本日2記事目



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今朝の小話はこちらから聞けます。

















夫の愛情は、母の手をあまりわずらわせず

食器が綺麗になること


また、食器をよく落としたり割る母のために

機械をつかえばいいの提案


水洗いより、食洗機の方が水道代がかからないエコ。


わたしは、

リビングに何回も来る母が、リハビリにもなるし、

私とのお喋りも楽しいし、

今のままでいいんじゃないか?と思って母に聞く。


母は、夫の提案を受け取り


忘れていた食洗機の使い方をレクチャーされている。



夫は、食洗機に入れる食器をきちんといれたい。


きちんとした所は義父似で


義父は大工でもないのに、あゆ釣りに使う川の小舟や、網、

家の裏に立派な蔵を自分で作った。


頼んだ大工より上手いのではないか?と思うくらい

自分がこしらえるものは長さをピッタリと測り、


タンスやカバン、荷物、ダンボールの畳み方やしまい方が

きっちりとしている。



私と夫が出会ったばかりの頃、

スラスラと絵や文字を書くわたしを、夫が驚愕した。


なんでそんなに速く書けるの?

と。


俺は四角いマスの中にきっちりと字を書かないと気がすまなくて

字を書くのに何回も書き直して時間がかかりすぎるんだよ。


と言っていたくらいである。


小学校に上がった娘はやはり字の練習をする際

でたらめにはできずに、毎回泣きながらきっちりしっかり丁寧に

強い筆圧で字を書いた。



そんな夫は食洗機の中を四角いマスにおさまるように

きっちりと食器を並べる。


正月中、すき焼きに使った牛脂の油がついた皿を

夫はそのまま食洗機に入れたため

油は何度食洗機をまわしてもベタりと皿にへばりついた。


そういう物は最初に洗ってからじゃないとなかなか落ちない、

と知るのは主婦歴が長い母娘で

苦戦しながらも母に楽をさせてやりたい夫の横で2人で目配せをした。


食洗機はこうして見守られながら

わたし、母、夫の望みに叶うよう動く。


取扱説明書をくまなく読み、

母に指導始めた夫と、

長年の茶碗洗いスキルを持つ母と


幸せのゴールの答えを探しながら。


わたしは2人のやり取りに介入をやめて

仕事部屋にこもり

結果がどうなるかとウキウキしている。


Meg.