初めまして管理栄養士の山本です。

もうすぐお正月ですね。

今回のいきいき教室でおいしいだし汁と八方だしを実際に作ってみました。

昆布とかつおでとっただし汁を塩分を加えず飲んでもらい、八方だしを使っては里芋を炊いて味見をしていただきました。

だし汁の感想はみなさん美味しいとおっしゃていただきました。中にはすまし汁と勘違いされた方もいらっしゃいました(笑)

ぜひみなさんもお正月美味しい出汁を取っておせち料理やお雑煮を作ってみて下さい。

だし汁の摂り方

材料:昆布15g、鰹節30g、水1リットル

①鍋に昆布と水を入れ火にかける。沸騰直前(80~90℃)で弱火にし15分~20分火にかける。

②昆布が十分膨らみ昆布のうま味が出たら昆布を取り出す。一度沸騰させアクを取る。

③沸騰を抑え、鰹節を一気に入れる。もう一度沸騰させアクをとり火を止める。

④鰹節が下に沈むまで置いておく。

⑤ざるにペーパか清潔なふきんを敷きだし汁をこす。





今年もあと一月です。

ますます寒くなり、街や店ではクリスマスの音楽が流れ、何となく世間が忙しない雰囲気。

きっとこの一月もまたたく間に過ぎ去りそうですね。


年末年始にあたって、食べ物も美味しいもの出てきます。

クリスマスケーキに始まりお餅、雑煮、おせちには芋もあるでしょう。


こたつにはミカンだ!と食べ過ぎてらっしゃる患者さま多いです。

肥満や疾患によりエネルギー制限の必要な方、みかんは1日2個までですよ~。

寒くなると、本能的にも蓄えようとしてしまうのか、何でも美味しいんですが・・


「間食には、何食べたら良いんですか?」


・・という質問はよく受けます。

間食について質問が出る場合、その方は、やっぱり基本的に食べることが好きで、

間食がつい多くなりがちな方。

・甘いものが好き。

・せんべいなど辛いものも好き。

・クッキー1枚や2枚では収まらず、袋を開けたら大半食べちゃう・・とか。

・ゼリーなど食べごたえないものは物足りない。

・とりあえず、目の前にあると無意識に口に入れちゃう


基本的には、まず間食の量が多すぎる方が多いですよね。

なぜ、間食が多くなるんでしょう。

3度の食事を規則正しく、適量食べていますか?

間食をしたいばかりに、食事を減らしている方もいますが・・。

どうしても食べたい場合は、主食の代わりとすることが出来ても、

それが続けばバランス悪くなることもありますよね。(個人差あるので、医師や管理栄養士と

ご相談下さいね。)

主食のごはんよりも、ケーキや菓子パンの方が高カロリー・高炭水化物・高脂肪ですし。

同カロリーしか食べない!と決めるのは、中々実行難しいでしょう。


あとは、基本的に大食漢な方。肥満な方に多いですが・・。

「物足りない・・」といえど「量を減らす」ことは必要です。

我慢せずに制限したい・・というのは中々難しいもの。でも、意識の問題なのでは、と。

食べることに拘るのは何ででしょう。

ストレスありませんか?趣味はありますか?食べては横になってませんか?外に出てますか?

興味のあること、やりたいことはありますか?


色々な習慣が問題なのかもしれません。


間食って、「止めなきゃ、止めなきゃ」と思ってる時ほど意識してしまい、減らすことが難しいものです。

食べてしまって罪悪感感じるのは、悲しいですし。

食べることは生活の必要不可欠なことですが、習慣の一部です。

人生の目標(やりたいこと)を支えるために必要なこととして考えたら・・・

ちょっと些細なこと(簡単なこと)に思えてきませんか?








当たり前ですが、蒸し暑い日が続いています。

7月第1週から熱中症で搬送される方が急増したとか・・

暑さに慣れていない頃は要注意ですし

日頃、汗をかかない環境下(冷房など)で過ごすことが多い方は

急な温度変化には注意しましょう。


こまめな水分補給をすることも大事ですが

日頃の体づくり・・コンディションを整えておいて、暑さによる“バテ”を予防するのも

大事です。


睡眠不足や、偏った食事(炭水化物や果物など食べやすいものが多い)になってませんか?

