取りあえず乾杯しようか 12 | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

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大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

同じ場所に来てるのに

集合場所決められても困る

華奢な貴方が人に揉みくちゃにされたら大変

俺がガードしないといけない

それに、俺よりも向いてる男もいる

小栗君180cm以上あるから、ボディーガードにピッタリ

貴方を両側からがっちりガード

これで、貴方がはぐれることもない

 

「そんなピッタリくっつかなくても

 それに、観たい物はそれぞれ違うだろ?」

 

貴方が呆れ顔で俺達二人を見る

観たい物はない!(きっぱり)

俺は貴方と同じ物が見たい

多分、彼(小栗君)も同じ

利害が一致した以上、この際協力体制を取る

 

「俺は貴方が興味のある物を観たいです」

 

同じ場所で同じ物を観ることが重要

だって、後で話せるでしょ?

 

 

「ふふ ・・・ 変な奴 ・・・

 ここまで混んでいなければ

 ゆっくり説明できんだけど

 これじゃ無理だな」

 

一か所に留まって、じっくり見るのは難しい

人の頭の向こうに見える展示品

その前に行くにも、かなりの労力がいる

それでも、何とか前で観ることが出来た

 

正確には、俺の場合展示品を観るより

それを観てる貴方を見てた

やっぱり瞳がキラキラしてて、見惚れちゃう

 

俺と同じような眼差しの小栗君 

 

『ダメだよ!この人は俺のだから』

そう言うオーラを出して睨みつけたら

クスクス笑われた

 

「翔 ・・・ 顔!」

貴方が呆れた顔で笑う

 

「え? ・・・ 顔?」

 

「そんな威嚇しなくても

 俺達の事は知ってる」

 

それはそうだけど

気持は分からないでしょ

 

貴方、自分の事になる途端に鈍感になる

小栗君も綾野君も貴方に対して

友達以上の好意は持ってる

 

だから一応、防波線を張らせて貰う

 

「そうだけど、一応ね」

 

「ね ・・・ って(笑)

 お前が思う程、俺はモテないの」

 

いやいや、小栗君の瞳を見たら分かるでしょ

 

「そんな事ないよね?」

黙ったまま苦笑いだけを浮かべてる小栗君に訊ねる

 

「ご本人に自覚が無いですから ・・・

 櫻井さんの心労、お察し申し上げます」

 

警戒してる相手に、何故か慰められてる俺

 

「そうなんだよ ・・・」

 

「二人とも ・・・ 翔は心配しすぎなの

 小栗君もそれに付き合わなくて良いから

 なんか、腹減って来たな」

 

確かに腹が減ってきた 

時計を見たら、もうすぐ昼

 

「じゃあ、店に移動しましょう

 きっと、料理を用意して待ってるはずですから」

 

小栗君に促されて外に出たら土砂降り

 

「あ~あ ・・・ すげぇ雨 ・・・

 飯食ったら家に帰ろう」

 

「東福寺は行かないの?」

 

「うん、晴れた日の方が良いだろ?」

貴方が雨空を見上げて

仕方が無いって顔をする

 

俺もその方が良いかな

久し振りに二人でのんびり過ごしたい

 

「じゃあ、次のお休みにでも行きましょ」

 

貴方が恨めしそうな顔で

まだ空を眺めてた

 

「雨だと体が冷えるから

 お天気のいい日が良いですよ

 夜のライトアップもありますから

 平日でも行けます」

 

「そうだった ・・・ ライトアップも綺麗かも

 それより早く行こう、寒くなってきた」

 

貴方が両手で自分の肩を擦る

 

「風邪引いたら大変です、急ぎましょ」

 

小栗君まで慌てた顔で

 

「そうですね ・・・ ここで待っててください

 車取りに行ってきます」

 

「だから ・・・ 一緒に行くって

 歩いてる方が寒くねぇだろ

 2人とも ・・・ 過保護なんだよ」

 

貴方が怒った顔で俺達を諫めて

土砂降りの中歩き始めた

そんな貴方を二人で慌てて追いかけた

 

 

 

 

 

 

 

 

<続きます>

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

こんばんは

お立ち寄り下さり、ありがとうございます

 

誕生日企画のお話が進まない

当日までに間に合うのか ・・・ 微妙だ滝汗

中々進まなくて、申し訳ないです

どれかは間に合わせます

 

呆れずにお付き合いください

 

 

yayosato