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我が町は分水嶺にもほど近い山の中の盆地ですが、
たいていの町は丘や山を含んでいます。
この地は古くから稲作地帯として土地改良を重ねて来ました。
キレイな３００坪の長方形の改良田んぼが整然と並んでいたのは、
私が不動産の仕事に就いた頃、４７年も前のことでした。
その後何度かの開発の嵐が来て、
宅地価格が目を剥くほど高くなった時もありました。
街の南側で大水による被害も少ないため人気が出て、
転入者が増え１丁目から９丁目迄出来ました。
しかし、残念なるかな市は道路の整備はほとんどして来なかったのです。
国道はともかくとして一本裏道に入ると昔の幅員のままで
すれ違うのも大変です。
おそらく大昔の地域地区が優良農地だったために、
軽トラックが通れればいいくらいのまま発展したのでしょう。
交通事故には余程気をつけないと命が幾つあっても足りません。
