先の話ですが、8月5日、『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突/ PART2:終局決戦』のブルーレイ&DVDが発売されます![]()
2枚セットで高価なブツなので、買ってくださいと無理強いはできませんが、確実に「観ることができる」状況になったことに歓喜を禁じえません![]()
調べると、日本語吹き替え音声もあるようです。
また配信もあってくださいと思いますし、皆様、この傑作を是非、体験なさってくださいね![]()
私![]()
もちろん買いまっせ![]()
アウトライブ 飛天舞
アンニョン(*^-^*)ゞ
いつも読んでいただき、ありがとうございます…![]()
この前、2005年公開の韓国映画『愛してる、マルスンさん』の記事の中で、「カンフー/武侠」的なカテゴリーの韓国映画について少し触れて、『アウトライブ 飛天舞』のタイトルも書いたわけですが、その後、この『アウトライブ』を観返して感想を書くのがいいかもしれない ―― と思いました。
『アウトライブ』 ―― 正確な日付は今ちょっとわからないんだけど、先に同じキム・ヨンジュン監督の時代劇アクション『無影剣 SHADOWLESS SWORD』(2005年)を観たあとで観たのは確かです。
それで、少しガッカリしたというか、そこまで好きにならなくて、物語もよくわからなかったので、感想を書けてなかったんですね。
今朝、早くにまた観返してたんですが、結論 ―― 久しぶりに観返したら、これはこれでいい映画だぞ
―― です。
前提として、『アウトライブ』は、キム・ヘリン(김혜린)さんの漫画『飛天舞(비천무)』が原作です。
漫画『『飛天舞』は西洋を背景にした歴史物が主流だった当時の純情漫画界でほぼ最初に試みられた東洋的背景の作品だったそうで、キム・ヘリンさんの代表作となったそうです。
日本でも日本語版がタイガーコミックスから全4巻が出版されてます。
確かに…これは漫画の方がわかりやすいストーリーだったかもしれない…。
また、『アウトライブ』は中国の武侠映画のスタッフと共同で作った最初の韓国映画でもあったそうです。
そのあたり、中国・武侠映画の色がかなり強まり、韓国映画の特色が薄れていたかもしれません。
香港のアクション監督チン・シウトン(程小東)を招聘し…という情報もあります。
物語は複雑で、登場人物の関係もわかりにくいんですね。
そのへん正直、不親切な映画だなぁと思います。
漫画を先に読んでる人は大丈夫かもしれないけど…。
え~、12世紀、中国では「元」の時代の末期ですか、蒙古族と漢族の勢力争いが熾烈な混乱期…です。
韓国史的には「高麗」の時代になるのかなあ…間違っていたら、すみません。
大雑把に言って、まずその勢力争いの時代背景があって、高麗人のジナと蒙古人のソルリの愛の物語です。
少し調べてみると、原作の漫画の設定に対しジナが没落した高麗遊民の子孫に変更になってるとか、いろいろあるようなんですが、読んでても私にはさらにわからないので…すんません![]()
日本版のDVDには映像特典として「人物相関図」があるので、それを見るとある程度、把握できます。
ともかく、おじさん(キ・ジュボンさん)から武術の訓練を受けて、「飛天神記」という技を取得した孤児ジナは、武術に長けた少年でした。
彼は獰猛なワンコから少女ソルリを救い、二人の間に愛が芽生えます。
刺客の襲撃でおじさんが亡くなる時、おじさんは、ジナの父親が名門一族の剣士であり、モンゴル軍によって殺害されたこと、おじさんはジナのお父さんの家来だったことを明かしてこと切れます。
一方、ソルリの父である蒙古帝国の将帥タルガは、ソルリを漢族の貴族ナムグン・ヨンギルの息子であるナムグン・チュングァンと結婚させようと画策します。
好きでもない貴族の跡継ぎとの政略結婚を強いられたソルリはもちろん抗いますが、え~、ナムグン・チュングァンは刺客に襲われていたジナに助太刀して、ジナと仲良くなるんですね。
ナムグン・チュングァンも強い男ですが、「飛天神記」を使うエラ強のジナの凄さにもう何か、この男に惚れた、みたいな感じで…二人は再会を誓います。
ソルリの異母兄ライの計らいで再会できたジナとソルリでしたが、勝手なことしくさって
と激怒したソルリの父タルガはジナを殺そうとする。
ジナに友情を感じるナムグン・チュングァンは事態を収拾しようとしますが、ジナはやっつけられて川に墜落…。
ジナが矢で射殺されたと信じたソルリは、ナムグン・チュングァンとの結婚を決意する。
のち、二人の間に息子ソンが誕生します。
