知的障害者と自分 | 神戸の不思議なお花屋さん◆ぐんぐんフラワー神戸 花屋 垂水◆生花、ギャザリング寄せ植え、ドライフラワー

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いま、ある一冊の本を読み終えました。


「あぶあぶからの風 」という本です。



ぐんぐんフラワー神戸 アトリエ風花屋 垂水区-あぶあぶあ


知的障害者達を持つ青年達の楽団、ミュージカルの27年間の起動



この楽団の一人がぐんぐんの兄です。


27年前、この楽団が出来た当初私は小学校2年生でした。


この楽団と一緒にコンサートに参加していました。


この本を読み終えて思うと私の基盤は、この楽団達にあるように思いました。


幼少の頃、知的障害という言葉はしらず、ただ無邪気にコンサートに参加していた私。


大人になるにしたがい、障害者といることが恥ずかしいと思うようになりました。



小学生高学年なったあたりのとき。

近所の男の子に

「おまえのおにいちゃん汚い。だからおまえも汚い」

と言われのを覚えています。


そんな私の幼少時代は自信もなく、暗い女の子でした。


中学生2年のとき

この楽団の指導者の東野さんに

「わたし、一緒にいると障害児と間違われるから、もうコンサートには出たくないと」

と言いました。


高校に入り、今ままでおとなしくしていた反動か、ハデな仲間と遊ぶ事が多くなりました。


でも、心のどこかで人を馬鹿にしたり、いじめたりという事に不満を感じていました。


専門学校に入り、社会に出てそんな事は忘れてしまっていたある時


この、楽団がニューヨークで公演することになりました。


仕事先に無理をいい休んでニューヨークまで見に行きました。



その公演を見ているとき、ある自分に気づいたように思います。


公演の行き帰りを楽団とミュージカルの人たちと共に行動していました。


ある、障害のある大人しい女の子がいました。

とっても大人しい女の子が

舞台では、自分が花開くのごとく、輝いてその舞台に立っていました。

体全体で想いを表現していたように思います。

兄も、この公演にでておりました。

兄は普段は大人しく演奏が終わっても舞台の後ろで手を振る

そんな兄でしたが、

この演奏会の時はとっても嬉しかったのか、舞台の前まで出て来てみんなにありがとう

いう気持ちでしょうか、一生懸命手を振っていました。


その姿を見て号泣しました。


彼らが生きるという事。生きる全てを知っているそんな感じがします。


生きているうちに色んな知恵をつけすぎて、原点を忘れてしまいます。

でも、彼らを見ていると、そんな事を剥ぎ取り、本来の自分を取り戻せるそんな気分にさせてくれます。


彼らは、私達が忘れてしまっている、たくさんの素敵な言葉を沢山知っています。


こうやって文を書いている間も涙がなぜかあふれてきます。


こいう、環境を幼い頃から見ていたのに、それが嫌になってしまったわたし。

でも、そう時期があったからこそなお、彼らからたくさんのパワーをもらえる感じがします。


今思えば、彼らからたくさん色んな事を教えてもらっている気がします。


お店を始めた頃。

指導者である東野さんから電話があり色んな事を話しました。

私が中学生の時に言ったことを覚えていてくれました。


「でもね、あの時えみも大人に近づいているんだな。って思ったよ。」


なんだか、全てを見透かされえいる気分になりました。


この東野さんこそ私の憧れであります。


いつも、笑顔で天使みたいです。


「先生」という言葉を嫌ってました。


不思議なパワーをもった人です。



これから原点を忘れず、お花を通じて沢山の人に出会い、楽しいひと時をすごせたらと、深く思う今日この頃であります。



あぶあぶあの歌の一つ

「with you smile」の歌詞です。


青いこの空の下
 めぐる想いをだいて
 翔る想いは
 果てしなく広がる

 君がいた どんな時も
 だから これからも
 そっとつつんで運ぶよ
 雲にのせて

 
この広い世界の中で
  めぐりあえた
  ふりかえると
  微笑ながら
  だから 
  With You Smile


碧い海に誓うよ
 いつまでも変わらない
 深い想いは
 果てしなく広がる

 君がいた どんな時も
 だから これからも
 そっとつつんで運ぶよ
 波にのせて



あぶあぶあ&LOVE

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最後まで読んでくださいありがとうございます。

みなさんにも、素敵な出会いがありますように。


ぐんぐん