取りあえず乾杯しようか 14 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

マスターが何をしに来たのかって

帰ってから問い詰められたけど

何しに来たのかは知らない

知らないから答えられないと言ったら

ジト目で睨まれ、訝しげな顔をした

そんな顔しても、望む答えは持ってない

 

小栗君は知ってそうだったけど

あえて聞かなかった

知らない方が良いこともある

 

いずれ否応なく突き付けられるなら

なるべく関わらない方が良い

午後の観光に付き合わされたけど

あの人も狸、飄々とした顔で寺を拝観してた

その日、東京に帰ったのかも知らない

 

 

「ねぇ ・・・ 明日出掛けるけど淋しい?」

 

俺が淋しいって答えるのを待ってるよな ・・・

期待した答えは言わない(笑)

 

「仕事なんだろ?

 淋しくねえよ」

 

この場合甘やかしたら大変な事になる

やれ、風呂に入れてあげる

やれ、朝まで愛し合おう

抱きしめたまま寝ようとか

俺に託けて、スキンシップの嵐

此奴の場合過剰なんだよ

明日起きれなかったら、誰が面倒見んだ

お前は出かけるんだろ?

それとも、出かけさせない作戦か?

 

「だって、今日淋しそうだったでしょ」

 

「へ?淋しくなかったけど ・・・

 お前が勝手に ・・・ 勘違いをして

 慌てて、追いかけてきたんだろうが」

 

本当は淋しかった ・・・ でも、今は違う

何となく分かった

お前の出掛ける理由

明らかに、あの二人も絡んでるよな

そうでなきゃ、小栗君のランチの誘い受ける訳が無い

 

「え~ ・・・ あの後ろ姿見たら ・・・」

 

「見たら? ・・・」

 

じろって睨みつけると

俺をギュッと抱きしめて

 

「放っておけなかった ・・・

 ううん、違う ・・・ 俺が淋しかったの

 置いて行かれたような気がした ・・・

 だから追いかけた ・・・ ごめん、一人にして」

 

お前のその真っ直ぐでな所が大好きだよ

たまに(かなり)暴走するところも

俺の為なら脇目を振らない所も

ちゃんと言ってくれるところも

 

俺は ・・・ お前に相応しいかな ・・・

 

「置いて行く訳ないだろう

 俺の帰る場所はお前の隣なんだから」

 

この気持ちは本物

どこに居ても、俺はお前の隣にいる

 

「分かってるけど ・・・

 俺は貴方が居ないと

 息が出来ないんだからね」

 

うなじに掛かる吐息が甘い

 

「知ってる ・・・ 俺もだから ・・・

 それより、あんな短時間で代わりが見つかったの?」

 

「それは ・・・ まあ ・・・」

 

嘘が下手くそ(笑)

そこも好きだよ

 

詮索されたら困るのか

うなじに柔らかい唇が触れる

 

「ふふ ・・・ 明日も早いんじゃないの?」

ちょっと意地悪を言ってみる

 

「明日は少しゆっくり目 ・・・

 貴方の食事を作ってから出掛けるから

 それに来週の土曜までだから ・・・」

 

つまりは ・・・ そう言う事(笑)

 

「昼はどうすんの?」

 

「お昼、丁度には帰って来れないけど

 何か買ってくるから

 待っててくれる?」

 

大体そんな都合のいい仕事って有るか?

ゆっくり出て昼過ぎに帰って来れる(笑)

 

「どうしようかな?」

 

「貴方は時々意地悪になる ・・・

 でも、そう言う所も好き ・・・

 そろそろ、甘い時間に移っても ・・・」

 

言い終わらないうちに

kissの雨を降らしてくる

いいよ ・・・ お前でいっぱいにして

 

 

 

 

 

いくら疎い俺でも気が付いた

25日で終わるって事だろ

その上、あの二人が絡んでる

 

 

つまりは ・・・ そう言う事か(笑) 

 

 

<続きます>

 

 

誕生日企画なのに終わらない💦

頑張ります