矢が何本も突き刺さったジナでしたが、高麗人アシンに救出され、彼は生きていました。
ここ、ファンタジー度が強めというか、ほぼ死んだ人が蘇ったようなゾンビっぽい感じで、以後、ジナはちょっと人間離れしてるように思えます。
助けたアシンさんも、キム・スロさんが演じてるんですが、どういう立場かようわからず…ちょっと困ってます![]()
ともかく、ジナにとってモンゴル軍が復讐すべき相手となっていくのですが、それがまた、ソルリはもちろん兄のライ、そしてソルリの夫となったナムグン・チュングァンも敵とはいえない人たちなので…人間関係は複雑です。
いっぺん死んでさらに強くなったジナはジャハラン(紫蝦狼)と名を変え、武士集団「鉄騎十組」を率い、モンゴル軍に復讐を誓う。
ソルリの父タルガは、ジナの父の仇でもあります。
う~ん、ややこしい![]()
あと、青辰藩というエリアもあり、その青辰藩はジャハランと共闘してるようなんですが…ズバリ悪役です![]()
―― という感じで、自分がわかってる範囲であらすじを書きましたが、あんまりややこしいので、下手です![]()
しかし、これ以上は酷です![]()
ジナを演じるのはご存知シン・ヒョンジュンさんです。
シン・ヒョンジュンさんの地の、あの明るさなんか微塵もなく、ダークで暗い人、それがジナです。
漫画のジナですが、確かにジナはこういう人ですね。
ソルリを演じるのはキム・ヒソンさん。
私はキム・ヒソンさんが出演した映画をあまり観てないのですが、何といっても『マイ・スイート・ハニー』(2023年)。
ユ・ヘジンさんと恋に落ちるシングルマザーの役でした。
チン・ソンギュさんにセクハラされてシメてたな。
ソルリでちょっと不思議なのは、少女の頃にジナから武術を習ってる場面もあるにはあるんですが、息子ソンが生まれたあと、急に強くなってしまってるところ![]()
私にはそれが不自然に感じられました。
まー、ただ男性に守られるだけのお姫様じゃなく、自分も強いのはいいんですけどね、なんで強いのか、根拠を示してほしい。
キム・ヒソンさんはこのあと、2006年にスタンリー・トン監督、ジャッキー・チェン主演の『THE MYTH 神話』にも主演することになりますね。
私はまだ観てないので観たいです。
ソルリの息子ソン…を演じたのはパン・ヒョプ(방협)さんで ―― 言っていいでしょう![]()
パン・ヒョプさんはジナの少年時代を演じてます。
つまり、ソンはジナの息子です(映画の中で判明しますが)。
このソンくんがまたいいんですよね。
パン・ヒョプさんは2007年の『最後の贈り物』でもシン・ヒョンジュンさんの青年時代を演じてます。
その後、鍛えまくってて、ROK-KISS(록키스)というグループに参加してますし、また俳優も続けてるそうです。
ナムグン・チュングァンを演じるのはチョン・ジニョンさんです。
26年前の映画ってことで、お若いですね~。
こういう時代劇でアクションも演りはるチョン・ジニョンさんも貴重です。
ソルリの異母兄ライを演じるのはチャン・ドンジクさん。
ここずっと映画ではお見かけしませんが、2026年2月、文化体育観光部から国立鄭東(チョンドン)劇場の理事長に任命されたそうです。
そっち方面でご活躍で…。
2017年にはイム・チャンジョンさん主演の『ローマの休日』という映画に出演されてますね。
チャン・ドンジクさんといえば、私はキム・ギドクの『ワイルド・アニマル』(1997年)の印象が強いのです。
脱北してパリで根無し草みたいなアーティスト(チョ・ジェヒョンさん)と出会う特殊部隊兵士の役で…。
映画としても『ワイルド・アニマル』はすごく良かったし、また観返したいですね。
ライは、要所要所で映画を際立たせるような、いい役でした。
他にも知ってる俳優さんが出演されてますが、また輝国山人さんの方で見てみてください。
キム・スロさんもちょっと出てきますが、かっこいいですよ。
アクションはこの時代としてはメチャクチャ頑張ってるんですが、いかんせん…どうしても香港映画にしか見えない…。
なんかライティングもツイ・ハークの映画っぽい。
香港仕込みのワイヤーアクションを持ってきてるので、それもそうかな。
編集も細かいので、殺陣をじっくり見る感じではない。
正直、時代関係なく見て、そんなに凄いとは思えなかったし、アクションは違うアプローチの方が良かったかなあ…。
でも、「飛天神記」で人間の体が切断され、爆発する描写はなかなか楽しかったです![]()
意外だったのはキ・ジュボンさんまでアクション寄りなんですよね。
