晴れのち晴れ | 瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

瑠璃色の地球(ほし)の青宝玉

大野君に魅せられ、重症サトシックのおばさんです。
年甲斐もなく智愛叫んでます。
お名前をお借りして腐小説を書いています。
ご理解いただける方のみお入り下さい。

男性の方のご入室はご遠慮下さい。

ママが帽子と手袋を持ってきて
頭に帽子を被せて、手袋をテーブルの上に置いた

「雪かき手伝ってね」
って、ニコニコの顔で見つめる

プクッとほっぺを膨らませて

「ママ、ぼくには、たいせつなおしごとがある
きいてなかったの?
おてつだいはできない」
って、プイってよこむく
でもママには聞こえてないのか

「おしごとは、雪かきをしてからね」
って、僕を椅子から下ろして
背中を押しながら玄関に向かう

「ムゥ … たいせつなんだよ」
って、口尖らせていってもニコニコ笑って

「手袋はめた?
雪かきする前に、翔の手と足の跡残してみない
楽しいよきっと」
って、玄関前で僕のジャンパーのチャックを上まであげた

ママが玄関のドアを開けると
目の前は真っ白の世界
お空にお日様は出てないけど
いつもより明るくてキラキラしてる

「あ!パパのあしあと」
玄関から前の道路までつながってる

「パパが一番乗りだ
翔もやってごらん 」
そう言って、ママは雪かきのスコップを取りに行った

僕は長靴で雪を力一杯踏んづける
パパの半分しかないあしあとが道路まで繋がる

「ようちえんにいったら
さとしくんとやってみよう」

次はママが言ったように
手の跡をペタペタって作った

白い画用紙みたい
ああ、さとしくんならきっと面白い絵をかくよ
早く幼稚園にいってさとしくんに描いてもらわなきゃ

「いっぱいつけたね」
ママがそう言って、携帯で写真を撮ってる

「さあ雪かきしようかな
翔はお仕事があるんでしょ
中に入って良いよ」
って、僕の頭を撫でた

「ぼく、おとこのこだからおてつだいする」
そう言うと、ママは嬉しそうに笑って

「翔くん優しいね、えらいね」
って、雪かきスコップを持たせてくれた

そのスコップでガァ~って
雪を動かそうとしても、あんまり動かなくて
スコップの先をもって、おかしいなぁって首を揺らしてると
ママはクスクス笑って

「雪は意外と重いからね
後はママに任せて、おしごとしてきて下さい
手伝ってくれてありがとう」

「じゃあ、おしごとがおわらせたら
また、てつだうね
そう言って、なかにはいった


雪は白くてふわふわって降ってくるけど
つもるとぜんぜん軽くない
踏みしめると、キュッキュッてなる

さとしくんから聞かれたこと
なんで白くて、なんで降るのか

『こどものかがく』って本にのってるかな
わかんなかったら、ママのタブレットかりよう

難しい言葉はわかんないからなぁ
さとしくん、待ってて調べるからね