Let's sing together 38 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

蒼さんと緋~ちゃんが翔先生の側に行き

肩に手を添えた ・・・

歌に込められた大ちゃんの想いを

僕は知ることはできない ・・・

でも ・・・ 2人にはわかっているのかも ・・・

 

「無門、大ちゃんから何か聞いてる?」

 

王子が僕の横に並ぶ ・・・

 

「いえ ・・・ 何も ・・・」

 

だって ・・・ なかったことにした話を

誰にも言えない ・・・

 

「王子は何か聞いてるんですか?」

 

「聞いてるというか ・・・

 家を探して欲しいと言われてるけど ・・・」

 

「さとし君を学校に行かせるために」

 

「そう、聞いてたんだ ・・・

 翔先生も一緒だと聞いてるけど ・・・

 まさか ・・ いや ・・・ そんなことはないよな」

 

顎に手を当てながら首を傾げる

何か思い当たることがあるの?

 

「何かあるんですか?」

 

「国に伝わる神話を思い出して ・・・

 でも ・・・ それはあり得ない ・・・

 俺の ・・・ 思い過ごしだ」

 

「神話が関係してる?」

 

話を聞きたいけど ・・・

時間が押してる ・・・

 

「神話は神話 ・・・ 関係ないはず!

 次は無門たちだろ?」

 

次の曲「Carry on」は

さっきのダンスメンバーに画伯が加わる

 

「over」は

蒼さん、大ちゃん、王子、画伯、大野さんだ

 

僕たちはその次に歌う

ちびちゃんたちの準備にあたる

 

「ええ、そうです」

 

「かなりのダンスナンバーだから

 気を引き締めて行ってきて」

 

「はい、行ってきます

 その次の曲は王子たちです」

 

「まかせろ!」

 

そう言って笑って親指を立てた

 

音楽会が終わったら

王子に聞いてみよう 

今は目の前の事を ・・・

 

 

舞台下の通路に行くと

4人は既に来てた

 

「センステ下まで移動するよ」

 

大野さんが僕たちの顔を見て頷く

 

「じゃあ、行きますか」(風ちゃん)

 

「そうだな」(カンちゃん)

 

「ああ、ずっと客席とはいかないな ・・・」

画伯が苦笑いして

僕の背中に手を置いた

 

「あまり考えすぎないように ・・・ 

 今は音楽会の集中しよう」

 

「はい」

 

何かあったら 

皆で乗り越えればいい

大ちゃんが教えてくれたことだから 

 

 

大丈夫!

そう言い聞かせて

ステージに上がるのを待った

 

 

 

 

<続きます>