オーガニックファーム88です。

 

1月下旬から約2週間、ドイツとスイスを旅してきました。

 

私は現在、シュタイナー療育士養成コースを受講しているのですが、ドイツから先生が日本に来てくださり、授業をしてくれているのです。

 

その講師のなかの一人の先生に会いに行くことが、この旅の最大のお目当てでした。

 

シュトュットガルトにある病院で働いておられる先生は、小児科で、主に乳幼児期の子どもたちの治療教育を行っておられます。

 

お忙しいなか、私の訪問に合わせ、病院内(主に小児科)を案内していただきました。

 

写真撮影の許可をいただき、なおかつ、このように公開することに快く承諾してくださったので、この貴重な写真を通して、こちらのシュタイナー医療の病院をご紹介します。

 

 

 

 

この写真は、病院玄関を入ってすぐに見える通路です。

 

この通路を通って、病棟に行くのですが、このエントランスの柱と梁がとてもとても太いのです。

 

この太い入口をみると、驚くほど安心感が与えられました。

 

どっしりと構える入口は、「安心して、信頼して治療に来なさい」って言ってくれているような気がしました。(私は患者ではありませんけれど…)

 

このような気持ちにさせてくれるのは、シュタイナー建築の特徴かもしれません。

 

 

それは、このエントランスだけでなく、病院の入り口を中心に曲線を描いていて、建物そのものが大きく手を広げて向かい入れてくれているような設計になっているのです。

 

建物が人に与える安心感を、生まれて初めて体験しました。シュタイナー建築の本を読んでいて理論的に少しだけ理解はしていましたが、実際に体験するのは、これが初めてです。

 

 

さて、話を戻しますが

 

病棟に向かう太い柱と梁のエントランスをくぐると、

 

大きな壁一面が、このように描かれています。

 

 

この絵を見た時、もっと色彩の本質について学びたいと思いました。(この絵の意味を聞きそびれてしまいました、残念!)

 

 

そして、小児科病棟へ行く廊下です。

 

 

直線的な廊下ではなく、ゆるやかな曲線を描いている廊下です。

 

 

入口の横には、それぞれ、ドイツの有名なお話しの様子が描かれています。

 

写真が立て向きなのですが、どうしても横向きになってしまい、失礼!

 

 

 

首を横に傾けてみてくださいね。これも、ドア横に描かれている絵です。

 

 

 

 

ドイツの子どもだったら誰でも見たらすぐに、なんのお話かわかるそうです。

 

子どもたちが、見知らぬ部屋に入る時に、よく知っているお話しの絵があれば、少しは安心して部屋に入っていけるのかもしれません。

 

 

 

こちらは、入院するためのお部屋です。

 

全体的にピンクの優しい色に包まれています。

 

お布団の色までピンク。カーテンも。

※ベッドの上にかけてあるビニールは、ホコリよけで、患者さんが入院することになったら、とりはらうそうです。

 

個室ですが、ふたつベッドがあるのは、子どもだけでなく、必ず親も一緒に泊まれるようにしてあるからです。

 

奥には、お風呂とトイレがあります。

 

テーブルもあり、付き添う大人がくつろげる空間も用意されています。

 

テレビはありません。

 

 

各病室には、この岩塩ランプが設置されていました。

 

この岩塩ランプの光にも意味があるそうで、慎重に岩塩の色を選ぶそうです。この色の岩塩ランプは、人が落ち着くことができる光を放つそうです。なおかつ、子どもが寝ているときに点けていても、子どもを起こすような刺激が少ない光だそうです。

 

このランプは、この病院の売店でも売っていました。

 

 

こちらは、親子でお食事をする部屋だそうです。テーブルに食事が用意されています。壁にも、食事をしている様子が描かれています。

 

シュタイナーは色の本質についても多く語っているのですが、その色の効用をいかした病院のつくりになっています。

 

部屋や廊下によって、壁の色がことなりますし、壁に描かれている絵で使われている色彩にも、ひとつひとつ意味があり、丁寧に選ばれているのです。

 

小児科でよく使われている色は、温かいピンク色が多く、包まれて守られているような感じがしました。

 

その反面、大人のための病棟では、黄色がふんだんに使われていることが多いようです。ここに来る大人には光が必要だからと説明を受けました。きっと重い病を抱えて、闇のなかで苦しんでいる大人の患者さんのために選ばれた色なのだと思います。

 

 

近日中に、この訪問記の続きをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

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