工藤 嵩大
株式会社LOCAL INNOVATION 代表取締役
全国87年会 代表
1987年生まれ。長野県出身。2010年に大学を卒業。新卒は金融機関。入社半年で1,200人中エリアトップセールスを獲得。同年12月に従業員2名、設立10ヶ月目のスタートアップベンチャー企業へ転職。営業コンサルタントとしてスタートアップを経験し、2011年12月12日に起業。現在は、エンジニア・デザイナー就職に特化した新卒採用支援、キャリア教育を中心とした学校教育支援、自社新卒サイト「Career Select」を用いたインターネット事業、クリエイターが集まるシェアハウスの運営、その他87年会の設立と運営に携わる。
Mission
「世界を変えるサービスやプロダクトを生み出し、人類を劇的に変える仕組みを創る。」
常に革新的な挑戦と壮大な夢を持ち、多くの人から頼られ愛され尊敬される人物になり、自己の影響力を高める事で起業家精神をもった人を増やし、希望と幸福に満ちた世界を創る。
「人生の転機」を応援できる仕組みをつくりたい。
「19歳のとき、24歳で起業するって決めたんです。」今年3月、新しい就職支援サービス【Career
selectを立ち上げた工藤さん。実力のあるデザイナーやエンジニアを、直接企業とマッチングさせる仕組みになっている。25歳にして、多くの企業を巻き込むサービスを生み出した工藤さん。連載第1回は、彼の原動力を探っていく。
「ぼくは、必要なときに必要な人が支えてくれたから、ここまで来れたんです。」高校生まで野球一筋、常に仲間に囲まれて生きてきた工藤さん。「大学も、祖父の助けがなければ上京できませんでした。『やりたいことをできないのが一番損だ』と、学費の一部を出してくれたんです。」その後すぐにおじいさんは他界。感謝と悲しみを抱え、長野から東京へやってきた。しかし上京後は、実に「ダサイ」1年間だったそうだ。
「18は、ダサくてかっこ悪かったです。どうも、常に何かに向かってがんばってないとダメみたで…」東京に来てからは、特に目標もなく毎日を過ごしていた。しかし工藤さんは、自分に厳しくとことんやりきらないと気が済まない性分だ。19歳になってからは、資格取得のために毎日14時間勉強し、空き時間で読書を続けた。偶然にも、そのとき出会った本の著者が全員24歳で起業いたため、自身も24歳で会社をつくると決意した。この勢いと意思の強さが、工藤さんの強みである。「人生を常に本気で生きていたい。じいちゃんを裏切ることは、できません」彼が多くの人に支えられるのは、それに値する努力をしているからだろう。
「家族や友達が迷ったり悩んだりしたとき、心の底から力になりたいんです」企業当時も、初期メンバーの離脱、友人の悲報など、問題は山積みだった。しかし大学進学時と同じように、工藤さんの周りには常に周りからの支えがあった。「今度は、自分自身が家族や友達を助けられる人間になりたい」【大切な人】こそ、工藤さんの原動力となっているのだ。
「ネット×人で、多くの人を支援できる仕組みを作りたい。人と人とを繋いでいきたいです」誰もが本気で悩み戸惑う、様々な人生の転機。
そこに寄り添う存在になるため、今回のサービスCareer selectを考案した。
就職活動のみならず、今後はどのような場面で、いかに人生を支える仕組みを作っていくか。
工藤さんはすでに、10年刻みでサービスの展開を思い描いている。
どうやら彼には、夢がなさそうだ。期限をつくることで、すべてを目標にしてしまっているのだから。
「今何ができるか」じゃなくて、「これから何がしたいか」。
編集協力/勝野 小百合
次回更新予定!
読んでくれてありがとうございます。ライターの勝野です。これからも、活躍する同世代の記事をどんどんアップしていきます。
次回は「日本を代表するジャズピアニスト二見勇気さん」ぜひご覧ください。