さかなのこ (2022年) 公開中!! | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

NEW 2023年2月24日Blue-ray/DVD発売 NEW

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと大好き。

それだけで人生はミラクル。

 

 

 

 

 

さかなのこ

 

 

映画 『さかなのこ』 公式サイト

 

 

ギョギョギョビックリマーク

いつもありがとうギョざいます(^-^)ノ

 

『さかなのこ』、観てきました…キラキラうお座キラキラ

 

この映画はホントに時々、映画を観に行く人と相談して決めたんだけど、さすがに『ブレット・トレイン』(2022年)と一瞬、競りましたね。

でも私はこっち推しでした。

一つにはどんな映画かよくわからないことに強く興味を感じたんですね。

 

さかなクンの半生を、さかなクンの自叙伝『さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!』をもとに、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化した作品です。

 

※ 公開中の映画なのでネタバレ厳禁でいきますね。

 

でも何も知りたくない方は観る前に読まないでね!!

 

 

誰もが知る“さかなクン”の誰も知らないすっギョい人生。

 

さかなクン…好きです。

少なくともデーブ・スペクターや島田洋七さんと並ぶほどには…。

さかなクンがテレビに出てると思わず見てますね。

ハッキリ言って毎日、出ていてほしいね。

 

さかなクンが説明してることは頭に入ってこなかったりするんですけど、さかなクンは楽しいビックリマークそして気持ちが明るくなるビックリマークこっちもテンションが上がるビックリマーク声と顔が可愛いビックリマーク

何とも魅力に溢れたさかなクン。

 

何だか好きなことを語る人の顔は輝いている!!

 

そんなさかなクンの伝記映画なんですけど、いや~、ホンマにいい映画だったな~クラッカー

この映画を観てホンマに良かったな~音譜

 

本年度、私のマイ・ベスト10映画に入る映画です。

 

 

最初からいいな~。

始まり方にもう、ゾクゾクきましたわ~。

タイトルの出方も最高ですわ~、好みやわ~。

 

どんな映画かって…はてなマーク

いや、それは観たらわかります。

さかな大好きミー坊の半生ですのでね、その「好き」で生きていく~。

 

でも一つには「進路」や「仕事」の映画じゃないかと思います。

ミー坊と知り合う子どもたちのその後が描かれるからです。

 

どんな子どもにも未来がある。

成績が悪いとかハミ出してるとか学校に行けなくたってダメだなんて言わしたらダメです。

それについて映画を観ながらいろいろ考えてました。

そして誰もが未来を夢見る権利がある、と本気で思った。

ダメだなんて言わせるんじゃねえぞ。

 

あと、「勉強」って何なのかな、とか。

 

また、「偏見」や「先入観」についても考えさせられます。

確かに大人たちは、何かあってからでは遅い、と言うものですが…その用心が人を傷つけちゃいませんかね。

 

そういったことも考えさせられるのですからホントに深い映画ですよ~、それだけじゃないけど。

 

ふつうのことがちょっと苦手な主人公・ミー坊の“オンリーワン”ストーリー!
 

さかなが大好きな小学生ミー坊は毎日さかなを見て、絵に描いて、食べています。ミー坊は高校生になってもさかなのことしか考えていない。やがて彼はミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。

 

映画の形的には、『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994年)や『プルートで朝食を』(2005年)が好きな人には向いてるんじゃないですか。

同じように、主人公が様々な経験をしていきながらいろいろな人々と巡り合っていく話ですし。

フォレスト・ガンプは好きなことに集中してる人じゃなく、人に言われたことを素直に聞く人だけど。

 

 

映画としては、まず笑かしてきますね。

非常にコメディなのでホントに嬉しくなる。

楽しいですよ~。

さかなクンの原作もそうなのかはわからないけど、監督・脚本 の沖田修一さんと脚本の前田司郎さんの笑いのセンスが素晴らしい…。

 

とにかく、楽しい映画で心高まる。

でも、最後まで観て、笑えるだけの映画じゃないんですけど。

悲しくて、キュッとなる場面もありました。

 

小学校ではイヤな感じのいじりっぽい状況があるけど、ミー坊は動じずにクリア。

ここ、見習いたいですね。

 

高校でヤンキーがカラんできくさっても動じず何となく一緒にいることに…。

 

 

さかなクンの意外な一面。

 

・ 自分のものは臭くしたくないので人から借りるという意外に自己中な一面。

・ スイッチが入ると意外とケンカ腰。

・ 意外と強くってグレイシー柔術のような技を使う。

・ 意外に酒乱。

・ 北野武監督の『アキレスと亀』(2008年)のようなことをする犯罪スレスレぶり。

 

