義父が入院してました

幸い順調に回復して元気になったんですが、認知症の義父は自分が病院にいることが理解出来ませんでした


昼間は「ここはどこ?」となっても看護師さんに説明を受けるとあっさり納得(また尋ねるけど)するんですが問題は夜!!

夜は混乱が酷くなるようで看護師さんが説明しても納得しなかったり、パニックになって身内に電話をかけてきました

「どこか知らない場所にいる。助けてくれ」とガーン


初めてかかって来た深夜

夫にかかってきました

義父になにかあったのだと思って飛び起きたという夫

私もそれが頭に浮かんで同時に起きて、やり取りを心配しながら聞いていました


だけど義父のパニックによる電話…夫は脱力したような声で宥めていました


その後は夫婦ですっかり目が覚めてしまい寝室を出てリビングで溜息

困ったなぁと思いつつも、義父、まだ電話かけられるんだってびっくりしました

もう何年も前から義父から電話がかかってきたことはなく、かけている姿も見た事がありませんでした

義父目線では目が覚めたら見知らぬ場所

緊張と焦りで火事場の馬鹿力が出たのかもしれません


ですが火事場の馬鹿力は義母が義父の携帯を回収するまでの間、毎晩発揮されたのですガーン

かける相手は決まっていて義母、夫兄、夫、夫妹

なぜこの4人だけかというと、この4人以外義父にはわからないのだと思います

孫のことも、孫という存在がいることは多分わかっているっぽいですが、誰が誰というのはわからない様子

でも自分の妻である義母、子供たちである夫兄、夫、夫妹のことは名前もわかってるし区別もついています

義父の中で強く記憶に残る存在で、大切な4人なんだろうなと思うと切なさはあります

ありますが…毎晩のようにかかってくると…ガーン

義父の気持ちに寄り添うとかそういう気持ちも失せてしまい、夫は

「いい加減にしろよムカムカ迷惑考えろよ!」と結構きつい対応をしてました

認知症の人相手にこの対応がいいのか悪いのかでいえば悪いのだと思いますアセアセ

昼間は「ここはどこ?」となっても混乱することもなく大人しいらしいのですが、なぜ夜になると迷惑爺さんになってしまうのかガーン

夜は看護師さんに対し、今すぐ家に帰る!!とゴネたり

要求が通らないと「なら窓から飛び降る!!」など連日騒いでいたそうですガーン大部屋なんですけど…本当に迷惑ガーン


この迷惑行動に誰よりショックを受けて落ち込んだのが義母

身内に迷惑かけるだけならまだいいけど、看護師さんや同室の方に迷惑をかけるというのは義母には相当な心労だったらしく、久しぶりにメンタルで通院をしたと言ってました

認知症って厄介ですガーン

そしてようやく退院したら、入院していたことを即忘れてしまいました…ガーンあれだけ連日騒いでいたのにすごいよもう…悲しい