キャラ的にそう見えましたが。
『アウトライブ』はやっぱりメロドラマ的な面に注目したい作品です。
ジナとソルリの悲恋の物語ですね。
そこはグッとくるものがあります。
私も把握しにくかったんですが、一つのエリアで複数の民族、複数の国の人たちが集まり、いがみ合ってるという状況がね…それがもう悲劇ですよね。
12世紀のこの時代、中国からモンゴル、高麗で、そういった状況にあったんでしょうけど、振り返れば無駄な諍い、戦いでしょう。
誇るべき歴史の時代とは思えない。
『アウトライブ』は公開時、韓国で210万を動員し、2000年の観客動員数2位を記録したそうです。
キム・ヨンジュン監督にとっては初監督作、全てを賭けた勝負の1作だったでしょうね。
このあと、キム・ヨンジュン監督は『ロード・オブ・ザ・リング』(2001~2003年)の撮影を見学し、2006年に2作目『無影剣 SHADOWLESS SWORD』を監督されてます。
米国のニューライン・シネマが、初めて非英語圏(アジア)の映画に出資したことで大きな話題を集めたそうですが、興行的には成功を得られなかったそうです。
しかし私はこの『無影剣』が女性主演のアクション時代劇として、今でも大好きなんですよ。
好きですね~、『無影剣』。
ユン・ソイがホントにかっこいいし、シン・ヒョンジュンさんの悪役も良かったです。
と、書いてるうちにまた観たくなる…。
キム・ヨンジュン監督は次、2007年公開の『最後の贈り物』を監督…主演はやはりシン・ヒョンジュンさんと、そしてホ・ジュノさんでした。
「二人のパパ」と重い病を患う娘の映画でしたが、私は気に入った記憶があります。
漫画『飛天舞』は、2004年、中国と韓国の共同制作でドラマにもなり、韓国ではSBSの金曜ドラマ枠で2008年2月1日から2008年3月21日まで放映されたそうです。
主演はチュ・ジンモさんとパク・チユンさん。
観てないのでいい加減なことは言えませんが、物語的にはこの回のあるドラマの方がいいものになったのではないかと想像します。
『アウトライブ』は次々と公開される映画の中で、忘れ去られていく一本 ―― と考えると寂しいので、頑張って記事を書きました。
すでに観ておられる方々に懐かしんでいただけたりすると、何よりです。
すごくオススメ…というわけではないんですが、今朝、観返していて、これはこれでいい映画と思いました。
観たい方はお近くのレンタルDVDさんで探してもらうか、TSUTAYAディスカスさんで頼んでください。
今日も読んでいただき、ありがとーございます![]()
アンニョン(^.^/)))
原題:비천무 飛天舞
英語題:Bichunmoo / Out Live
2000年/117分/韓国
韓国封切:2000年7月1日
日本公開:2003年1月18日
配給:松竹
原作:キム・ヘリンの武侠純情漫画<飛天舞>
Producer:パク・ソングン
脚本:チョン・ヨンギ
監督・脚本:キム・ヨンジュン[第1作]
助監督:イ・ジョンチョル、チョン・ヨンギ、オ・ジョンミン、チャン・ギョンイル、クォン・スギョン、イム・ヨンソン
撮影:
ピョン・ヒソン
キム・テファン(国内撮影)
照明:イム・ジェグク
編集:イ・ヒョンミ
音楽:キム・ジュンソン
美術:オ・サンマン
武術:マ・オクソン
[出演]
シン・ヒョンジュン → チナ(珍河)・チャハラン(紫蝦狼) (没落した高麗遊民<柳家門>の子孫)
キム・ヒソン → タルガ・ソルリ (蒙古族と漢族の混血)
チョン・ジニョン → ナムグン・チュングァン (漢族権門勢家ナムグン・ヨンギルの息子)
チャン・ドンジク → ライ (ソルリの異母兄)
キム・ハクチョル → タルガ (ソルリとライの父 蒙古帝国の将帥)
キ・ジュボン → クァクチョン (チナを育てた湖北儒家の武人)
ソ・テファ → サジュン (青辰藩の武人)
チェ・ジニ → ヨジン (チョ・ベクスンの女手下)
オ・スンミョン → ナムグン・ヨンギル (蒙古王族の寵愛を受けている漢族財力家)
ハン・サンヒョク → チョ・ベクスン (青辰藩の藩主)
イ・ハンガル → ハ・チャンニョン (チナの武士集団<鉄騎十組>の右腕)
キム・スロ → アシン (チナを助けた高麗人)
リュ・ヒョンギョン → アリス (アシンの妹)
パン・ヒョプ → 幼いチナ / ナムグン・ソン(チナとソルリの息子) 二役
キム・ジュヨン → 幼いソルリ
輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。






















