ただ書いておきたいだけの話。

テーマ:

この記事は、自分の為に書いておきたいだけで、楽しい内容ではないので、

楽しくないお話が苦手な方は、読まれないことを推奨いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、どうぞよしなに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンドメイドイベントへの出店が決まり、

自分は何がしたいんだろう、自分には何ができるだろう、と

一週間考えていました。

準備には何がいるだろうと思って、実際に買ってみたり。

 

はんこを始めて三年、最近、伸び悩んでいました。

 

私は、二番煎じです。

ずっとそうでした。

 

はんこも、お客様、リピータ様がいらっしゃって、

ある程度のお取引は細く長く続けさせていただいています。

 

ですが、新規のお客様とはあまりご縁がなく、

既存のお客様の中でも、私のはんこが一番好きだ、と思ってくださっている方は、

少ないと思います。

 

それがとっても悔しかった。

周りが、頑張っても越えられない壁に感じて、行き場がなかったんです。

 

だったら、自分のはんこがもっとよくなるように努力しなさい、

市場調査をしなさい、と、仰られるでしょう。

 

私もそれを聞いて、そうあろうと努力してみようとしました。

 

でも違うことに気が付かせていただきました。

 

「二番煎じ。自分のはんこがもっとよくなるように努力。市場調査。」

これらは全部、売るための意識やアドバイスです。

 

売れると嬉しい、売りたい、売れるための図案。

 

私が消しゴムはんこを始めたのは、彫るのが楽しかったから。

続けているのは、私が作ったハンドメイドのもので、売れたものが消しゴムはんこだったからです。

私は入り口は「好き」だったかもしれませんが、

好きなことで売れたら嬉しかったから、続けてみました。

 

ずっと売れてると、見えなくなって、今は、売りたいしかなくなっていたと思います。

 

イベントに出ることを決めたのも、新しい顧客を開拓したかったからだと、

今は思います。

 

今より伸びたかった、売りたかった、上に行きたかった。

なので、一石を投じてみました。

 

そうしたら、わかったことがあります。

 

ハンドメイドをしていて、それなりに売れてくると、

「いつかは消しゴムはんこで食べていけたらいいなあ」

「あの作家さんみたいに本を出したり、大きなイベントでワークショップや公演をしたりできたらなあ」

「市販化されるグッズができて、お店に並ぶ日が」

と思うこともあるかと思います。

 

私もそう思っていたし、ハンドメイドでの成功はそのような姿だと思っていました。

 

でも違った。

 

それはもう、ハンドメイドじゃない。

 

売るのは商売です。

いくら作った物が手作りでも、それは変わらない。

個人の範囲を超えて、その先に踏み出したら、それはもう完全に社会的なビジネスです。

 

有名になって、人気作家になって、お仕事も増えて、お金持ちになって、

それが成功だと思っていました。

それが成功だと思っている人を否定するわけじゃないし、

そうした目標に向かって努力する人、

努力が報われて、実績を積み上げた人は、すごいと思います。

 

でも私にとってはそれは成功じゃなかった。

 

ずっと売りたい、売れてほしい、と思っていたのに、

実際に売っていこうとして、何が一番大切かなって思ったら、

私には「はんこを彫ること」だったんです。

 

なので、もう売るために頑張るのはやめることにしました。

 

彫りたいものを彫って、出品して、お気に召していただけたら、それでいいかな。と思えるようになりました。

 

出ると決めたからには、イベントは頑張ります。

でも、売りきるために図案を考えるのはやめました。

好きなものを彫って、見映えの為の点数は揃えるけど、それは並ぶはんこたちの為。

生まれたからには、3個寂しくぽつん、とかじゃなく、お店に一緒に並ぶメンバーを揃えてあげたい。

みんなが可愛く見えるように、他のはんこと並べてあげたい。

 

幸いにも、まだ二つしか彫ってないし、それはとってもお気に入りのはんこだから。

梱包も、私が単純にはんこに似合う可愛いものを選んだので、

お店の人が嫌がろうが、売れるはんこはもっとこうとか思われようが、構わない。

私は私のはんこに、この梱包が似合うと思ったから。こうしました。でいい。

 

すごくすっきりしました。イベント出店で気負ってた部分ありました。

はんこが向いてないと思ったし、人気作家さんには敵わないと嘆いてた。

売れたかった。一旗揚げたかった。

認めるのは恥ずかしいし誰にも言えなかったけど、捨てると決めたら認められた。

 

売れないやつの逃げ、妥協、言い訳。そう思われるかもしれません。

 

実際私は人生をずっと失敗してきたし、ダメなやつだったし、きっと世間から見るとそう。

でも、私がずっと失敗してきたのは、間違いじゃなかった。

手に入れられないものが多すぎて、今は本当に大事なものだけ残っている。それしか残っていない。

はんこも私にとっては二番以下でいい。楽しく過ごすための、エッセンスでいい。

 

今日、この気持ちに気付かせてくれた、名前も知らないあなたに御礼を。

心から御礼を。

 

はんこをこれからも続けていたら、

また目的が売ることにすり替わってしまうかもしれません。たぶんそうなる。

私は鶏だから。

 

だから、今日のこの気持ちを忘れないために。書き留めた。

見えるところに書き留めた。

 

しばらくは読まないけど、またいつか読みに来るために。

AD