意外でなかったのは、さかな以外にはほとんど興味がなく力いっぱいさかなづくしなところで ―― 映画ではそれで社会に出てから失敗続きできついことになっていくのですが、これ、ホントに実話はてなマーク

 

現実のさかなクンは歌も上手いし、管楽器も素敵に演奏して東京スカパラダイスオーケストラとかっこよく共演してしまうし、もちろん絵を描くことも優れていて、もちろん本業のお魚博士では上皇陛下にも讃えられるほど。

あそこまで不器用、且つ、危なっかしかったのだろうか。

 

もちろん、さかなクンの文章を読むと思慮深い人でもあることがわかるのだ。

 

 

楽しい映画だけど、ミー坊が酷い目に遭わずやっていけるのかはどうも最後まで心配で、映画後半の彼の歩みにはジ~ンときました。

 

面白いのは、お母さんが最後の方であることを告白した場面、ミー坊も泣いたりして号泣系の感動にもいけるのにそうしないのがこの映画らしく思いました。

ミー坊、わかっとんのかいはてなマークあせる

 

キャストですが、のんちゃん…すんません…いや~、ビックリするほど私はのんちゃん出演の映画もドラマも観ておらず汗

有名な女優さんなのに…。

でもそれも、のんちゃんがさらにミー坊に見えて良かったんじゃないですかビックリマーク

 

一気に『さかなのこ』でファンになったので、これからまたできうる限り、のんちゃんの映画を観ていきますよ。

 

最新作は10月28日から公開の『天間荘の三姉妹』ですねNEW

 

映画 「天間荘の三姉妹」 公式サイト

 

あ、私、ミー坊とある人物の別れのシーン、「インディ・ジョーンズ」を思い出しました。

 

 

柳楽優弥くんに似た青年が出てきたな~、と思ったら柳楽優弥くんヒムセルフでした。

 

ええな~、狂犬とミー坊の友情…泣けるぜ~(≧∇≦)

 

ミー坊やヒヨ、モモコの子ども時代を演じる子役ちゃんたちが可愛すぎ!!

演技も上手いわ~。

 

前半は子どもたちをずっと見てたいほどです。

 

 

総長もええな~。

隣はおじさんみたいですが。

 

総長は『フォレスト・ガンプ』におけるダン中尉みたいな人ですかね。

 

他にも、ファン・ジョンミンにブッ殺されたことのある人も出ますし、さかなクンと同級生だったドランクドラゴン鈴木が先生役で出てます。

 

 

映画の中身を隠すため、キャストにも詳しく触れませんが、再会したモモコを演じた夏帆さんとのんちゃんのシーンも好きでした。

 

そのまま家族になっていくのかな~と思ったんですが。

 

ミー坊の家族については映画はどのくらい事実に基づくのだろうか。

私は映画を観ながらミー坊とモモコの関係に泣きそうになった。

 

でも…テレビに出るような人のプライベートは、本人が話さない限り、根掘り葉掘り知りたがらない方が正しいよね。

 

 

私、監督・脚本の沖田修一さん、そして脚本の前田司郎さんの作品にこれまで触れてきてなくって、この『さかなの子』が初めてでした。

 

すんませんな~、観てない映画が多く、知らないことばかりで…ホンマ。

でも、『さかなのこ』で一気にファンになりましたからビックリマーク

 

またこれまでの作品を観ますえ~。

 

音楽は、私、勘違いしてて観終えてパンフレットを読むまでザ・パステルズってスコットランドのバンド(CD持ってます)が担当してるのかと思ったんですが、日本の「パスカルズ」さんでした。

 

 

サントラ…発売中ですね(欲しいけどちょっと高いな)。

 

音楽もホンマ良かったですわ~♪

 

CHAI - 夢のはなし (Official Music Video)

 

とにかく、139分、全シーンが好きでしたので、もちろん、最後もすっごくグッときました。

 

で、エンドロールに流れるのがCHAIの「夢のはなし」で、これがまたとんでもなく名曲なんですよ。

 

聴きながら感動してしまって、エンドロールにさかなの画像が映るんですけど、それを観ながら映画のことを思い出してたら、また泣けてきました。

 

終わってからもホンマに余韻の深い映画でっせ。

 

 

 

でもオリジナル・サウンドトラック盤にはこの曲が入っとらんやないか~ドンッむかっドンッむかっドンッ

 

 

パンフレットですが1000円(税込)です。

映画を観たあと欲しくなり買ってしまいました~(≧∇≦)

