3日分の朝ドラを見る。

今ハマってるのが
BSで7時15分から再放送中のはね駒。


夫の故郷、
福島が舞台で
この訛りも楽しい。

ヒロインの斉藤由貴さんが可愛くて
母親役の樹木希林さんに涙している。



今日見たのは、
主人公おりん(斉藤由貴さん)の妹、みつが

隣村に嫁に行き、
出産を実家でする予定なので
家族はオムツを縫ったり
みつや生まれてくるややこを心待ちにしている。



臨月になり
もうすぐお産だというのに
婚家から何の便りもなく
心配する姉おりんが様子を見に行くと

妹のみつは大きなお腹で顔色も悪く倒れながら畑作業していたんです。



みつは言います。

旦那さんも
お義母さんも
帰りたいなら帰っていいと言ってくれてる。

でも
今忙しい時にわたしが帰るわけにいかねえ。
だいじょうぶだ。

と。








婚家の義母。





たしかに
日本は全体でこんな考え方が蔓延してた。
この話は明治の物語だけど

わたしが嫁いだ時も
"わたし自身がこの考え"だった。。


嫁は我慢するもの

嫁は婚家にあわせるもの

嫁は元気で働き者でなければならない






実家に帰る前に産気づき、
婚家の納屋で難産の末、出産。

お産後も肥立ちが悪いおみつ。




おみつは
自分は女だから、
嫁だから
こんな風に我慢するべき
こんなに大変な思いしなくちゃいけない、

思っています。



姉のおりんは
福島から出て仙台の女学校へ行き
男女は平等ということを
クリスチャンの学校で学びました。


婚家に対して
嫁の家族が縮こまる風習におかしいんでねえが?と訴えるも



父母も、そういうもんなんだ。
向こうのかかさまがおりんのことを決めるもんだ。と諭しました。



おみつの具合が悪く、
いよいよこれは大変だ、となり
いつもは無口な父親が動いた。

婚家に娘を迎えに行き
姑に頭を下げて、娘と孫をうちで看病したいので連れて帰らせてくれませんか?と頼む。






孫は大事な跡取りだから。
と孫には合わせてもらえず
おみつだけを連れて帰ることに。


荷車に乗せていたおみつを
父はおぶって帰る。







わたしがパニック症になったのも
いろんな思い込みや勘違いで

嫁とは

母とは

娘とは

妻とは


こうするべき


が100カ条くらいあったからでした。

それを
わたしの喜怒哀楽より優先して守らなくちゃ
人間失格くらいに思い込んでた。



父や母
義父母にだって
その時代のこうするべきメソッドもあった。


それが足し算、掛け算になり

気持ちを我慢しては
自分が作り上げた理想で生きていた。



明治時代なんて
昭和にも息づいてた。

まだまだたくさん残っていた思想の名残。


それを今
わたしが何を捨て何を残していきたいか?と思うのだ。


明日はどうなるの?おみつー!