Wish you were here  712 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

ランチタイムが終了後

半休をもらった丸ちゃんも合流

二階はかなり賑やか

その声が聴こえてたのか

マダムが健太君を連れて来てくれた

 

「おにいちゃん、ただいま!」

 

「おかえり

 学校は楽しかった?」

 

「うん、たのしかったよ

 かめちゃんは?」

 

「二階にいるよ」

 

「じゃあ、二かいにいく~」

 

「健ちゃん、差し入れを忘れないで」

 

マダムが紙袋を健太君に渡す

 

「は~い」

 

その袋を受け取って

満面の笑みで二階への階段を上がっていく

 

「亀ちゃん亀ちゃんって

 大騒ぎだったのよ」

 

「健太君のヒーロだから(笑)」

 

「違うわよ

 ヒーローは智ちゃんだから(笑)」

 

マダムが間違いないわよって顔で笑うけど

それは違うかな(笑)

 

「僕はお兄ちゃんですね

 その方が嬉しいですよ」

 

「貴方らしいわね(笑)

 じゃあ、私は戻りますね」

 

「健太君の事はお任せください

 大人が3人もいますから(笑)」

 

「丸ちゃんも?」

 

目を真ん丸くして驚いた後

それもあり得るわねって頷く

 

「ええ、半休貰ったそうです」

 

「久し振りに仲間が集まるって感じね

 その場所が家なのが嬉しいわ

 健ちゃんが悪い事したら

 ちゃんと叱ってあげて」

 

「それは勿論です」

 

少しくらいヤンチャでも良いって思うけど

健太くんは穏やかな子だから

余り叱ることはないかな

 

「智ちゃんも食べてね」

 

「はい、頂きます」

 

マダムを外まで送って

中に戻ると丸ちゃんが降りて来た

 

「どうしたの?」

 

「珈琲淹れようと思って

 コーヒーミル有ったよね」

 

「うん、有るよ

 ドリップで淹れるの?」

 

「特別な豆をもらったから

 飲んでもらおうと思って

 挽く前から香りが凄いの」

 

「特別な豆?」

 

「そう、家みたいなリーズナブルなカフェには置いてない

 ゲイシャって言う豆」

 

「聞いた事ある

 希少な豆で美味しいって」

 

丸ちゃんの側まで行くと

花のような香りがする

 

「俺も飲んだ事がないから

 楽しみ(笑)

 淹れたら持ってくるからね」

 

「期待して待ってる」

 

香りだけで分かる

凄く美味しそうだもん

 

「これが珈琲?」って思うような

花のような香りと

フルーツのような甘さ

ほど良い酸味

幻の珈琲って言われてるのを

翔さんから聞いたのを思い出した

 

「任せて 

 一応、バリスタの勉強もしてる」

 

丸ちゃんも色々考えてるんだ ・・・

 

「健太君用のココア忘れないで」

 

「了解 ・・・

 一回で持てないから

 シゲに取りに来させる」

 

「うん、そうして

 亀ちゃん、デザイン出来た?」

 

「ふふ ・・・ 見たら笑うよ

 でも、大ちゃんがちゃんと仕上げてくれるって

 言ってたよ」

 

「じゃあ、後で見せて貰う」

 

「健太君から駄目出しされてたけど(笑)」

 

「健太君に意見は重要だよ

 センスは僕よりあるかもだから」

 

丸ちゃんが驚いた顔をして

 

「そうなの?」って聞く

 

「師匠の息子だよ」

 

「確かにそうだな

 亀に言っとく」

 

両手に道具を抱えて

二階に上って行った

 

 

コンコン ・・・ コンコン ・・・

 

ガラスを叩く音がして

そっちを見ると

翔さんが満面の笑みを浮かべて

僕に手を振る

嬉しくて僕も手を振る

 

 

多分 ・・・ 今日一番の笑顔だと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>

 

幻の珈琲と呼ばれるゲイシャ

飲みました

某珈琲屋さんの福袋に入ってました

店頭には並ばないとの事でした

 

もう一つかっておくんだったと

後悔する程、美味しかった

 

「これが珈琲?」って言うほど

飲みやすいです

花のような香りに

フルーツのような甘味

ほど良い酸味で

全く苦みがないです

珈琲苦手な方でも

ブラックで飲めます

 

ジャコウ猫ちゃんの珈琲も美味しいのかな?

そちらはまだ飲んだことはありません

いつかチャレンジしてみたい

 

 

 

yayosato