 

1000円もしますがさすがは日本映画のパンフレットですね。

 

ページ数もあり、内容も充実です。

 

キャストなんかも皆さん、詳しく書かれていてありがたい~。

 

実はこのパンフレット、映画を観て好きになったら絶対に買った方がいいビックリマーク

 

映画では一瞬しか映らない「ミー坊新聞」とか、当時の新聞記事とかまで掲載されていて読めば映画への理解が深まること確実、と言いつつ、私もまだあんまり読めてないんですが、とにかくオススメのパンフレットでっせ。

 

 

この映画は大まかに、自分の好きなことに真剣であれ、自分の大切なものを突き詰めろってメッセージがあると思うんですけど、それが必ず社会的な成功に結びつくかはわからないと思う。

 

それに、自分の好きなことの話ばかり、わ~っとすると、周囲がしんどくなる、あるいはイラッとなる可能性もある。

 

映画は映画、そこは楽観的で優しいものでしょ。

 

でも、それと同時に好きなことに熱中している人に思いやりを持って接すること、応援してあげることの美しさがあるんですよね。

 

誰もが必ずしもミー坊のようにはなれないかもしれないけど、自分の近くにいるミー坊みたいな人どんな形で関われるか、ってことはあると思ったんですね。

 

ミー坊はさかなさかなさかな~ビックリマークの熱中の人ですが、それでその熱中と没頭とひたむきと求道で周囲の人たち、きっと他では疎んじられてきたヤンキーたちも仲良く、幸せにしてしまい、最終的に無垢な子どもたちからの歓声を受ける。

それが現実のさかなクンと同じです。

 

それはミー坊、さかなクンの人柄もあるんでしょう。

実際、私だってさかなクンの話を聞いてたいと思ってるもの。

 

成功や目標は人それぞれだけど、自分のそれも大事だけど、人のそれも大切にしたいと思う。

 

そうすればこの社会、イイ感じになるんじゃないですか。

 

それと私もですが、大人になると人の顔色ばかり伺って、自分の好きな話をしないようになってませんはてなマーク

そこも何だかハッとして、ミー坊が輝いてたな~キラキラ

 

一つだけ、気に食わなかったのは映画の最初にある言葉が字で出るところかな。

 

監督ビックリマーク

な~んでそれを言葉で入れてしまったのだ~!!

 

あの言葉がなくたって、映画を観ている人は監督の選択にきっと納得するんだぞ~。

 

私もこの映画、何もかもが好きでした。

 

 

私も多くはないけど、日本の映画を観てきて、本当に大好きな映画があります。

 

昨夜、また『さかなの子』が加わりました。

 

できれば私とこの感動を分かち合っていただきたいと思います。

 

嘘はつきません、是非、劇場でご覧ください。

 

今日もおおきに、ありがとうさんどした☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!

 

 

 

 




さかなのこ


Sakana no Ko


2022年製作/139分/G/日本
劇場公開日:2022年9月1日
配給:東京テアトル

監督・脚本 沖田修一
原作・魚類監修 さかなクン
脚本 前田司郎
製作 河野聡 太田和宏 伊藤はやと 鳥羽乾二郎 今田圭介 森田圭 玉井雄大 広田勝己
エグゼクティブプロデューサー 濱田健二 赤須恵祐
プロデューサー 西ヶ谷寿一 西宮由貴 西川朝子 日野千尋
ラインプロデューサー 飯塚信弘
撮影 佐々木靖之
照明 山本浩資
美術 安宅紀史
装飾 三ツ松けいこ
録音 山本タカアキ
衣装 纐纈春樹
ヘアメイク 宮内三千代
音響効果 勝亦さくら
編集 山崎梓
音楽 パスカルズ
主題歌 CHAI
魚類・水槽コーディネート 石垣幸二
VFXプロデューサー 浅野秀二
スクリプター 田口良子
助監督 玉澤恭平
制作担当 相良晶


のん ミー坊
柳楽優弥 ヒヨ
夏帆 モモコ
磯村勇斗 総長
岡山天音 籾山
三宅弘城 ジロウ
井川遥 ミチコ
さかなクン ギョギョおじさん
西村瑞季 ミー坊(幼少期)
宇野祥平 海人の店長
前原滉 田村
鈴木拓 鈴木先生
島崎遥香 谷崎ゆりえ
賀屋壮也 飼育員の酒井
朝倉あき 浜野庄子
長谷川忍 木戸まさし
豊原功補 歯医者
中須翔真 ヒヨ(幼少期)
増田美桜 モモコ(幼少期)
田野井健 スミオ