃるかもしれませんが、
金フレに載ってたりするような単語もちらほら出てきたりします。
そういう意味では、○○○語っていうのはどう断面を切り取るかであって、
必ずしも知らない単語とも限らないと感じます。
語彙力をチェックするときには、
Weblioの語彙力テスト(ただし結構クセがあるのと速度がかなり影響する点が微妙)、
もしくはTest your vocabがおすすめです。
Weblioは正直出る単語によって毎回結果に多少のばらつきがありますが
(私の場合は10,000〜15,000語の間で変動します)
Test your vocabは結構精度高く実際に体感と一致する数字が語彙数としてドンピシャで出てくると思います。
また、語彙力の考え方、については個人的にこちらの、元塾講師の方が書かれたブログ記事、
英単語の数え方が大変勉強になりました。
まぁ、たしかに固有名詞や品詞違いはもともとカウントする意識はありませんでしたが、
含めた場合、含めない場合の定量的な差異の話なども書かれています。