今週は菊花賞。

個人的には軸選びが鍵ではないかと思っている。

例えば、買うかどうかはデータ分析の結果次第なので、現段階ではなんとも言えないが、個人的に軸選びが鍵と言っている理由を幾つか例に挙げて説明したいと思う。

上位人気になりそうなエタリオウ、ブラストワンピース、エポカドーロはたしかに強い。

しかし。。。これらには不安要素がある。

ブラストワンピースは能力は確かだろうが、過去10年で複勝率2%と絶望的なデータがある関東馬。
恐らくこれは3歳という精神的にも幼い年齢に起因しそうだ。
古馬でさえ、長距離輸送は精神的ストレスを感じレースでは折り合いを欠きやすいなどの不安が付きまとうのだから、3歳馬ともなれば尚更だ。

エタリオウは血統的には申し分ないのだが、過去10年の勝ち馬は全て最低でも2勝を挙げている事が最低条件なのに対して、この馬は勝ち味に遅くデビューからまだ1勝しかしていない。
シルバーコレクターと称された父ステイゴールドに容姿もさることながら成績も非常に酷似しており、デビューから8戦で1度も掲示板を外していない安定感を持ちながら、1勝2着5回という脅威の2着率。
勝ち切るという予想はしづらい。

エポカドーロは実績最上位だが、前走の神戸新聞杯ではスタート直後に落馬直前の躓きがキッカケで4着に敗戦。
あくまでも躓きが原因なので、気にする事は無いのかもしれないが、データ上は神戸新聞杯で4着以下に敗れた馬は菊花賞で連対率約2%、複勝率は約9%だ。
しかも馬体的に見ると胴体が短く、コロンとした体型で、本来は2000m前後に向いている体型だ。
菊花賞は後にマイル線で活躍する事になったエアスピネルなども好走してしまうレースでもあるが、割り引いて考えるのは必要だろう。

ジェネラーレウーノは最も危険な人気馬だと思っている。
というのも、陣営が早くも逃げ宣言をしているのだが、過去10年で逃げた馬が馬券になったのはたった1回で3着のみ。
初の3000mを逃げ勝つのは至難の業だ。
血統的にも中山や阪神のようなパワーを要する競馬場向きで、3コーナーからごちゃつき始めるスピード馬場の京都競馬場ではかなり割り引いて考えたい。

とはいえ、この上記4頭は能力的に抜けていて、好走要因があるのも確かだ。


逆に能力的に頭1つ劣るが、好走要因が豊富な馬がいる。

メイショウテッコンは前走、神戸新聞杯で3着。
3着とはいえ、2400mという距離で逃げて上がり34秒台というのは1番強い競馬をしたように思う。
しかも、この馬は梅花賞で今回の1番人気想定のエタリオウにタイム差無しではあるが先着した過去がある。
神戸新聞杯ではエタリオウがこれまたタイム差無しで先着だった。
上位人気と力は互角で、今回はジェネラーレウーノが逃げ宣言をしている為、番手あたりに控える事ができ、このレースで最も成績の良い先行戦略でレースが出来る。この状況で5番人気想定ならかなり買える要素が満載だ。

グレイルは現在6番人気想定だが、完全な右回り専用機。
皐月賞では6着に敗れるも、ジェネラーレウーノ、ステルヴィオ、キタノコマンドールなど骨っぽいメンバー相手とタイム差無しで、後のダービー馬となり、神戸新聞杯を勝ったワグネリアンには先着を果たしている。
基本的に後方からの競馬になるのがマイナスポイントも、鞍上は京都競馬場なら滅法強いイン突きの岩田こと、岩田康誠騎手。
内枠を獲得することができ、京都を知る男が鞍上ならば3コーナーからの大捲りも期待できる。

不気味なのがアフリカンゴールドだ。
前走1000万下クラスを勝って、格下からの参戦となるがその相手は古馬達で、しかも1000万下クラスでは幾度となく善戦してきている強いメンバーだった。
元々、春の段階からこの馬は菊花賞!と言われていた馬で距離が延びれば延びるほど能力を発揮する。
その証拠に、2000m戦では3戦して馬券圏内は1度も無かったが、2200m戦は2戦して1勝2着1回。2400m戦では2戦2勝と結果を出している。
しかも、2200m戦以上のレースでは全て人気順以上の着順となっており、是非とも狙いたい1頭だ。


。。。とまぁ、このように力のある上位人気勢に不安要素が付きまとい、力の劣る中~下位人気勢に買い要素が豊富という状況だ。

先週はアーモンドアイが鉄板で仕方が無かったが、今週はこのようなことから軸選びが鍵では無いかと感じている。

あとは本日から本格的なデータ分析をして、いつも通りレース当日に最終結論を出したいと思う。