冷たい飲み物が増えてませんか?

暑いから・・と運動不足になってませんか?


家の中でちょっと汗ばむくらいに、しっかり家事をするとか、

グーッと冷たい炭酸飲料を飲むより、常温の麦茶にするとか、

ちょっとしたことからでも、暑さに強い身体を作っていきましょう~


さて、最近、仕事場での質問で「キュウリって栄養あるんですか?」

・・・と聞かれ、改めて調べてみました。

あるところでは、世界一栄養のない野菜なんて、悲しい言われ方をしていますが、

夏の水分補給に良い野菜であったり、体内に摂りすぎた塩分・・ナトリウムを排出してくれる

カリウムも豊富です。


胡瓜の歴史も気になって調べてみました。

胡瓜はもともと、黄色く熟したものを食べていたそうです。

だから、漢字も「黄瓜」だったとか。

今の胡瓜の「胡」は「シルクロード」を意味するそうです。かつて胡瓜は遥々シルクロードを

渡り、伝来してきたと・・。

かつても、水分補給に適した野菜と重宝されたようですが、旅人たち(?)も胡瓜を食べつつ、

日本にやってきたのかな・・なんて。

超・定番野菜を見直すきっかけとなりました。

野菜についての歴史も、面白いですね。

久しぶりの更新です。


暑くなってきました!!

暑さにまだ体が慣れていないこの時期、

蒸し蒸しした暑さによって不快感は増すばかりですが・・


この季節に、喉越しの良い食べもの(アイス、果物、ジュース・・)などの

摂取量が増えてしまうために、食事のバランスが崩れてしまう方が多いです。


血糖値、中性脂肪値、体重・・と気にされている方は、食べる量に気を付けていきましょう。


最近は、いくつかのメーカーが80kcalの低カロリーアイスを売り出していたり、

ジュースなら低甘味料や、ゼロカロリーの飲料も多くの種類があります。


そういった商品を、日々の食べすぎてしまう食生活には、適度に利用されてはと思いますが・・


ゼロカロリーだからって、取りすぎは禁物!


低カロリーを謳った商品は、人工甘味料が使われていることが多いのですが、

人工甘味料は多用してしまうことで甘味に対して鈍感になり、より強い甘味を求めてしまうことに

つながります。

そして、食品の摂取量の増加、血糖や体重のコントロールを乱す原因にもなります。


何でも、食べる量はほどほどに。。



旅先にて有機栽培の緑茶のお店に行きました。

そこの店員さんは、お茶の美味しい飲み方から効能まで、たくさん説明して下さいましたが、

「お茶ポリフェノール」がとても体に良いと力説されたのが印象的でした。


「この食品が良い!」とか「この栄養素が良い!」とかの話の類は飛びつかないぞと思いつつ、話を聞いてました。


ポリフェノールは、赤ワインに多く含まれていると有名です。

そしてポリフェノールとは総称で、食品に含まれるものでも、それぞれ種類があります。

アントシアニンやカテキン、タンニン、イソフラボンなど・・・

一つ一つについて説明するのは、大変なので。


今回のお茶に含まれていると言われたポリフェノールは主にはカテキンのことですが、カテキンは動脈硬化予防に良いとか血糖値上昇抑制に効果があるなど、色んな効能が言われています。高濃度カテキンが売りのお茶が有名ですね。


患者さんから「お茶は○○に効くのか」と質問を受けることが、たまにありますが。

様々な企業・研究機関が謳っていることの否定はしません。

ただ、お茶を飲んでるから、日頃の食習慣の問題点が帳消しになる訳ではなく・・

結局は日頃の食事がどうであるか?ですよね。


喉が乾いたら、ついジュースに手が伸びてしまう方には、お茶に替えていただくことをお勧めします。


規則正しい食事と美味しいお茶で、健康的な食事を送りましょう。